私は人生初バイトで居酒屋で働いています。
まだ2回しか働いていませんが、正直もう辞めたいです。
初っ端から長時間入れてしまった私も悪いと思うのですが、2回とも、バイト中体力的にも精神的にも辛くてお客さんの前でも泣きそうになったし、家に帰っても涙が止まりませんでした。
また、バイトの事が気になりすぎで眠れなかったし、あと2回シフトが入っていますが考えるだけでも頭痛がしてきて、行きたくないです。
店長さんや他の方も色々教えてくれて決していじめられているとかいうのではないし、お客さんに怒鳴られた等という決定的な出来事もないので言い出しづらいです。
面接時にも長期で働くと言っていたのにたった2回で辞めると言うのは凄く申し訳ないのですが、本当に続けていける自信がなく、今すぐにでも辞めたいです。
どうしたらいいでしょうか。
(相談者:もーりー)
もーりーさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
初バイトなんですね!
居酒屋バイトはお客様からのオーダーも多いし、ジョッキは重いし大変そうです。
相談文から、初めての戸惑いや緊張が伝わってきました。
私のたくさんのアルバイト経験を交えて、辞めるメリット・デメリットをお伝えします。
そんなに辛いなら辞めても大丈夫
結論からいうと家に帰っても涙が止まらない、眠れないくらい辛くなってしまうのであれば、無理せず辞めてしまった方がいいと思います。
「嫌だ……辛い」と感じることを無理して続けても、心身の健康を害しますしね。
嫌なことにたくさんの時間を割くことも、もったいないです。
私はバイトが辛くて泣いたり、眠れなくなったりしたことがありません。
もちろん、新しい仕事にものすごく緊張したり、ミスをしてお客様に怒鳴られて落ち込んだりしたことはありました。
「バイト行きたくないな。サボりたい。」としょっちゅう思ってましたよ。
それでも続けられたのは、一緒に働くメンバーに恵まれていたからかもしれません。
分からないことは丁寧に教えてもらえましたし、ミスして落ち込んでも励ましてくれました。
できなかったことができるようになることも楽しかったです。
涙が止まらないほど辛いということは、居酒屋バイトがもーりーさんに合わなかったということではないでしょうか。
私も、居心地のよく相性のよかったバイトは2年以上続いたのですが、自分の直感で「合わない。ここに長くいると危険だ。」という感じたバイトは3日で辞めています。
◆オフィスワークで研修体制が整っておらず、誰も何も教えてくれない中、金額の大きい請求書を作成しなくてはならなかった
(先輩は激務でオフィスに居ることがなかったので質問もできない、これを全て引き受けるのは重荷だ、逃げよう!と思った)
◆レンタルビデオ店でバイトのたびに気味の悪いお客様に話しかけられた
(シフト時間を変えることができなかったので、危険回避)
今振り返っても自分の直感は正しかった、辞めてよかったと思っています。
自分の直感は大切にしてください。
怒られる覚悟で辞める
辞めることを言い出しづらいと悩まれていますよね。
「面接で長期で働くと言ったのに」「色々教えてくれたのに」
もーりーさんの相談文から「すぐに辞めるなんて申し訳ない」という気持ちが伝わってきました。
連絡もせずにバイトを辞める人が多い中、もーりーさんはとても真面目な方なんですよね。(その誠意、大切にしてください)
私も3日で「辞めたい」と採用してくれた上司に打ち明けることは、とても勇気がいることでした。
「体調不良」を理由に辞めています。
なぜかというと「仕事内容への不満」「自分に務まるのか不安」という理由では、上司に「問題解決のため対応するから辞めないで」と説得されて、辞められなくなるからです。
「入ったばかりなのに困るよ!」「●日のシフトまで入ってよ!」など、文句を言われたり怒られることは覚悟します。
急に辞めることは本当に迷惑をかけるので。
でも何を言われても自分の意志を通して「急に貧血が悪化し、接客を続けることが難しくなりました。ご迷惑おかけし、申し訳ございません。」と平謝りして辞めました。
平謝りなんてちょっとビビる話をしてしまいましたが、バイト先の上司も「バイトはすぐ辞めるもの」という認識を持っているで、ガチガチに身構えなくても大丈夫ですよ。
案外あっさりと了承してくれましたし。
辛いことを明確化する
バイト中、体力的にもしんどくなってしまうのは分かるのですが、精神的にも辛くなってしまう具体的な原因は何ですか?
具体的な原因を明確化してみましょう。
なぜなら「辞める」「辞めない」を決断する際にとても役立つからです。
考えられる「精神的に辛くなる具体的な原因」を推測してみました。
辛いことと一緒に、どうしたら解決できるか書き出してみると、自分の悩んでいることを把握することができます。
◆何回もオーダーミスをしてしまう
⇒新人なんだからミスは当たり前
⇒先輩だって忙しいとミスはする
◆同僚の仕事の速さに焦ってしまう
⇒右も左も分からないことだらけなのだから、はじめからテキパキこなせるわけない
⇒仕事に慣れればスピードがついてくるはず
◆メニュー把握・テーブルセッティング・テーブル番号・レジ・掃除など、やるべきことが多すぎて覚えられない
⇒まだ2回しかやってないから、数をこなせば自然に覚えるから大丈夫
⇒先輩にどんどん聞いて教えてもらおう
◆お客様と会話するのが嫌だ、接客が苦手だ
⇒居酒屋を辞めて次は接客がない・接客が少ないバイトを選ぼう
上記のように書き出してみると「もう嫌だ。逃げたい。できない。」という漠然とした大きな不安を少しずつ崩していくことが可能です。
乗り越えた人にだけ見える景色がある
もーりーさんはまだ2回しか働いていない新人です。
新人がはじめから失敗なく完璧にこなせるわけありません。
ですから「オーダーミス」や「同僚の仕事の速さ」にパニックにならなくていいんです。
居酒屋さんは忙しいですし、やらなくてはならないことがたくさんあって「キャパオーバーだ……」とお手上げになる気持ちも分かります。
私の経験上、数をこなし慣れてくると出来るようになるんです。
はじめは分からなくても、気がつくと身についていること、自然に覚えられたことがたくさんありました。
◆辞めたら出来ないまま「向いてなかった」で終わり
◆でも、辞めずに続けてみたら「できるようになった」「理解した」「経験を積めた」
大げさに聞こえるかもしれませんが乗り越えた人にだけ見える景色があるということはお伝えしておきたいです。
バイト経験を無駄にしない
人には簡単なことも、自分には難しいことがあります。
例えば、同時に違うことを進めることができない、新しい作業に入ると頼まれていたことを忘れてしまうなど、向き・不向きも人それぞれです。
今回のバイトで辛くなった原因など、実際働いてみて分かったことを次のアルバイト選びに活かしてください。
例)「接客が苦手」「同時進行が苦手」だった場合
◆ひとつのことに集中できるデータ入力の仕事を選ぶ など。
もーりーさん、今度バイトを選ぶ際は「勤務地」や「時給」だけでなく、自分に合ったアルバイトは何か、興味があることは何か、色々模索してみてください。
働くって大変なことの方が多いですが、バイトでしか得られないおもしろさもあるんですよ!
もーりーさんに合ったバイトが見つかって、楽しく働けますように!