今の仕事をはじめて1年立ちますがどうしても合っている気がしません。
こういう場合、仕事を辞めることを検討してもいいものでしょうか。
(相談者:ゆきを)
ゆきをさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
自身に合わない仕事でも1年は続けてみたのですね。
1年続けてみたことで『自分には合わない』と確信したのでしょうか。
仕事が合わないと思った時の対処法
ゆきをさんは具体的にどのようなことに合わないと感じましたか。
一般的にいわれている仕事が合わないと感じる3つのパターン別に対処法をまとめました。
1. 性格的に向いていない場合
- 体力がないのに、力仕事が要求される体力勝負の職場だった
- 人と積極的に話すことが苦手なのに営業部署に配属されてしまった
- 単純作業が続くことがしんどい、もっとテクニカルなことに向き合いたい
- クレーム担当になったがクレームを真正面から受け止めてしまう性格のため、毎日精神的につらい
体力的・性格的に向いていない仕事に悩んでいる場合には、上司に事情を話し部署異動が可能かどうか相談してみましょう。
私が以前勤めていた会社では部署異動はめずらしくなく、異動希望を叶えて営業職からバックオフィス移動し活躍されている方が何人もいました。
上司に部署異動を希望している旨を伝えることは勇気がいることですが、不安点・不満点は伝えることで現状況の問題提起になり、環境が改善する可能性もあります。
『異動はできない』と言われれば、転職活動をはじめるまでです。
2. 社風が合わない場合
- ブラック企業体制が根付いている
- 年功序列で昇進が見込めず、未来が見えない
- 後輩・部下イジメが日常化している
- 新しいことを取り入れない、挑まない
社風を変えることは難しいです。
自らが率先して職場の環境を変える、体制の見直しを提案するなど改善に向けた働きは簡単ではありません。
まれに役員幹部の入れ替わりや経営改革が行われた時、会社の合併などによって変化が望めることがあります。
また職場の雰囲気や人間関係などは、意識改革や人事異動で解決する場合もありますが、どちらも『時が解決する』という事案です。
それまで待っていられません。
自分に合った会社で働きたいですよね。
その近道はやはり転職することだと考えます。
特に年功序列などで自身の力が発揮できないという場合には、成果主義の会社へ転職するのが望ましいでしょう。
3.興味が持てない場合
- 自分の業務がどんなサービスの、どの過程に携わっているのか分かりにくい
- 主力サービスに賛同できないため、営業に力が入らない
- 改善案を出しても通らず、一向に進歩が見えないのでどうでもよくなった
- 上司に指示されたことだけしかできないのでつまらない
私も仕事内容に興味を持てなかったことがあります。
単純作業やつまらないサービスに関する仕事に対してはやる気が出なかったです。
興味が持てない仕事から脱する方法のひとつとして受け身の仕事から卒業するということを意識して行動しました。
◆上司に指示されたことだけしかできない
⇒ 自分で仕事を見つける、できることを探す
⇒ やりたいことやアイディアは積極的に提案する
⇒⇒ 『これをやってみないか』と新しい仕事を託されるようになった
◆単純作業が退屈だ
⇒ 単純作業が短い時間で終わるように工夫を図る
⇒ たくさんの人数で分割し、一気に消化する計画を立てる
⇒⇒ 効率化の体制が整い、その姿勢が他の作業にも活かされた
転職を検討する際に気をつけたいこと
『会社が合わない』『仕事が合わない』と感じているのに、我慢して働き続ける必要はないと考えます。
無理をして体力的にも精神的にも辛くなってしまう前に、今の仕事を続けながら転職活動をはじめましょう。
何が合わないのかを明確化する
『何が合わないのか』『何に不満を感じているのか』を明確することはとても大切なことです。
合わないと感じる原因を究明せずに『この仕事は自分には合わないから辞めよう。』と漠然とした理由のまま転職活動をはじめてしまうと、再度自分に合わない仕事に就いてしまうという失敗を繰り返してしまいます。
会社の情報収集をする
『こんな社風だとは思わなかった。』『思っていた業務内容と違う。』というようなことにならないためには、会社情報を事前にしっかり調べておくことが重要です。
会社の公式HPやSNSだけでなく、企業の評判サイトキャリコネなども参考にしてリアルな声から社風や職場の雰囲気を事前にチェックしておくこともおすすめします。
今の会社を辞めずに転職活動をはじめる
『仕事が合わない。辞めたい。』とパッと退職してしまうのではなく、今の会社で働きながら転職活動をしましょう。
◆働きながらの転職活動を推奨する理由
転職活動が上手くいかない場合、無職の期間が長引くと焦りから自分の転職条件を妥協して転職先を決めてしまうリスクが高まるからです。
妥協して転職先を決めてしまうということは、自分に合った会社を選べなくなるということにつながってしまいます。
転職エージェントを利用する
リクルートエージェントのような転職エージェントサービスは働きながらの転職活動を無料でサポートしてくれるので活用しましょう。
転職エージェントへの登録も相談も無料、希望する会社の社風なども気軽に質問することが可能です。
担当の転職アドバイザーが自分の転職条件に基づき、これまでのキャリアを考慮して自分では思いつかない職業・業種を紹介してくれることがあるので、自分の新たな可能性に気づくこともできます。
ゆきをさん、まずは今の仕事に対して何が不満なのか、整理してみてください。
不満点が明確化したら、現状の会社で改善できるのか、改善の余地がない場合には働きながら転職活動をスタートしましょう。
希望の会社・業種の情報収集をしっかり行い、自分にあった社風、自分が活躍できる会社を見つけてください。
くよくよRoomはゆきをさんがイキイキ活躍できることを祈っています!