ラーメン店で初のバイトを始めて1年になります。当時お店のサイトで「週1-2回、週末大歓迎」とあったので私含め多くの学生が応募。
ところが、大学に上がったばかりの人が来れる回数が休み明けに極端に減ってしまったので、しわ寄せが主婦の方々や、通信制高校生の私に。週5回×4時間以上のバイトを余儀なくされています。来年の大学受験に向けて、今が一番大事な時期なのに、時間と体力全部持っていかれます。
シフトを組む上司さんに多すぎることを伝えると、なぜかびっくりされました。通信制高校で時間があるんだったら(無いです)フルタイム勤務するべきだ、とのこと。
へとへとで、ほとんど寝ずにバイトと勉強をしています。ご飯も食べるのを忘れてしまう程眠いです。
その上、仕事内容が全くの予想外のものばかり。
朝早くから出勤して厨房以外全店内の清掃をして、ラーメンの麺を作り、開店とともにサービスに移ります。閉店後の掃除も全て、バイトの仕事です。
それを始める前に教えてもらえず、急に朝早くの清掃シフトを上司さんが入れた後に初めて知りました。
ほぼ毎日バイトのグループチャットに上司が新しいルールを書き込むのも大変です。全部覚えないと怒鳴られます。サービス、清掃、麺を作る以外にバーテンダーの仕事もこなさないといけません。ドリンクの作り方を覚えないとすごい剣幕で怒られます。
私はお店が最初から最後まで非常識だと思います。週1-2回と言いながら人手が足りないときは勝手に週5にしたり、覚えるには多すぎるルールに毎日付け足しをしたり(しかも細かくてどうでも良い事ばかり)、清掃などの仕事内容を意図的かと思うほど教えないようにする等々...
まとめてみると、お店に対しての不満は
・シフトが多すぎる。受験生だと言う事を知りながら、バイトがフルタイム来ることが、当たり前だと言い放つ。
・仕事内容はバイトに就いてから知らされる。面接などでは教えてもらえない。
・四六時中メッセージが届き、新しいルールや規則などを知らされる。全部暗記が出来てないと怒鳴られる。
・違法な手口で、お金を取られる。ミスをしたら、その分お金を払うのを要求されます。例)注文を間違って、一つラーメンを多く厨房に作らせてしまった場合、そのラーメンの値段を払わされる。例2)食い逃げされた場合にも、犯人が払わなかった分をバイトが払う。
これが当たり前なのですか? もう、気力も体力も無いです。どうすればいいですか?
長文失礼しました。
(相談者:かなえ)
かなえさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます。
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
典型的なブラックバイトですね。
結論からいいます。
今すぐラーメン店でのバイトを辞めることをおすすめします。
シフト時間を減らしてもらう交渉をするのではなく、バイトを辞めるのです。
バイトを辞めるべきと結論づけた理由をお話ししますね。
今は学校と勉強と睡眠が何より大切
今、かなえさんにとって大切なことは以下の3つです。
◆高校生活
◆大学受験の勉強
◆心身の健康・睡眠
大学に合格する目標があるなら勉強時間の確保が最優先事項です。
また睡眠をしっかりとらなければ勉強も頭に入りませんし、体を壊してしまいます。
バイトへの不満・悩みに支配されてしまうと精神的にも参ってしまいます。
頭では理解していると思いますが、現状「大切な3つのこと」を見据えた生活ができていません。
責任感から無理してバイトを続けることで、あっという間に時は過ぎていきます。
何よりも「時間が大切」です。
来年に近づけば近づくほど焦り、勉強に身が入らなくなるリスクも考えられます。
「時間が大切」ということを再認識してください。
不満があるのになぜ働き続けるのか
ひとつ疑問なのですが、こんなにしんどいバイトなのになぜ1年も続けているのでしょうか。
私ならすぐに辞めて、自分のシフト希望が通るバイトをします。
「辞める」と言うのが怖いのですか?
