はじめまして。28歳の女です。
前職があまりにもブラック企業だったため退職、そして少し休養した上で転職活動を開始したのですが仕事がまったく見つかりません。
あれこれしているうちに5ヶ月も過ぎてしまい、今度はブランクで転職が不利になるのではないかと考えてしまい焦っています。
一日中まったく落ち着かず、どうしたらいいのかもわかりません。どうしたらいいのでしょうか。
(相談者:ももこ)
ももこさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
ブラック企業でのお勤め、大変でしたね。
ももこさんは現在、失業保険を受給し、ハローワークに通われているのでしょうか。自身では、どのようなに転職活動をされているのか、その辺りが心配で気になるところです。
私も退職後、半年以上転職に手こずった経験があるので、ももこさんの焦る気持ちが分かります。
私の転職経験を活かし、ブランク期間の不安を払拭する方法をお伝えしたいと思います。
求人の幅を広げてみよう
仕事が見つからない、仕事が決まらないのは、自身の曖昧な希望や条件に縛られて、凝り固まっている可能性があります。
もう少し、求人の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
私が転職活動中の話です。
履歴書・職務経歴書・条件からビジネススキルを考慮し、転職サイト
で見かけた案件や、転職エージェントが進めてくれる求人案件を、以下のような理由で幾度となくスルーしていました。
- 異業種だからな
- こんな小規模な会社は嫌だ
プロの目から客観的にみて『この会社、合うんじゃないかな』と提案してくれた案件に対して、『もっと真剣に向き合っていたら何か変わっていただろうか』と、今でもふと考えることがあります。
『妥協しましょう』といっているのではありません。就職できない焦りから、妥協して会社を決めると後悔します。
自分の『譲れない条件』を明確化し、『譲れる条件』をしっかり決めて転職活動することが重要です。
条件や目標が不明確であればあるほど、『本当はこだわらなくてもよい部分』に固執して、選択範囲が狭まってしまいます。
範囲を広げてあげることで、未知なる可能性が発見できるかもしれません。
転職ブランク期間の焦りと不安解消法
求人の幅を広げ、柔軟な視野を持って意欲的に転職活動をするためには、転職ブランク期間が長くなるにつれて増してくる『焦り』や『不安』をうまく解消する必要があります。
『転職活動に不利』に怯えない
現実問題、無職で転職活動期間が長引くと、転職活動に不利に働くことがあります。
- 次の会社を決めてから会社を辞めることはできなかったのか、危機管理能力に欠けるな
- 半年間、どこからも採用してもらえなかった人材なのではないか
ももこさんが心配している通り、上記のような考えを持っている企業がまだまだ多いからです。
だからといって、転職ブランク期間の後ろめたさから面接時に委縮して、自信のなさが伝わってしまうとよりマイナスになります。
どこの誰が言い出したのか分かりませんが、『一般的に転職活動にかかる期間は2~3ヵ月が目安』のような漠然とした情報は軽く受け流しましょう。
そして何より大切なことは、オドオドせずに、転職ブランクがあっても堂々としていましょう。
自信に満ち溢れた人の雰囲気は、人の心を動かします。
書類選考でも面接時でも『会社に貢献できること』『これまでの実績』『目標』を堂々とアピールできれば、転職ブランク期間を霞ませることができます。
転職ブランク期間の理由を用意しておく
無職期間が長いと、面接時には、人事担当者から『転職ブランク期間が長い理由』や『無職の期間にしていたこと』をよく聞かれるようになります。
これら2つの理由をしっかり用意しておくことで、焦りや不安を解消することができます。
働いていない期間だからこそできる、充実した日々を過ごしているということをはっきり主張できるようにしておくのです。
『不利に怯えず、堂々と』を念頭に、明確な理由を準備しておきましょう。
◆家族の看病
⇒人事担当者には、現在は回復しており、勤務に支障がない旨を伝えるとよい
◆副業・家業の手伝い
⇒ビジネススキルをアピール、自分が手伝ったことで貢献できたこと
◆制作に没頭
⇒アプリの開発 刺繍などの趣味でもよい。何を制作していたのか、どのような目的で制作していたのか
◆資格の勉強
⇒今後の目標・仕事に活かすため
◆国内旅行・海外に滞在
⇒視野が広がり得たもの 発見したこと
人事担当者だけでなく、両親や友人、前職の先輩・同僚からも『毎日何してるの?』『これから何したいの?』『就職決まったの?』と必ず聞かれますよね。
みんなが心配して言ってくれていることは頭でわかっているのですが、転職活動がうまくいっていない時、次が決まっていない時に問われると気持ちが重くなったことがありました。そんな時も、ブランク期間の理由を堂々と主張できれば、苦しくありません。
まとめ
- 自分の『譲れない条件』『譲れる条件』を明確化し、求人の幅を広げてみる
- 『転職ブランク期間が長いと転職に不利』に委縮しない
- 『ブランク期間が長い理由』『無職の期間にしていたこと』と用意しておく
私は、なかなか採用されないことで自信をなくし、意固地になってしまっていたなと反省しました。
ももこさんには、いろいろな人のアドバイスを素直に聞いて、自分の理想や条件を大切に、堂々と自信をもって転職活動に挑んでほしいです。
私は常に『自分の人生、どんな風に過ごそうが私の自由でしょう』と思って過ごしています。そのくらい、気楽に考えた方がネガティブに悩むよりずっといい方向へ行けると考えているからです。
くよくよRoomはももこさんの転職活動を応援しています!