はじめまして。
最近、職場の人間関係に疲れてしまいました。
私は自分で言うのも何ですが割と誰とでも仲良くなれる方で、例えば仲の悪い二人がいたとしてもそのどちらとも仲良くなれることが多いです。
職場では違う部署の部長同士が仲が悪いのに私はどちらとも仲が良かったりとか、同僚でも同じようなことが起こります。
それはそれでいいものの、間に入っている側としてはどちらかと喋っている時にどちらかの悪口を言われるような状況でとても疲れます。
愛想笑いをしているのですがともかくしんどいです。
転職を考えたものの転職したからと言ってこの状況が改善できるわけではありません。
私はどうしたらいいのでしょうか。
(相談者:梨子)
梨子さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
相談文から、梨子さんは協調性が高く、コミュニケーション能力に長けていることが伝わってきました。
これらは、職場を円滑にまわすために必要な長所です。
しかし、多方に気遣いそれぞれの事情を親身に受け止めて続けていれば、精神的に疲れてしまいます。
気を遣いすぎていませんか?
梨子さんのように、各人の主張に耳を傾け、各人に対して『まぁまぁ』となだめる役ができるような人が、職場の人間関係のトラブルに巻き込まれたり、主張の板挟みになっていることが多いです。
誰にも分け隔てなく気遣いができることは素晴らしいことですが、自分の考えや意志を主張できないと、誤解をされたり、八方美人扱いされることに繋がってしまう可能性があります。
- 気遣いは程々に!
- 関わるべきことと、関わるべきではないことをしっかり判断をする
転職をすることで解決するのか?
転職することで、今抱えている『人間関係に疲れる』という状況から逃れられることは確かですが、転職先の人間関係が平和だという保障はありません。
現在、自身の問題で人間関係がこじれているわけではないのに、会社を辞めて解決を図ろうとする選択は非常にもったいないです。仕事にやりがいを感じているのであれば尚更です。
職場の人間関係 上手にかわす3ステップ
職場の厄介な人間関係に巻き込まれ、板挟み状態になってしまった際は、なるべく波風立てず、上手にかわすことが最善の手段だと考えます。
気を遣いすぎてしまう梨子さんにも実践しやすい3ステップをご紹介します。
ステップ1 共感できないことを示す
職場の人間の悪口を言ってくる人は、『そうですよね』『困っちゃいますよね』と同調、共感してほしい気持ちが強いです。
一般的に悪口を言ってしまった後、人は自己嫌悪に陥ることが多いですが、他人を悪く言うことでストレス解消しているという困った人も存在します。
親身になって聞いてあげるから、話す方も気持ちがよくなります。
そのような人には、同調できないことには同調しない、共感できないことには共感しない姿勢を示すことが一番です。
この話題には乗ってこない人だと分かると、同調、共感してくれないから話しても仕方がない、無意味だと解釈します。自身の意思表示は、巻き込まれたくないことを回避するファーストステップです。
ステップ2 受け止めすぎない
梨子さんは、双方から聞く悪口や相手に関する相談事を真剣に受け止めすぎていませんか?
そもそも悪口や相談事は双方の問題です。
アドバイスがあればサラッと伝え、それで梨子さんの役目は終わりです。
転職を考えてしまう程、他人の悪口や相談事に向き合う必要はありません。
職場には色々な人間がいて、様々な個性を持ち合わせた人と一緒に働くわけですから、『意見のすれ違い』『合う合わない』があるのは当たり前な環境なのです。
ステップ3 一緒にいる時間を少なくする
悪口や相手に関する相談事を聞く機会を減らす行動パターンにシフトします。
相手を徹底的に避ける、話をしないという大人げない手段を取れということではありません。
業務上の話や軽い世間話以外は、少し距離を置いてみるということです。
例えば梨子さんの場合、同僚と一緒に行っていたランチで悪口を聞かされていたなら、一人ランチに切り替えてみたり、部長が愚痴る飲み会への参加を断るなどの方法があります。
『この人達と関わると自分が疲れてしまう』という時間を減らし、気が合う人とランチに行ったり、話したことのない人と会話してみる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
愛想笑いをしてお茶を濁すのではなく、話題を変えたり、自身の考えを伝えて愚痴を封じるなど、不愛想になりすぎない範囲で少しずつ実践してみてはいかがでしょうか?
梨子さんが抱えるしがらみが少しずつ晴れますように!
くよくよRoomは応援しています!