こんにちは。まさに今……という話なのですが、仕事でやることなすことすべてが上手く行っていません。
気付いたら結構長い時間が経っているのですが、こういう時どうすればいいでしょうか。
あまりにも上手くいかなすぎてどうしたらいいのか途方にくれています……
(相談者:山下)
山下さん、こんにちは!
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
『仕事でやることなすことすべてが上手くいっていない』
『気付いたら結構長い時間が経ってしまっている』
山下さんがお悩みのこの状況、私にも経験があります。
私の場合、以下のような時にどつぼにはまり悩んでいました。
- やらなければならないことが山積している
- 自分にとって難しい仕事、ハードルの高い作業に直面している
- 膨大な量の単純作業など、気の進まない仕事を抱えている
どつぼにはまってしまう原因は人それぞれですが、仕事がうまくいかず、時間だけが過ぎていく状況をどのように切り抜けるべきか考えていきましょう。
私の経験を基に解決方法をまとめてみました。
何をやってもうまくいかないってどんな状況?
仕事でやることなすことうまくいっていない時、どのような状況に陥っているのか振り返ってみましょう。
うまくいかない悪循環のループ
仕事が絶不調だった頃の私は、以下のような悪循環のループから抜け出せないでいました。
1. 『また失敗するかもしれない』『自分にはうまくできるはずがない』など、思い込みや恐怖心から『どうしようどうしよう』とパニック状態に陥っている。
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2. パニック状態なのにも関わらず、やるべきことが多すぎて、もしくは自分にはハードルの高い業務のため、今の時間に何から手をつけるべきかわからない。または、自分がやりたくないと思っている仕事をはじめられない。そして手がとまる。
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3. つらい現状から逃げたくて、ネットニュースをチェックしたり、SNSを眺めてしまう。気づけばあっという間に貴重な時間を無駄に消耗しており、タスクが終わってないことに焦って、更に追い詰められる。
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4. 時間に追われ『やっつけ仕事』をした結果、納得のいく仕事が出来なかった罪悪感と『やっつけ仕事』に対する社内評価も気になり、『ちゃんとできない自分』を責めて自信を喪失する。
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5. 『この仕事を続けることができるのか』と不安に苛まれた状況であっても、すぐにやらなくてはいけない仕事は待っている。
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山下さんは、このような悪循環のループに心当たりはありませんか?
何をやってもうまくいかない時の対処法
ではどうすれば、この悪循環のループから抜け出せるのでしょうか。
私自身、やるべき仕事が山積し、苦手意識のある業務が原因でうまくタスクをこなすことができなかったり、うっかりミスを繰り返して落ち込む時期がありました。私が最悪な状況を少しずつ改善することができた5つの方法をご紹介します。
1. 自分の役割・求められていることを再認識
どんな仕事においても、『スピード感』『仕事の質』は重要視されます。
求められている『スピード感』『仕事の質』は、業務内容や置かれている状況によってさまざまに変化します。
- はやい決断を迫られている
- 時間はたくさん設けるから、質のよいものがほしい
- 作業のスピードが第一
- すばやく対応してほしい(早急に動いてほしい)
ひとつの仕事に対し、自分の役割、今自分に求められていることをもう一度しっかり再認識しましょう。あらゆる状況を察知する力をつけることで、『質』を重視するのか、何より『スピード』重視なのかを見極めます。
2. 優先順位を把握『ToDoリスト』の作成
自分の役割、求められていることをしっかり把握できていれば、優先すべき仕事がみえてきます。
ToDoリストを作成し、やるべきこと、課題を書き出し整理しましょう。優先順位の把握や、細かい作業の抜け防止に役立ちます。
記述の際、大きな作業は細分化して記述することがポイントです。
例えば『プレゼン資料の作成』ではなく、
- 主軸となるテーマ決め
- プレゼンの構成
- 資料集め
- 資料デザイン決め
このように作業を細分化し、それぞれに必要な所要時間を考え、計画します。
『プレゼン資料の作成』と考える身構えてしまいますが、『資料集め』なら手がつけやすく、作業も進んでいるのでストレスになりません。
完了したタスクを消していくことで達成感を味わうことができ、同時に安心感がうまれます。
また、別の欄にプライベートな用事も書き出しておくことで、仕事の合間に『あれ、忘れずにやらなきゃ』と気が散ることがなくなるのでおすすめです。
3. 準備を工夫する
時間に余裕がある時には、作業の事前準備をしておきましょう。
- オフィスワーク → 資料のテンプレート作成
- サービス業 → 業界のビジネスモデルや世間のブームなどの情報収集
- 職人 → 道具のメンテナンス など
準備が万全だと、いざ忙しくなった時にも精神的にも余裕をもつことができます。ただ準備するのではなく、準備しながら学んだり、準備段階で効率化を図る工夫などをしておけば、自分が楽になるだけでなく、スキルアップにもつながり一石二鳥です。
4. 場数と練習が重要
一見、仕事ができそうな人も失敗したり落ち込んだりしています。
仕事をうまくこなすには、どんな職業でも場数と練習が重要です。
人前で話すことも、資料の作成やデータの集計も、コックのつくったおいしい料理も、数をこなしてうまくなっていきます。根性論は好きではありませんが、何事も試行錯誤してコツを掴んでいくものなのです。
5. 早めに相談する
ひとつの作業につまずいたらすぐに先輩に相談しましょう。
私の場合、提案書など、何ページも仕上げた完成後に聞きにいくのではなく、少し作成したら一旦途中で確認してもらうようにしていました。完成後、相違点がみつかりほとんどがやり直しになってしまようなことも予想されるからです。
疑問点や難題にぶつかった時、まず自分で調べて解決手段を考えます。それでもわからない時は、すぐに先輩に相談します。
以前の私は『相談したら迷惑かも。こんなことも自分で解決できないのかと思われてしまうかも。』と考えてひとりで悩んでいました。しかしある時、自分で何時間もつまづいていた作業を先輩に相談したら、数分で解決したことがありました。それからは、自分の考えをもった上でなるべく早く相談するようにしています。
相談することで、疑問点が解消されるだけでなく、先輩の仕事の仕方『コツ』を学べる貴重な機会と捉えるようになりました。
山下さん、まずは深呼吸をしてToDoリストを作成することからはじめてみてください。簡単なことからクリアしていけば、小さな達成感が大きな自信につながります。ご紹介した5つの対処法を少しずつ取り入れることが、やることなすことうまくいかない悪循環のループから抜け出す一歩になります。
山下さんが仕事の波に乗って、いきいき働けますように。
くよくよRoomは山下さんを応援しています!