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はじめまして。
今の会社で正社員入社して1年経つのですがともかくサービス残業がひどい!
定時にタイムカードを押させる習慣は当たり前、休日出勤があっても手当も出ない。明らかなブラック企業だと思います。
こんな会社なので人も次々に辞めていきますし、新しく入社した人が来ても翌日に来なくなるなんてこともあります。
私もなんとか頑張ってみたのですが正直なところもう時間の無駄だなと思っており転職を考えています。
ただ、転職をしてブラック企業だったらと思うと怖くなってしまい……
ブラック企業に転職しないようなポイントはありますか?
(相談者:kodama)

onayami-soudan

kodamaさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

サービス残業や手当の出ない休日出勤の日々は、心も体も疲弊しますよね。
改善を試みても状況が変わらないのであれば、過労で倒れてしまう前に転職することをおすすめします。

世の中には働く環境がきちんと整備されている企業がたくさんあります。
ブラック企業で働いた経験を逆手にとり、自分の条件に合った企業を見つける方法をご紹介します。


ブラック企業とは

まずは、意外と知ってるつもりでいるブラック企業の定義や特徴について再確認してみましょう。

ブラック企業の定義

厚生労働省ではブラック企業という言葉は使わずに、『若者の「使い捨て」が疑われる企業等』と称して対策を講じているそうです。

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

ブラック企業の特徴をまとめると、

  • 休憩時間無し、過度な残業や休日出勤などの長時間労働を強いる
  • サービス残業で残業代が出ない、深夜手当の不払いがある
  • 過剰なノルマを課せる
  • 法に触れるサービス、また法に触れるギリギリのサービスを売りに事業展開している
  • 特定の個人に対して陰湿なイジメが行われる
  • セクハラ・パワハラが横行している
  • リストラに追い込む追い出し部屋や説教部屋がある

残業やノルマがある企業はたくさん存在しますが、上記のようなことを『極端に』『過剰に』次元を超えて強いる企業が『ブラック企業』です。

ブラック企業?!体験談

私はこれまで『ブラック企業で働いてた』という自覚はありませんが、過去に勤めていた会社ではサービス残業を繰り返していました。

月50時間以上残業しなければ、仕事をさばくことができない状況でしたが、所属部署独自のルールで残業手当は月35時間まで、それ以上の残業は切り捨てになりました。
その頃は、仕事を終らせなくてはという責任感だけで何とか頑張っていましたが、残業になってしまうのは自分が未熟で仕事がうまくこなせないからだと自己嫌悪に陥るなど、精神面も不健康な日々でした。

結果、辛くなってしまい退職したのですが、今思えばこのような体制が当たり前になるとブラック企業になり兼ねない、『ブラック企業のはじまりはじまり』ということになるのでしょうね。

ブラック企業に当たらないようにするには

では転職活動の際、ブラック企業を選ばないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

求人票で見極めることはできるのか?

嘘の情報と本当の情報を絶妙なバランスで提示されている求人票が多く存在します。求人サイトや求人誌などに掲載されている求人票の情報のみでは、ブラック企業だと確定することは難しいことです。
しかし次のようなポイントをチェックすることである程度『ブラック寄りの企業だな』と判断することはできます。

求人票 チェックするポイント

◆基本給や固定残業(みなし残業)代手当を曖昧に表記している
⇒月給21万円(残業手当含む)など、残業時間も残業手当の金額も分からない

◆常に求人情報を掲載している
◆誰でもウェルカム!応募条件が低い
◆高収入!アットホームな職場を1番の売りにしている
⇒離職率が高い、人材が定着しないからとにかく甘い言葉で釣っている可能性

固定残業代手当の表記が悪い、アットホームな職場は全て怪しいというわけではありません。
求人票を見る際、これらの項目を意識してチェックすることで、企業の不鮮明な点がみえてきます。

事前にチェックしておくべきサイト

転職活動をする際は求人情報だけでなく、キャリコネのようなサイトを利用して企業の情報を集めてみることも、ブラック企業を回避する有効な手段です。
実際に働いていたことのある人の経験談から、求人票やコーポレートサイトからは見えないリアルな職場状況を知ることができます。

ただ、企業の口コミ会社に個人的な恨みがあり、評価を下げるようなことを故意に投稿していることもありますので注意が必要です。

onayami-soudan

求人票や企業の口コミサイト情の情報だけでなく、企業開催のイベント・説明会、公式ソーシャルや面談時に雰囲気など、さまざまな角度から企業をチェックしてみてください。数をこなすことで、見極める力がつきます!

kodamaさんに合った会社がみつかりますように!
くよくよRoomは応援しています!