man

はじめまして。
先日、ちょっとしたことで同僚と口論になった際のこと、口論がヒートアップしてきて同僚に
「そんなことだからお前はみんなに嫌われるんだ!」
と言われました。
もちろん頭に血が上って口にしたことなのかもしれませんが、私自身、嫌われているという自覚があまりなかったためとてもショックでした。
ここからが本題なのですが私自身自覚もなかったことから自分のどういった点に問題があるのか皆目検討もつきません。
実際にどういう人が職場で嫌われやすいのでしょうか?
(相談者:百男)

onayami-soudan

百男さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

『そんなことだからお前はみんなに嫌われるんだ!』
口論の末、そんなことを告げられる衝撃ったらないですね。
ショックで何も言い返せなくなると同時に、『みんなから?何で嫌われているんだ?』と不安な気持ちに襲われます。


勇気をもって聞いてみる

  • ちょっとしたことで同僚と口論になった
  • 口論がヒートアップした
  • 同僚から「そんなことだからお前はみんなに嫌われるんだ!」と言われた

これらの相談文から、同僚とは何でも言い合える近しい仲なのかなと推測します。
同僚に『自分のどのような点が問題で、みんなに嫌われているのか?』直接聞いてみることはできませんか?
口論から時が経ちお互いに落ち着けば、素直に相談できる仲なのではないかなと思いまして。

嫌われている原因を受け止めることは怖いですし傷つくでしょう。
しかし、勇気をもって自分の問題点に向き合うことが改善の近道になります。

◆『何が原因で嫌われてるのか教えてほしい。自分では検討もつかないんだ。』と素直に聞いてみる。
⇒それができない場合には、次の『職場で嫌われる人の特徴』を参考に、自身にあてはまることはないか、参考にしてください。

職場で嫌われる人の特徴

今回は、セクハラをする人や暴言がひどく暴力的な人、人のせいにする人など『嫌われることが明白な人』に関しては触れません。
『ひょっとしたら無意識にしているかもしれない』という特徴をまとめました。

嫌味を言ってしまう人

嫌味を言ってしまう人は、ひと言多いタイプにみられる特徴です。

嫌味を言ってしまう人には2パターンあります。

◆嫌味を言っている自覚がない。ひと言多いことにも気づかない。
◆嫌味を言えたことに満足するが、時間が経つにつれて『なんであんなこと言ったんだろう』と反省することがある。でも、時すでに遅し。

嫌味は、言われた人の気持ちを害すだけでなく、それを聞いている周囲の人間からの評価も下がります。

勢いでものを言ってしまうことが多い人は、言ってスッキリすることを優先せずに、自分の中できちんと言葉を選んで相手に伝える訓練が必要です。

執拗に人をおちょくる人

『じゃれ合い』『冗談』『ツッコミ』で楽しくコミュニケーションを深めていると思っていても、相手には負担になっているかもしれません。
冗談も言い合えない職場なんて……と思いますが、『じゃれ合い』『冗談』『ツッコミ』の中に、執拗に個人をおちょくる、からかう行為を含まれている場合があります。
私の職場でも、先輩が後輩を冗談交じりにおちょくるシーンを何度も目にしていますが、しつこい先輩に対し、毎日苦笑いで受け流すのも体力いるだろうなと。

あまりにもしつこくからかわれていると、気持ちが落ち込みますし、この人の話に付き合うのが面倒だと避けられることもあります。

笑って全然気にしないタイプがいるだけに、繊細で嫌がるタイプに気づかずに行ってしまうので注意が必要です。

仕事の納期や時間にルーズな人

仕事に責任感が感じられず、自分本位な人は嫌われます。

  • 仕事の納期や書類の提出期限を守らない
  • 取引先と約束した時間を守れない
  • 仕事のメールの返信がこない

期限を守らない、作業をしない、メールの返信をしないことで、たくさんの人にしわ寄せが及んでいます。
他の人が残業になったり、フォローの作業が増えたり、返信がこないことで作業が進まなかったりなどが生じます。
このようなことが続くと、信用を失います。

すぐ感情的になる人

すぐに感情的になって物に当たったり、大声を出す人に周囲は警戒します。
今まで働いてきた職場でも、気に食わないことがあると、電話の受話器をガシャーーンと勢いよく振り落とす先輩や、怒鳴ってゴミ箱を蹴る上司がいたことを思い出します。
そのような人にはなるべく関わりたくないので、皆自然に避けていました。

嫌われ者にならないための心構え

『職場で嫌われる人の特徴』を総合的に見ると、人の気持ちを考えてあげられない人が多い傾向にあります。
自分が嫌なことをされた側に立って客観視してみてください。
自分がされて嫌なことは止めようと素直に思い直すことができるはずです。

例)
◆嫌味をいってしまう人
⇒ 自分が嫌味を言われたら気分悪いな。
⇒⇒ 言うことでスッキリすることを優先せずに、まずは自分の中できちんと言葉を選んでから相手に伝えよう。

◆執拗に人をおちょくる人
⇒ 自分がずっとからかわれたら傷つくな。
⇒⇒『冗談』と『執拗におちょくる・からかい』を混同しないように気を付けよう。

◆仕事の納期や時間にルーズな人
⇒ 自分が遅れることで周囲のスケジュールも崩れるんだな。
⇒⇒ 迷惑を掛けないように、しっかり調整しよう。

◆すぐ感情的になる人
⇒ 怒鳴ったり、物にあたると職場全体がこんなにも重く暗い雰囲気になるんだな。
⇒⇒ 一旦深呼吸をしよう。

ビジネス上、気遣いばかりする必要はありませんが、少しだけ周囲のことを考える気持ちが生まれればお互いにとって気持ちのよい状況に変わってくるのではないでしょうか。

onayami-soudan

百男さんが、『みんなから嫌われている』という漠然とした話を真面目に受け止めることで、職場で委縮してしまうのではないかと心配しています。

百男さんは百男さんらしく、必要以上に職場が望む人間になる必要はありません。
『嫌われる人の特徴』を頭の片隅に置いておき、何事にも相手の立場を考えて接してみてください。

今回のことを教訓に、百男さんの状況が好転しますように!
くよくよRoomは、百男さんを応援しています!