数日前からパン屋の製造でアルバイトを始めました。
契約時に店長から「少しだけ力が必要だ」と言われました。
スポーツをやっている関係で元々腰を痛めていたが、少しなら大丈夫と思い契約してしまいました。
しかし、実際は重いものの持ち運びや掃除などの肉体労働でした。
その結果腰痛が再発してしまい、これ以上続けたら悪化してしまうと思いました。
悪化する前に今すぐにでも辞めたいと思っているのですが、腰痛を理由に辞めることは可能でしょうか??
また、お互い納得してスムーズに辞めるにはどのように言えばいいでしょうか??
教えてください。
(相談者:O)
Oさん、こんにちは。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
腰痛持ちで重いものを運ぶ肉体労働は辛いですね。
私の友人も足腰が強いわけではなかったのに引っ越しのアルバイトを選択し、腰痛を発症しました。
アルバイトはすぐに辞めていましたが、あれから10数年経った今でも、腰痛の持病と闘っています。
腰痛は立派な退職理由!
Oさんは腰痛を理由にアルバイトを辞めることに不安を感じているようですが、腰痛は立派な退職理由になります。
どんな仕事でも辞められない仕事はありませんので、安心してください。
無理をして働き続けると、更に腰痛が悪化してしまいます。
会社はOさんの体は守ってくれません。
自分の体は自分で守りましょう。
自分の体とは一生の付き合いです。
すぐにでも腰に負担がかかる仕事から離れて、自分の体を大事にしましょう。
お互いがスムーズに辞められることは少ない!
Oさんのお悩み「お互いが納得してスムーズにバイトを辞めるにはどのように言えばいいでしょうか」ということに関して答えると、どんなアルバイトでも辞められますが、バイト先に迷惑をかけずスムーズに辞められることは少ないと覚悟してください。
アルバイトを辞めたいと伝えた際、表面上スムーズに承諾されていても、アルバイト先は混乱・動揺しているものなのです。
▼例) 「アルバイトを辞める」シチュエーション
◆バイトを辞めたい人
「腰痛が再発し、肉体労働を続けることが難しくなってしまったため、◯日限りでアルバイトを辞めさせていただきたいと思います。ご迷惑お掛けし、申し訳ありません。」
↓
●上司や職場のメンバー
「腰痛なら仕方ないね。」
「そうなんだ。わかった。お大事にね。」
↓
◆バイトを辞めたい人 (心の声)
すんなり辞めることができてよかった!
↓
●上司や職場のメンバー (心の声)
「はぁ…シフトどうしよう。困ったな。」
「明日からの作業は誰に頼もうか。」
「アルバイトの募集かけなきゃ。」
「また新人教育が……振り出しに戻るな。忙しいのに。」
上記が、バイトを辞めたい人が「スムーズに辞められた!」と思っても、アルバイト先には迷惑をかけるという例です。
人員が足りているところは困らないので、比較的すんなり辞めることができることが多いです。
しかし、人材確保に苦労しているところもありますし、時間やお金をかけて募集・研修しているので、それが振り出しに戻ると落胆は大きいですよね。
そのため、アルバイトを辞めたいと切り出した際「急に辞めるなんて困るよ~」「本当に?病院でドクターストップかかったの?」など、多少の嫌味を言われたりすることは覚悟してください。
怒られたり嫌味を言われても「自分が急に辞めることで職場のメンバーに迷惑をかけて申し訳ない」という姿勢を忘れないように伝えることが大切です。
無理を強要するアルバイトはブラック!
お伝えしているように、辞められないアルバイトはありません。
腰痛が悪化したので辞めたいと伝えたのにも関わらず、無理をさせる、労働を強要するようなことがあれば、ブラックバイトです。
威圧的な言動に屈し、弱みを見せるといいように漬け込んできます。
脅しや理不尽な命令に従うことなく、すぐに回避してください。
軽作業を提案されたらアルバイト辞めないのか?
腰痛が原因で辞めることを伝えた際、上司から「作業内容を変更するから辞めないで残ってくれるか」と交渉されることも想定しておく必要があります。
▼例) 引き止められ方・交渉内容
◆肉体労働ではなく、腰に負担の少ない作業に移行するから辞めないでほしい。
◆人員不足で困っているから、次のアルバイトが決まるまで勤めてくれないか。
◆重い物は運ばなくていいから、●日までいてくれないか。
以下のように引き止められた時にどのように答えるかを準備しておくと、情に流されることなく辞意を伝えることができます。
また、腰に負担の少ない作業などを提案された場合、どのような作業内容なのか、どの作業をしなくてよいのかなどをしっかり確認してから返答しましょう。
会社も「アルバイト=すぐに辞める人が多い」ということはある程度想定していますし、慣れている部分もあります。
入ってすぐに辞めたいと伝えることは少し勇気がいることですが、自分の体のためにも今すぐに「続けることが難しい」旨を上司に伝えてください。
理解ある常識的な上司であれば、耳を傾け了承してくれるはずです。
次に選ぶアルバイトは腰に負担がかからない仕事を選んでくださいね!
Oさんの腰が良くなりますように。
お大事にしてください。