woman

自分と同じような悩みを持っている人もたくさんいるんだなと思いながら、いつも楽しく拝見しています。
私の相談をさせてください。
私は全国展開のスーパーの社員をやっていて、上司はいわゆる店長に当たる人になります。
異動が多い仕事なので嫌な上司に当たっても一定期間を過ぎれば離れるので気楽といえば気楽なのですが毎回運次第でいちいちご機嫌をとったり、頭を悩ませるのはしんどいです。
そこで管理人さんが今まで会った嫌な上司との仕事の仕方や、対処法についてエピソードがあれば紹介してください。
どうぞよろしくお願いいたします
(相談者:転勤族)

onayami-soudan

転勤族さん、はじめまして。
くよくよRoomをご覧いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

『嫌な上司に対してご機嫌を取る』『嫌な上司に頭を悩ませている』という相談文から、転勤族さんは『嫌な上司とはなるべく関わらないで避ける』ということはせず、どうにか互いが良好に働けるよう懸命に向き合っていることが伝わってきて、とても感心しました。
そんな前向きな転勤族さんの要望にお答えして、私が悩んだ『嫌いな上司』『困った上司』の対処法をパターン別にまとめてみました。

短気な上司

短気な上司と仕事をしていた当時を振り返って思うことは、とにかく『ビクビク』していたということです。ちょっとしたことが地雷となり、怒鳴ったり、電話を切る時に受話器をバーンと強く叩きつけたりしていました。そのたびに自分が怒りの要因でなくとも『ビクッ』と驚き、上司の威圧感に委縮していました。最悪な雰囲気に、現場の士気も確実に低下していました。

対処法

はじめの頃は上司の短気な言動のひとつひとつにビクビクしていましたが、だんだんと言動のパターンが掴めてきました。

『また受話器叩きつけてる。今は機嫌悪いな。提案書の話は後にしよう。』
⇒言動に慣れ、危険回避できるようになる

『タバコ後は比較的話しやすいよ。』
⇒周囲のメンバーと、短気な上司へのちょっとした対処法を共有することで、少し気持ちに余裕が生まれる

『色んな人がいる』
⇒上司の短気を直すことはできません。
『会社で働くということは、色んな人と働くということ』

怒鳴る行為はとても嫌でしたが、幸いなことに怒鳴っている内容の中には正しいと思えることもあったので、上記のようなことで乗り越えられたのだと思います。
理不尽でパワハラに該当する際は、慣れるまで我慢なんてことはせず、信頼できる人に相談しましょう。

業務指示が曖昧な上司

上司より依頼された莫大な量のデータ精査や修行のような単純作業を懸命に仕上げ、提出後『それ、不要になったから』と言われたことが多々ありました。
作業が必要なくなったという連絡も一切なく、提出データに目も通してもらえないことが続くと、モチベーションがだだ下がり、上司への不信感が強まります。
そしてその上司から依頼された作業に意味を見出せなくなり、クオリティも下がりました。

対処法

2回目のデータ提出後『そのデータいらなくなったから』と告げられた時に、
『膨大な量で苦労したんですよ。いらなくなったことが分かった時点でご連絡いただきたいです。』とはっきりと伝えました。笑いながら謝っているところを見ると、これはまた『とりあえずこれやって』と適当な依頼してくるなと思いました。

それからは先に以下のことをしっかり確認するようにしました。

  • 膨大な量のデータ精査は本当に必要な作業なのか
  • システム化して効率化を図れないか
  • メールでの質問を無視し続けられたら要注意、忙しくても上司を掴まえて早急に確認

無視をする上司

私が部署異動になった際、異動先の上司に挨拶をしにいった時のことです。
その上司は挨拶中にも関わらず、パソコンに目を落としたまま何も発せず、最後まで私の顔を見ることはありませんでした。
『ろくに挨拶もできないって人としてどうよ!!!!』と心の中で憤慨しましたが、その時は手が離せないほど忙しかったのかもしれないと思いました。
その予想に反し、挨拶時だけでなく業務に関することでも無視されたのです。もしかしたら聞こえていなかったのかと思い、『申請書の件なのですが…』と再度声を掛けしました。それでも反応がなかったので、居た堪れなくなった私はそそくさとその場を立ち去りました。
勿論、社内で交わす挨拶も完全に無視されます。

『これは一体何なんだ…どうして無視されるのか』と無視をする上司のことで頭の中がいっぱいになりました。
しばらく上司を静観していると、異動してきた私と新入社員を無視していることが分かりました。

対処法

無視する上司は、他メンバーと必要最低限の言葉は交わすものの、コミュニケーションを図ることに消極的なタイプです。歓送迎会等の飲み会にも参加しません。

何より上司は、上司が思う「無駄な時間」を極力避けたかったのだと思います。

異動の挨拶時
⇒「異動の挨拶ごときでノッている作業の手を止めたくないんだよ」

通路での挨拶時
⇒「考え事を遮らないでほしい」

業務に関しての問い
⇒「申請書のことなんて俺に言う前に、別の人間に聞いて仕上げてから提出に来いよ」

上司の無視は、勝手が分からず未熟な私や新入社員が、上司が思う「無駄な時間」を多く発生させたからという結論に至りました。

それからは、メールで飛んでくる上司からの仕事依頼をだた黙々と、懸命に取り組みました。言葉を交わさない代わりに、上司が気になっているであろう作業の進捗はきちんとメールにて報告しました。仕事面での信頼を得て、上司から『話したい』と思われる人材になろうと思ったのです。無視する部分は不快でしたが、上司の仕事をとても尊敬していたので、認められたかったのかもしれません。
社内での挨拶に関しては、『上司が無視するのであれば挨拶なんてしない!』ということが、私にはどうしてもできず、会釈のみの対応に変えました。

地道に約2年続けた結果、上司から仕事について話しかけられるようになりました。嬉しい達成感と供に、信頼を得るって簡単じゃないことを学びました。

onayami-soudan

転勤族さんのように、嫌な上司との問題を乗り越えている人は、働く上で必須のコミュニケーション能力や対応力が自然と身についていくんですよね。
『様々な上司と共に働いている人』と『まったく働いたことがない人』とでは、対応力の差は歴然です。
嫌な上司と働いた経験を糧に、転勤族さんがどんどん飛躍しちゃいましょう!