これは推測ですが、かなえさんが辞めることで主婦の方々にしわ寄せがきてしまうことを考えると「やはり辞めずに自分が頑張らなければ、お店がまわらない」と思ったのではないでしょうか。
大学生が出勤回数を減らしたのは学業やプライベートを優先したからです。
ですから、かなえさんも大学受験を理由に出勤しなくてもよかったんですよ。
シフトを組む上司にびっくりされても、文句を言われても知ったこっちゃありません。
頑として自分の希望を譲らない姿勢をみせなくては、なめられます。
かなえさんの優しさ、仕事に対するひたむきさ、責任感が伝わってきます。
しかし、お店の人材不足はかなえさんが悩む問題ではありません。
人材を確保できない、人材を増やそうとしないラーメン店の責任です。
かなえさんがお店の希望通り、真面目に働いてくれればくれるほど、上司は喜びます。
人材を増やさなくてもやってくれるし、かなえさんが反論しても強く咎めれば最終的には言うことを聞いてくれると思っています。
辞められないバイトはありません。
嫌なバイトを続ける義務もありません。
上司に「困るよ!」と言われても、ひどく怒られても、圧に流されることなく辞めましょう。
上司が怖くて言い出せない、辞めさせてもらえない、脅されそうといった場合は「総合労働相談コーナー」「労働条件相談ほっとライン」など、専門の相談員に相談してみてください。
相談は無料です。
▼こちらも参考にしてください。
確かめようアルバイトの労働条件|厚生労働省
プライベートの時間も働いている異常事態を認識する
かなえさんは貴重なプライベートの時間も「時給なし」無給で働いています。
◆ほぼ毎日グループチャットに書き込まれるルールを覚える
◆ラーメン店でのバイトなのにバーテンダーの仕事・ドリンクの作り方を覚える
時給で働くバイトに、こんなに図々しく時間外に仕事を要求してくるなんて呆れてしまいます。
新しいルールは現場で聞いて覚えればいいし、バーテンの仕事もしたくなければ断ればいいのです。
「新しいルール・規則を暗記してこい」
「バイトはフルタイムで働くのが当たり前だ」
「注文ミス・食い逃げ犯の料金を払え」← 無茶苦茶ですね。聞いたことありません。
そう言われて「おかしい」「理不尽だ」と思っているのに従ってしまうのがいけないんだということに気づいてください。
間違っていると思うことはしない!従わない!流されない!
今後のビジネスシーンでも大切なことです。
「上司の命令が絶対だ」と思い込まないでください。
バイトのルールを覚える時間があったら勉強にあてたいですよね。
無給で働くのはやめましょう。
この経験を活かしてバイトを選ぶ
私の経験上、個人経営のお店には独特なルールがあったり、ファミリー感が強い影響かわがままな要求をされたりするイメージがあります。
弁償のルールも個人経営ならではでしょう。
もちろん、個人経営のお店が自分に合っていれば楽しいかけがえのないバイトになりますから、一概に悪いとは言いません。
大手企業やチェーン店などは、比較的常識的なルールが確立されており、シフトに関しても無理強いするところは少ないです。
淡白に割り切って働ける印象があります。
飲食店に限らず、今はバイトの人材不足で「週1-2回・週末大歓迎!」「仲良しバイト!」という誘い文句が求人には掲載されています。
かなえさんは面接時、仕事内容は教えてもらえなかったということでしたが、絶対一番確認しておかなければならないことですし、それをうやむやにするバイトは受かっても辞退すべきです。
◆仕事内容・作業内容
◆シフト希望(曜日・時間)
◆時給・保障・手当
最低でも上記について誠意を持って説明してくれなければ非常に怪しいですし、希望と合わずにすぐ辞めることになってしまいます。
次のバイト選びは学業優先で短時間勤務ができるところを慎重に選びましょう。
かなえさん、寝ずにバイトと学校と受験勉強なんて無理です。
いい結果が残せないばかりか、心身を壊してしまうのでそのような生活は今すぐ見直してください。
バイト仲間には受験勉強の時間が確保できないことを伝えれば、理解してくれます。
受験勉強の時間が減っても、かなえさんが体調を悪くしてもバイトは何もしてくれません。
もっと自分の人生を大切にしましょう。
かなえさんに合ったバイトが見つかりますように!
くよくよRoomはかなえさんを応援しています!