『仕事が辛い』と感じている新入社員の皆さんへ

新入社員が辛く感じるのはなぜなのか

新入社員が辛く感じてしまう大きな原因として『新しい環境への順応に疲弊している』ということが挙げられます。
学生時代とは異なり、日々迫りくる責任ある業務にプレッシャーを感じたり、上司との人間関係など職場環境の変化にストレスを感じています。

慣れない仕事、慣れない職場環境、多くの『不慣れ』が一気に降りかかる新入社員時代。
私の場合は、以下の2つが辛くなってしまった原因、つまづいた要因でした。

研修と実務のギャップ

研修と実務のギャップに戸惑いました。
研修時には理解して出来ていることでも、実務では出来なかったということが多々あります。

私が新人の頃、研修では想定できないことが起こったり、うっかりミスに動揺し、更なる失敗を併発してしまい落ち込んだ経験が思い出されます。
応用して考えたり、機転を利かせる余裕がない、力不足であることが原因です。

仕事でうまくいかないことが続くと、自信を失い『自分には向いていない仕事なのではないか』『同期は出来ているのに自分はダメだな』とどんどんネガティブな思考になってしまいます。

上司や先輩に怒られる衝撃

学生時代にアルバイトの経験がある人は、上司や先輩に仕事で注意された経験がありますよね。

しかし、アルバイトと新入社員への指導の仕方は同様ではありません。
新入社員時代は怒られてなんぼ、指導して成長させるという気質が根付いている企業が多いです。

そのため、今まで働いたことがなく、親や先生以外から怒られたことがない人は、職場で叱責されること自体に衝撃を受けるでしょう。
これまで自負していた自信やプライドを傷つけられることもあります。

私も入社して間もない頃、怒られ落ち込む気持ちを引きずって、また注意されるのではないかとビクビクしながら仕事をし、毎朝出勤することが辛い時期がありました。
研修期間が終わり、実務でいっぱいいっぱいな時に強く怒られてしまうことは、新入社員にとって辛い事柄のひとつでしょう。

新入社員　辛い時期の乗り越え方

新入社員が辛く感じてしまう事柄を、どのように乗り越えればよいのでしょうか。
私が実践した簡単な方法をご紹介します。

日本全国の新入社員が同じ思いを抱えている

私は、新人の頃にはいつも『日本全国の新入社員の多くが悩みながらも奮起している』と思うようにしています。
単純なことですが、仲間がいることは心強いものです。
中には、スマートに社会人をこなせている逸材がいることは承知していますが、大体みんな同じようなことに悩み、社会人の大変さを噛みしめているんですよね。

しんどい時は、1人で悩まずに同期と励まし合ったり、学生時代の仲間と飲んで発散しましょう。
『私も頑張ろう』とポジティブな気持ちになれたり、パワーをもらえます。

自分にできることで自信をつけていく

仕事で失敗をして怒られると、自己嫌悪に陥って自信がなくなりますよね。
そして、怒る上司となるべく関わりたくないと思ってしまいます。一種の防御反応でしょうか。

しかし、『上司に注意を受ける』『先輩から怒られる』ということは、新入社員が引き起こしたミスが大問題になってしまう前の予防線、対策のひとつであるということを忘れてはいけません。

嫌なことに耳を塞ぐのではなく、先輩の話をよく聞き、真摯に受け止めましょう。（理不尽な説教は受け流しましょう。）
今は焦ることなく、目の前の仕事を懸命に取り組む時期です。
自分にできることをひとつひとつ積み重ねていくことで、自信に繋がり、気が付いた時にはスキルアップしています！

ONとOFFの切り替えを意識して過ごす

社会人になると、プライベートでも仕事のことを考えている時間が自然と増えてしまうものです。

新人の頃は特に休みの日を利用してメモを整理したり、暗記や苦手な作業を練習しなければならないことがあります。
しかし、休日の全てを仕事の準備に注ぐことは絶対に避けましょう。
何事も無理をして頑張りすぎると後が続きません。このことは、長い社会人生活で重要なことになります。

『休日に行う仕事の準備は2時間、あとは思いっきり遊ぶ！』など、今のうちにしっかりとONとOFFの切り替えを意識して過ごしましょう。
プライベートの充実は、仕事へのやる気につながるだけでなく、ストレス発散、発想力や行動力が鍛えられるなど、ビジネススキルにつながるメリットが多いです。