「アパレルの仕事を辞めたいけど何て切り出せばいいかわからない」

辞められない仕事はない

まず、いちごさんにお伝えしたいことは辞められない仕事はないということです。

◆いちごさんの不安点

• まだ異動して1週間しか経っていないのに辞意を伝えるのは失礼だろうか
• 転職先も決まっていない上に、はっきりと伝えられる退職理由がないのに辞められるのか

上記のような状況でも仕事は辞められます。
ただし仕事に就いてからすぐに辞めるということは、現場には迷惑がかかります。

多少の文句や嫌味を言われることは覚悟しなくてはなりません。
一度引き受けた仕事を自分都合で辞めるわけですから、当然です。
『多大な迷惑をかけて申し訳ない』という姿勢で辞意を伝えましょう。

辞意は店長に伝える

辞意を伝える順番ですが、まずはお店で一番偉い人・責任者に伝えます。
いちごさんの場合、店長に伝えてください。
店長を飛び越えて社長に言うことは避けましょう。

店長はお店の状況を把握し管理する責任があります。
いちごさんが急に辞めた場合『どういう状況になるか』『どのようにお店をまわすか』などの対策を打たなくてはなりません。
店長から社長に辞意の申し出があった旨を報告する流れが一般的です。

退職理由は慎重に

お店の閉店後や忙しい時間を避け、店長に直接辞意を伝えます。
その際、退職理由を伝えなくてはなりません。
退職理由は慎重に考え、準備することが大切です。

なぜなら忙しいお店の場合、退職理由が『接客スタイルが合わない。自身には続けることが難しい。』などと伝えれば『まだこのお店に配属されたばかりだからだ。慣れれば大丈夫。』などと引き止められる可能性があるからです。

冒頭で少し触れましたが、私が派遣先を3日で辞めた際の退職理由は『体調不良で勤めることが難しくなった』と伝え、了承してもらいました。
正直に業務内容の不満を挙げれば『業務内容を改善するから残ってほしい』と言われかねないからです。

体調不良の人に辞めるな働けとは言えないですし、退職後すぐに働いていることがバレても『体調が回復したので少しずつ働いています』と伝えれば問題ありません。

次の転職先が決まるまで頑張ってみる

自分に合わないところで仕事を続ける必要はないと思います。
しかし、転職先を決めずにパッと辞めてしまうのはリスキーです。

転職先が決まらなければ無収入期間が長引く
↓
焦りから妥協して転職先を決めてしまう
↓
再度自分の条件に合わない会社に就職することになってしまう

上記のようなリスクを避けるためにも、転職先が決まったらお店を辞めることを目標に転職活動をはじめてみてはいかがでしょうか。
私の友人は辞意を伝えた際、上司に『1ヵ月以内に人材を確保するから、それまで勤めてくれないか。』と提案されて、その1ヵ月の期間で働きながら懸命に転職活動をしていました。

働きながら転職活動する際は、転職エージェントサービス(リクルートエージェントなど)を活用することをおすすめします。
接客業を続けていきたいと考えているのであれば、転職アドバイザーに『ノルマが無い、接客いけいけではないショップを希望している』など、自身の譲れない転職条件をしっかり伝えることで、自分の希望に合った求人を紹介してもらえます。
転職時の不安点も無料で相談することが可能です。

◆辞意を伝える流れ　まとめ

転職準備をはじめる(求人検索や転職エージェント登録など)
↓
退職理由を準備する
↓
店長に辞意を伝える
↓
店長や社長の説得に流されない。退職日などを相談する。
↓
退職日まで勤務をしながら転職活動に励む