「仕事の相談を上司にする際のポイントは？」

『仕事上の悩み』は上司に相談！

結論から言うと、仕事上の悩みは躊躇せずに上司へ相談してみましょう。
部下の声に耳を傾け、それに対して助言することは上司の重要な役割のひとつです。
部下からの真剣な相談に対して『面倒くさいやつだ』『そのくらい一人で解決しろよ』と煙たがる上司は『上司失格』だと思います。
上司は部下からの勇気ある相談によって、今まで気づかなかった職場の人間関係や業務上の問題に気づくことができ、改善のきっかけになる場合があります。
『こんな些細な上司の迷惑になるのでは』と遠慮することなく、思い切って相談してみてください。理解ある上司ならあなたの力になり、解決に導くためのアドバイスをくれるはずです。

上司に相談する際、注意したい事

上司に相談する際の注意点です。以下の注意点を気にすることなく相談してしまうと、上司からのあなたの評価が下がってしまったり、多忙な上司を困らせてしまう可能性があります。

• 相談中、泣き出す
• 複数の上司へ相談する
• 終始悪口を言う
• アドバイスを実践せずに、相談を繰り返す
• 頻繁にメールで相談する

上記の中で一番やってしまいがちなのが『頻繁にメールで相談する』ことです。メールのみで悩みを相談することは、返信する上司の手を煩わせるだけでなく、状況がきちんと伝わらなかったり、返信内容に疑問点があった際も再度メールでお伺いするという非効率を生み出すなど、デメリットしかありません。上司への相談はメールではなく、面と向かってしっかり伝えましょう。

上司へ相談する前に悩みを整理しておこう！

上司を前にすると緊張してうまく話せなくなることはありませんか。
私も上司に相談した際、感情が高ぶって同じことを繰り返し話してしまったり、相談後『あの件を伝えていなかった』『こんな提案もできた』と後悔したことがありました。

そんな失敗をしないためにも、上司へ相談する前に準備が必要です。
チョコレートさんの相談文の中に『人間関係という自分自身にも問題があるかもしれないという悩みで上司に相談していいのか迷っています』とありました。
ここがポイントです。まず、『自分自身にも問題があるかもしれない』ことを明確化するためにも箇条書きしてみましょう。
非の部分をそのまま上司に伝えるのではなく、どうしたら非の部分を軌道修正できるのか、改善できるのかも事前に考え整理して伝えます。もちろん今回はプライベートな相談ではないので、自分中心の考えではなく、会社のこと、部署・グループのことを考慮した改善案が必要です。

◆事前に整理しておくべきこと

• 問題点の明示
• 自分の非
• 改善案

今回チョコレートさんの悩みは、『仕事上の人間関係の悩み』ということなので、それぞれの人が抱えていることや問題点も明瞭化します。これらを整理して伝えることで、上司は『問題点』と『改善案』両方の観点から適切なアドバイスをすることができます。

相談するタイミング

悩みを整理できたら、上司へアポイントメントを取りましょう。
上司に相談する際は上司のスケジュールを事前に確認し、多忙な時期や大きな商談の前後は避けるなど配慮が必要です。
メールにて、仕事上に関することで相談したい旨があることを伝えることがスマートでしょう。

◆メール内容

• 仕事に関することで相談したい旨（詳細に書く必要はありません）
• 相談日時
• 相談場所（落ち着いて話せる会議室を予約しておきましょう）

これらを事前に決めて提示することで、相談を持ちかけられた上司自らスケジュール調整や場所の確保する手間が省けます。