向いてないという理由で転職を考えることは甘えでしょうか?
メーカー営業で今年入社4年目になるものです。全国転勤がある会社で、今年初めて転勤しました。転勤先は営業3人の営業所で、仕事がとても多く、今全くこなせず迷惑をかけています。
元々、前の営業所でも、営業向きではないのかな?と思いつつも、仕事量が少なかったのでなんとかこなしていました。
しかし現在は書類のチェックミスが多く、納品の際は忘れ物を取りに戻り時間がかかり、お客様とのアポの計画もうまく建てられず、社内書類の提出期限は間に合わずと悲惨な状況です。
異動して3か月たった今もあまりにも仕事ができず、憂鬱です。自分自身の努力不足と言われそうですが、そもそも向いてないと思う理由で転職をすることについて考えをお聞きしたいです。
(相談者:うどん)
うどんさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
まだ転職先に慣れていない上に仕事が多く忙しい状況の中、営業3人でまわさなくてはならないのは大変ですね。
残業が当たり前、有給休暇も取得しづらい環境なのではないですか?
うどんさんのお悩み「仕事の向き不向き」の問題だけではないと思います。
会社側が「適材適所に人員配置ができていない」「深刻な人手不足に陥っている」と感じました。
「向いてないという理由で転職を考えることは甘えでしょうか」という相談ですが、結論からいうとまったく甘えだとは思いません。
まっとうな転職理由のひとつだと考えます。
まずは今抱えている問題をひとつひとつ整理することが大切です。
何をどう考えて行動するとよいのかをアドバイスしたいと思います。
根本的な原因を探る
転職活動をはじめる前に考えておくべきことがあります。
うまくこなせないのはなぜか
うどんさんが「向いていない」と悩む原因を相談文からピックアップしてみました。
- 以前から営業職は向いていないと感じることがあった
- 仕事が多すぎると、こなせない
- 書類のチェックミス
- 忘れ物をしてしまう
- 計画的なアポ取りができない
- 書類の提出期限に間に合わない
3~6について考えていきましょう。
忙しく人手不足であることも大きな要因だと予想できますが、うどんさん自身「あれもできなかった。これも失敗した。どうしよう。こなせない。」とパニックに陥っていませんか?
ミスを引きずってしまうことで、やるべきことに集中できなくなってしまいます。
まずは落ち着いて、ひとつずつ確実にタスクを消化し精神的にも身軽になりましょう。
ミスを減らし仕事を早く終わらせるコツ
3~6については、これからどんな会社に転職しても逃れられないビジネスの基本となることばかりなので、今のうちに自身に合った対処法を見つけておいた方がよいです。
私も忙しく仕事がうまくこなせずに残業していた日々がありました。
ミスが更に仕事を増やすんですよね。
これらの経験をもとに、ミスを減らして仕事を終らせるコツをご紹介します!
◆ミスを繰り返さないように工夫する
⇒ミスに落ち込むだけでなく、なぜミスが起きたのか原因究明する。見直し回数を増やすなど、対策を立てる。
◆優先順位を見極める
⇒大量の仕事の中で何からやるべきかをきちんと考えてから行動する。
◆できないことは断る
⇒できると言ってできない方が迷惑をかける。断る力を養う。
◆うまくこなしている先輩にコツを聞く
⇒「お客様とのアポの計画が上手く立てられない」と悩んでいるのであれば、先輩に相談してみる。よい方法はすぐ取り入れ実践する。先輩だけでなく、本なども参考に。
◆分からないことはすぐに確認・相談する
⇒分からないことやつまづいていることを後回ししていると、余計に自分の首を絞めることになる。相談することで上司は進行状況も把握できる。
◆完璧を目指さない
⇒経理など間違えられない仕事は丁寧に。資料作成のような正解がないものに時間をかけて完璧を求めるようなことは避ける。自分が完璧だと思ってもやり直しになることがあるため。
仕事量が多く人手不足が要因で、通常ならできることもできなくなってしまうことがあります。
しかし、上記のようなコツを自分のものにすることで忙しい環境でも仕事を消化しやすくなります。
問題が解決すれば今の会社に勤め続けたいか
今抱えている問題が解決したら、今の会社に勤め続けたいですか?
- 人手不足が解消された
- 仕事量が減り負担が少なくなった
- 転勤先の仕事にも慣れて仕事をこなせるようになり、ミスもしなくなった
今の会社に勤めた理由や自身の目標、やりがいを感じたことなどを振り返り「会社を辞めても後悔はないか」転職前にもう一度考えてみてください。
「苦手」を手放して「得意」に向き合う
私は昔から自分の直観や感情を大切にしています。
「この会社は早く辞めた方が自分の為だ」「この仕事は違った」「苦手だ」「憂鬱だ」「向いていない」このように感じたら、なるべく早くこの環境から離れるようにしています。
もちろん自身が問題に直面するたびに会社を辞めているわけではありません。
出来なかったことが出来るようになるまで頑張れたこともあります。困難を乗り切れたことも。
それができたのは周りのサポートはもちろん、何より自分にとってやりがいのある仕事だったから、この仕事を続けたいという意思があったからだと思います。
仕事をしている時間は人生の中でも長いですよね。
「憂鬱」「苦手」が多い仕事を選べば、自然と辛い時間が増えます。
それなら「好き」「得意」「夢中になれる」の方向を見て進んだ方がよいという考えです。
「向いていない」という自信の経験や直感を信じて、自分は何がしたいのか、好きなこと・得意なことは何か、自分自身にとことん向き合ってみてください。
転職エージェントに相談してみる
いざ転職を考えると「自分に向いている職業が分からない」「得意なことがない」「やりたいことがない」と悩むことがあります。
そのような場合には転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみてください。
転職のプロがうどんさんのプロフィールや経歴、転職条件を考慮し、様々な職業を提案してくれます。
例えば「同じ営業職でも書類作成などは営業事務が全てサポートしてくれるので、今の会社より負担が軽くなります」というような、うどんさんの悩みに寄り添った求人を紹介してくれることもメリットのひとつです。
営業職から異業種への転職をお考えの場合にも、足りないスキルやアピールポイントなどを的確にアドバイスしてくれるので、転職活動の強い味方になります。
どこの転職エージェントサービスを選んだらよいのか分からない場合はこちらにまとめていますので参考にしてください。
⇒私が実際に使ったことのある転職求人サイト
今の仕事を続けながら、隙間時間を利用して相談してみることで自分では見つけられない発見があるかもしれません。
うどんさんが「自分に向いてないかも」と思いながら4年も継続して働いていることってすごいことなんです。
その分、色々なことに耐えて心身の健康が心配です。
あまり無理をせずに「ミスを減らして仕事を終らせるコツ」を少しずつ実践してみることをおすすめします。
そして休日や通勤時間を利用して転職エージェントサービスを活用し、新しい可能性を見つけてください!
行動に移すことで「こんな選択肢もあるんだ」「今の会社でずっと働かなくていいんだ」と気持ちが軽くなりますよ!
くよくよRoomはうどんさんのチャレンジを応援しています!