man

先日(※)は、返事ありがとうございました。
主任から今月3日に降格通達があり、10日にただの降格ではなく『懲戒人事』として辞令の紙を渡されました。
1ヶ月前までは、負担かけ申し訳ない。など、労りの言葉を発してたはずなのに、その日の社長の言葉は、高圧的で自分の言葉に対しため息、舌打ちまでされました。
自分の残業時間が増えた理由、課長からの了解、残業禁止の指示が伝わって無かった事を問いかけると、経緯は関係無いし聞いても変わりません。これが決定です!と、全く聞く耳を持って貰えませんでした。
私の周囲の人間はとても良い人達なのでこのまま居たいと思ってます。が、社長・専務からすれば、早く厄介払い!をしてしまいたい。ですよね…。

『辞める』のは簡単だし楽になるでしょう。が、周囲の人間の事、会社の将来を思うと、気掛かりだし一生懸命に尽くしたのに!裏切られた怒りも正直あります。
相談所に相談した場合、どの様な風になるのでしょうか?
社長らを戒められるのでしょうか?
自分の立ち位置を好転させれるのでしょうか?
(相談者:みつを)

(※「なぜ私だけ仕事の責任を取らなくてはいけないのでしょうか」

onayami-soudan

みつをさん、
お返事いただきありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

ただの降格ではなく、『懲戒人事』として辞令を言い渡されたとのこと、会社の理不尽さにショックで悔しかったことでしょう。
以下のような降格理由では、納得できない気持ちも分かります。

降格の理由の不審点
◆6月・7月の2ヵ月間、残業時間が合わせて130時間を越えた。
⇒ 課長は残業を認めていた。

◆担当区域の人のやりくりが出来なかった。
⇒ 最低7人居ないと回せないのに、自分の区域だけ私を含め5人しか配置されないという、理不尽な体制を強いられた。

社長へ異議を訴えても、聞く耳を持ってもらえなかったんですね。
みつをさんのつらい気持ち、お察しします。

労働局の労働相談コーナーに相談したらどうなるのか

やはり、どうしても納得できない辞令については、前回ご紹介した各都道府県労働局の労働相談コーナーに相談してみることをおすすめします。

総合労働相談コーナーでは・・・
○ 解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
○ 性的指向・性自認に関連する労働問題も対象としています。
○ 労働者、事業主どちらからの相談でもお受けします。
○ 専門の相談員が面談もしくは電話で対応致します。
○ 予約不要、ご利用は無料です。
○ 相談者の方のプライバシーの保護に配慮した相談対応を行います。
○ 「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」に基づき、労働相談をお受けするほか、「助言・指導」や「あっせん」をご案内しています。
○ 労働基準法等の法律に違反の疑いがある場合は、行政指導等の権限を持つ担当部署に取り次ぐことになります。
○ ご希望の場合は、裁判所、地方公共団体(都道府県労働委員会など)、法テラスなどの他の紛争解決機関を情報提供致します。

総合労働相談コーナーは、各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内に設置されており、無料・予約不要・秘密厳守で相談することが可能です。

労働局の労働相談コーナー その後の流れ

総合労働相談コーナーに相談する
↓↓↓
問題解決の方向を示し、自主的な解決を促進される
関連する法令や裁判例などの情報も提供してもらえる
↓↓↓
助言・指導について説明を受ける
↓↓↓
事業主に助言・指導を実施する
↓↓↓
助言・指導で解決しない場合は、あっせん制度へ移行(労働問題の専門家が入る)

詳細は、「個別労働紛争解決制度(労働相談、助言・指導、あっせん)」|厚生労働省をご覧ください。図解で分かりやすく解説されてます。

戦うことはリスクが伴う

事業主に『助言・指導の実施』を行うことで、みつをさんが望んでいる『自分の立ち位置が好転して問題が解決する』『社長らを戒める』ことが達成できるかもしれません。
しかし、陰口を言われるようになったり、社長や上司の態度が変わるなど、職場の居心地が悪くなるなどのリスクが伴うことも覚悟しておく必要があります。

間違っていることを正すこと、主張することは大切なことですが、そのことばかりにずっと囚われていてはいつまでも前を向いて歩き出すことができません。

前述の通り戦うことはリスクの伴うことなので、私であれば自身のスキルアップに尽力し、きちんと評価してくれる会社へ転職した方がよっぽど自分のためになると考えています。
(あくまで私の見解なので、最終的には自分自身で行いたいことを判断いただけると良いのかなと思います。)

今の会社だけに拘らずに転職も視野に入れる

今回のようなことが起きても、相談文からは愛社精神が伝わってきます。
みつをさんが今の仕事をずっと続けていきたいと思っているのであれば、今の会社を辞める必要はないと思います。
でも、みつをさんが今の会社に窮屈さを感じており、自分の力を発揮できていないのであれば、会社を辞めずに転職活動はじめてみることをお勧めします。

多くの求人情報を取り扱っている転職エージェントサービスを利用して、さまざまな会社を知ることで自身の視野も広がります。

onayami-soudan

みつをさん、労働局の労働相談コーナーは無料で秘密を守ってもらえます。
モヤモヤして前に進めない、納得できないという場合には、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

みつをさんが、一日も早くイキイキ働ける環境が整いますように!