こんにちは。30代前半に差し掛かった女です。
私の悩みは仕事が続かないことです。
これまでちょっとした理由(人間関係が悪い、仕事に飽きたなど)で仕事を辞め、これまでに5回転職しています。
今の仕事も入社して3ヶ月ですがもう面白みを感じることがなくなってきており辞めたいです。
ただ、もう年齢も30を超えているので転職もどんどん難しくなっているのかなと思い、転職よりも自分を変えたほうがいいのではないかと思うようになりました。
ですが、実際どういうふうに自分を変えたらいいのかがわかりません。自己啓発系の本を読んだりもしたのですがどうしても共感できず……
なにかいい方法があったら教えてください。
(相談者:なーご)
なーごさん、こんにちは!
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
実は私も、転職回数は多いほうですし、常に『自分を変えたい、変わりたい』という気持ちを持っていて、それらの答えを探すように自己啓発本を手に取るところなど、なーごさんと似ているなぁと勝手に親近感が湧いています。
『仕事に飽きてつまらない』と感じるのと同時に『もっとやりがいのある仕事、夢中になれる仕事がしたい』『仕事を継続してスキルを積みたい』という気持ちが生まれませんか。私は『自分に合う仕事』『自分が納得できる仕事』を模索し続けることを大切にしたいと思っています。どのようなことに意識をしたら、つまらない状況を打破し、仕事にやりがいを感じることができるのでしょうか。私が実践していることを交え、まとめてみました。
仕事が続かない人の特徴
まずは『仕事が続かない人』『すぐ仕事を辞めてしまいがちな人』の特徴を把握しましょう。
飽き性なのに『単純作業』を選ぶ人
なーごさんは、飽き性ですか?
ひとつのことを徹底的に突き詰めて、やり通した経験はありますか?
『仕事がつまらなくなったから辞めたい』という気持ちに駆られるのは、単純に『飽き性だから』と判断する人が多いです。しかし、さまざまことに飽きやすくても、仕事は続いているという人もいます。単純に『飽き性だから』と自分の性格に諦める前に、つまらないと感じてしまっている仕事内容について見直す必要があると思うんです。
転職活動の際、自分に飽き性の傾向があるにも関わらず、『楽そうだし、自分にもできそう』というような理由で単純作業の仕事を選んでいる可能性があります。データ入力や仕分け作業など、同じ工程が繰り返されるような業務内容である場合、飽き性の人は作業に慣れてくると退屈になり辞めたい気持ちが強まります。簡単な作業を否定しているわけではありません。単調な仕事の重要性や役割をしっかり認識しないまま作業している人は、作業自体に意味を見いだせなくなってしまうのです。
目標を持たない人
仕事に目標を持つことなく、ただ日々働いているだけでは『やりがい』を感じづらくなります。
入社したばかりの時は、『はやく慣れるため、ただ懸命にその日の仕事をこなす』ということに注力しますよね。しかし、ある程度仕事に慣れて落ち着いてくるころには、自身の目標が固まってくると思います。
目標も立てず、何かを成し得る意気込みもなく働き続けていると、『この仕事をしてよかった』という達成感から遠ざかり『なんのために働いているのか』と空虚感におそわれ、仕事を辞めたくなります。
決断力がある人
仕事が続かない人、転職を繰り返している人を『根性なし』『忍耐力がない』と悪くいう人がいますが、私はそうは思いません。『決断力と行動力がある人』だと考えています。なーごさんからみて、勤続年数が長い人はすごいと思っているかもしれませんが、違う角度からみれば『辞めたい気持ちはあるけど、環境の変化が怖いから耐えるしかない』と悩みながら働いているかもしれません。惰性で勤めることはせず、自分が輝ける場所への探求心が強いといえます。
◆決断力と行動力がある人
『どんなに頑張っても自分に合わない仕事だったから、転職活動をはじめよう』
『会社なんていくらでもある。我慢して鬱々している時間がもったいないから辞めよう』
このようにポジティブに考え、行動する人は短期間で仕事を変えたり転職を繰り返す傾向にあります。しっかりとした理由があって仕事を辞めることは、悪いことだと思いません。むしろ、己を守れているとも感じます。
仕事を継続する方法
前項で述べた通り、意志をもって会社を辞めることは全く否定はしません。しかし、仕事がつまらないことを理由に3ヶ月周期で転職を繰り返すわけにもいきませんよね。私自身も実践している仕事を継続するためのちょっとした工夫をお伝えしたいと思います。
『いつもの仕事』に変化をつける
なーごさんがおっしゃっていた『仕事が続かない自分を変える』というよりは、『仕事への向き合いかたを変えてみる』という方法です。
どんな仕事にも単調な作業はつきものです。特に新人の頃は、退屈と思われる業務を任されることが多いですよね。
いつもの作業をいつものようにこなすのではなく、求められた作業よりワンランク上の仕上がりを目指してみましょう。
- 依頼された作業の役割や重要性をきちんと認識する
- 作業の効率化を図る
- 気づいたことは提案し、どんどん取り入れてみる
単純な作業ほど、作業の効率化が重要になります。効率化を図ることによって自分の仕事が楽になることはもちろん、ワンパターンな作業のマンネリ化を緩和することができます。仕事と取り組みかたを変えることで、気の利いた丁寧な仕事をすると評価され、新しい仕事を任されるきっかけにもなります。
目標を立てる
仕事をする上で、小さい目標と大きな目標を持っておくことが『つまらない』を払拭できる最良の方法です。
小さな目標は1日~1週間以内に達成できてしまうような簡単なものをいくつも作っておきます。それをひとつひとつクリアしていくことで、日々達成感を得られるとともに着実に大きな目標に近づいていきます。
やってみないとわからない
仕事でも趣味でもなんでも、気になったことはチャレンジしてみることで世界が広がります。自分には不向きだと思っていたことが、実際やってみると案外と楽しく感じたり、新たな発見があるかもしれません。そういうことから、自身の長所ややりたい仕事に派生していきます。さまざまなことにアンテナを張っておき、挑戦することで『自分がやりたいこと』『得意なこと』を見つけることができたら、仕事だけじゃない『人生が変わる』と思っています。
『変わらなきゃ』と自分と向き合い続けているなーごさんは素敵です。
漠然とした不安は一旦置いておいて、まずは今のお仕事に小さな目標を立ててクリアし、達成感を味わうことからはじめてみてください。
なーごさんがワクワク仕事ができる日がきますように!