「上司が仕事ができないのでイライラします。対処法はありますでしょうか。」

『完璧な上司なんていない』ことを再認識する

上司とは『自分より有能で、優れたリーダーシップを取れる人』だと思っていませんか。
完璧な人間がいないように、完璧な上司なんて存在しません。
過度な期待を捨て、短所だけでなく上司の優れている部分も見つけられるゆとりを持ちましょう。

イライラしている自分を落ち着かせる

上司の仕事ぶりにイライラしてしまう時は、自分自身に余裕がない時に起こりがちです。
膨大な仕事量を抱え、迫る納期に焦り、残業で疲弊していたり。
また仕事だけでなく、プライベートで悩み事を抱えていたり、体に不調がある時はいつもより過剰に上司の言動が気になり、腹が立つことがあります。
そういう時は、イライラしている自分自身への対処が先決です。

深呼吸で気分転換

仕事ができない上司にイライラしたら、まず落ち着いて深呼吸をします。
イライラが発生した場所から、一旦離れましょう。
トイレまでの道のりを深く深呼吸をしながら歩くだけで、少し気持ちを切り替えることができます。ストレスで浅くなった呼吸を深い呼吸で整え、軽く体を動かし、体内の老廃物を出してあげる一連の流れは自身の体はもちろん、心にも良いことです。
『こんな方法でイライラなんて解消されないでしょー』って思いますよね。
案外こういう単純なことで、負のイライラスパイルを断ち切れることがあるんです。
簡単に気分転換できる方法のひとつですので、騙されたと思って一度試してみてください。

上司への礼儀を忘れない

仕事ができない上司にイライラしても、それを態度に出してはいけません。
感情的な態度は、上司は勿論のこと他のメンバーからの評価も下げ、あなた自身が損することに繋がる可能性があります。上司の指示に対して異議を伝える時こそ、礼儀を忘れないようにしましょう。
一緒に仕事をする間柄であることを忘れてはいけません。

もっと上司とコミュニケーションを図る

もしかしたら『上司は仕事ができない』のではなく、『現場の状況を把握していない』だけかもしれません。
上司を含めたチームでのミーティングを増やし、進捗状況や課題点等をすり合わせる時間を作りましょう。
そういった話し合いから、上司側・部下側が考える仕事の優先度や問題に対する取り組み方を知ることによって、双方の認識のずれを解消することができます。
特に上司に指示された仕事に不服がある場合、事前に自分の意見やアイディアをまとめておき、ミーティングで提案してみましょう。
提案した際は、上司の意見もしっかり聞き、取り入れることが大切です。

自身の向上のチャンスと捉える

仕事ができない上司を変えることは難しいですが、問題解決のために行動した自分の経験値は確実にレベルアップしています。
このような経験を糧にどんどん成長して、上司の危機感を煽ることもひとつの手です。
気が付いたら上司の上司になっていた！なんてことが起こるかもしれません。