はじめまして。転職を考えている社会人3年目の者です。
今の仕事が嫌で先輩に「辞めたい」とついこぼしてしまったところ「それは甘えだ」と言われました。
「仕事はお金をもらっているのだから辛くて当たり前」「今の状況で耐えられないのであればではどこへ行っても同じ」
私は何も言い返すことができなかったのですが実際にどこへいっても仕事は辛いものなのでしょうか?
どこへ行っても仕事が辛いのであれば転職せずに今の環境に身を置いたほうがいいのでしょうか?
(相談者:まきお)
まきおさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
まきおさんは、今の仕事のどんな部分が『嫌』だと思っているのでしょうか。
その辺りがもっと明確になれば、より詳細なアドバイスができたのですが、今回は『どんな仕事も辛くて当たり前なのか』という疑問を解消する方法をご紹介します。
『仕事は辛くて当たり前』という考えは危険!?
会社を辞めたいまきおさんが、先輩から言われたことを振り返ってみましょう。
「それは甘えだ」
「仕事はお金をもらっているのだから辛くて当たり前」
「今の状況で耐えられないのであればではどこへ行っても同じ」
結論から言うと、先輩の言っていることもまきおさんの思っていることも間違いではありません。
仕事をしていれば、誰にだって『甘えがあった』『壁にぶつかり悩んでいる』ということを経験します。
先輩は自身の経験を基に、仕事に悩むまきおさんの成長に期待して、アドバイスをくれたのだと思います。
しかし、先輩の言葉を鵜呑みにし、仕事が嫌な状態で我慢して働き続けることで、心身共に不調をきたしてしまう危険性があります。
鬱状態に陥って働く意欲がなくなったり、自分に合った仕事に出会うチャンスを逃してしまうことなどが考えられます。
『どんな仕事も辛いのか』疑問を解消する4つの方法
『今の状況に耐える』という考えは手放して、以下の4つのことを実践してみましょう。
1. 自分を分析する
まずはじめに、今の仕事が嫌だと思う原因にしっかり向き合ってみてください。
『営業ノルマが厳しくてプレッシャーだ』『残業が多すぎる』など、具体的に書き出してみましょう。
そこから更に、『営業職は好きだが、ノルマが厳しいところが不満だ』『1~2時間の残業なら問題ない』など、不満な点や理想等を細かく整理していきます。
そうすることによって、『嫌だ嫌だ』という気持ちで支配されて見えなかった問題点が明確化され、改善案見つかったり、転職する際に必要な『自分の譲れない条件』を明確化することができます。
次のステップに進むためにも重要なことです。
2. 目的・目標を立てる
『会社が嫌で辞めたい』⇒『転職先の会社も辞めたい』を繰り返す不安があると思います。
そうなってしまうひとつの要因として、『目標がなく働いている』ことが挙げられます。
自分が成し遂げたいことや、目的・目標がなく働いていると、達成感を得られないばかりか、どうしてこの会社で働いているのかも分からなくなります。
目標設定の例
◆もっとマーケティング力を活かして、食品の商品開発をしたい
⇒より消費者の嗜好を探るため、リサーチ力を高める
◆人々が安心した生活を送れるサービスを提供したい
⇒顧客を引きつけるビジネストーク力を磨き、提案資料作成を工夫する
このように、具体的で大きな目標があると、達成するための小さな目標が生まれます。
日々繰り返される単調な仕事が、大きな目標のための大切なプロセスだと気づけるだけで、
『しんどいだけの仕事』が『目標のための課題』として捉えることができるようになります。
自分から『やりたい』『目標達成には必要なこと』と前向きに思える仕事が存在するということを忘れないでください。
3. 転職で経験値をあげる
言わずもかな、転職は成功することも、失敗することもあります。
今の会社で嫌々働き続けるより、転職失敗も覚悟の上で行動に移すことで、自分の経験値が増えるというメリットがあることをお伝えしておきたいです。
◆転職すると……
- 不満ある現状とさよならし、新しい環境に身を置ける
- 新たなチャレンジができる
- 自分の新たな能力を発見できる
- さまざまな会社を知ることができる
自分には不向きな仕事を続けるより、失敗するかもしれないけれど前に進んで違う世界をみてみるのもよいのではないでしょうか。
そこには、『まぁ向いてなかった』や『この仕事は以前に比べてずっとやりがいがあるや』が待っているかもしれないのですから。
4. 問題点は課題と捉える
仕事で壁にぶつかった場合、問題点を課題と捉えてみることが大切です。
『自分がどんなに辛い状況でも、問題に立ち向かい続けろ!』という根性論を言っているのではありません。
問題点を『しんどい。どうしよう。』と悩むのはそこそこにして、『これからの課題』として捉えます。
課題と捉えられず、『しんどい。どうしよう。』が長く続く場合には、転職を考えたほうがよさそうです。それは、自分には不向きな仕事かもしれないからです。
そんな思いを抱え、無理をして働かなくとも、もっと自分に合った仕事はあります。
問題点を『これからの課題』として取り組める人は、その仕事に向き合えている証拠ですから、続けられる余地があります。
まきおさんの先輩が言った「今の状況で耐えられないのであればではどこへ行っても同じ」ということを否定できる、ひとつの指標になるのではないでしょうか。
まとめ
『仕事は辛いものなのか』という回答ですが、
- 『辛い』をその道のプロとなるための『課題』と捉えられる仕事がある
- 『しんどい』『辛い』という思いが続く場合には、自分には不向きな仕事である
仕事の辛さは、他者に決められることではありません。
自分だけが判断できることなのです。
『今の仕事が嫌』という気持ちを抑えながら働き続ける必要はありません。
社会人3年目のまきおさんは、まだまだ若いです!たくさんの選択肢、可能性があります。
まずは今の会社で働きながら、転職活動をはじめてみてはいかかでしょうか。
求人サイトや転職エージェントを活用すれば、隙間時間にたくさんの情報を得ることができます。自分に合った仕事、職場環境などをじっくり検討してみてください。
まきおさんが充実したビジネスライフを送れますように!