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今の会社に転職してまだ半年なのですが既に辞めたいと思っています。
転職前に口頭で聞いていた働き方と違い、いつも帰りが23時過ぎ(定時は19時)。周囲の人もこれが当たり前だと思っているようです。
私はもう少し生活とのバランスを取れるところで働きたく、このままでは続けられそうにないです。

その一方で半年で退職して、その後の転職先はあるのかなと不安です。
(相談者:お福)

onayami-soudan

お福さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

毎日23時過ぎまで残業とは体力的・精神的にも辛いですね。
現在勤めている会社の『残業が当たり前』という体制が変わることがない、改善されそうもなければ、転職することをおすすめします。

過度な残業がなく、今より仕事とプライベートを両立できる会社はたくさんありますよ!

転職して半年でも辞めていい

まずは『転職したばかりなのに、その後の転職先はあるのか』という不安を解消しましょう。

転職後すぐ辞めたいと思っても『すぐ辞めたら次の転職先に根性なしだと思われる』という考えから『もう1年くらいは働いて辞めなきゃ……』というような、何を基準にはじき出したのか分からない期間を定めて、無理して働きつづける方がいます。

辛い状況に耐えながら勤め続けることは心身共に不健康なことですし、そこに時間と労力を嫌々費やすことは非常にもったいないことだと考えます。

退職する理由はポジティブに!

結論、半年で退職しても転職先はあります!
しかし転職活動の面接時に『なぜ半年で辞めたいのか』理由を問われます。
その際『残業が多いため』などネガティブな発言は極力控えましょう。

◆ポジティブな退職理由の一例
『●●に携わったことで、●●の技術をより深めたいという思いが強くなりました。それが現在の会社では困難と分かったため、退職を決意しました。』

このようなポジティブな退職理由は意欲的ととらえられ、これに未来につながる前向きな志望動機があれば問題ありません。

短いスパンで転職をすることに委縮しすぎず、これまで培ったキャリアやスキルに自信を持ちましょう。
前向きな志望動機、整理されたポジティブな退職理由を準備して転職活動に挑んでください。

転職先を決めてから退職する

転職に対する不安が少し払拭できたところで、今回最も重要なポイントをお伝えします。
それは、転職先を決めてから退職することが好ましいということです。

退職してから転職活動をはじめるリスク

なぜ、退職してから転職活動をはじめてはいけないのでしょうか。
私は転職先を決めずに退職し、転職活動をした経験から学んだことを以下にまとめました。

▼会社を退職

▼解放感に満ち、ストレスフリー!

▼十分遊んだので転職活動をはじめる

▼転職活動に苦戦、想像以上に採用がもらえない

▼無職期間が長引き、焦る

▼転職先を妥協し、採用をもらえたところに決めてしまう

端的にまとめましたが、分かりやすい失敗パターンですよね。

もう少し詳しくいうと『無職の期間=キャリアがストップする』ということなのです。

それは転職活動に響く大きなリスクで、技術に対するブランクということもありますが『採用されない期間が長いということは、他の企業も不採用と判断したのでは』という憶測がついてきてしまう可能性があります。

自分の転職条件を妥協し転職先を決めてしまうことで『勤務地が遠い』『前職より給与が下がった』『サービス残業が多い』など、結果的に転職失敗につながるリスクが考えられます。

働きながら転職活動を行うコツ

平日遅くまで残業をしている多忙なお福さんの懸念点は『働きながら転職活動なんてできるのか?』ということだと思います。

そこで、働きながら無理なく転職活動を行うためのコツをご紹介します。

転職エージェントを活用する

お福さんの『働きながらの転職活動』を支える最も重要なポイント、それは転職エージェントを活用することです。

転職エージェントのメリット

  • 登録無料で転職プロであるキャリアアドバイザーが転職活動をサポート
  • 土日面接OKの求人案件も多数取り揃え
  • 『転職スパンが短い』など、転職に関する不安点も相談することできる
  • 『残業が多いところはNG』など譲れない転職条件を伝えておけば、自身の条件にあった求人をたくさん紹介してくれる
  • 面倒な年収の交渉、書類審査の申し込み、面接日程調整など全て担当のキャリアアドバイザーが行ってくれる

転職エージェントの中でもリクルートエージェントなら土日も営業しているので相談・面談も可能です。

転職エージェントのキャリアアドバイザーに『働きながら転職活動をする』ということを伝えることで、よりスムーズな転職活動の体制が整います。

  • 就業時間中の連絡は控えてほしい
  • 就業後の面接は可能か  など

通勤時間に情報収集をする

お福さんの相談文には『転職前に口頭で聞いていた働き方と違い……』とありました。

転職後に『想像以上に残業が多い』『こんな仕事内容だとは思わなかった』などという相違点を減らすためにも、事前の下調べが重要になります。

転職したい業界・職種、転職を希望する会社の情報収集を徹底的に行っておきましょう。

残業後帰宅してから色々調べるのはしんどいと思いますので『通勤時間は情報収集の時間』とルーティーン化するといいですね!

◆転職エージェントからの情報だけに頼らず……

  • 大手転職サイトを利用して求人情報をチェック!(リクナビNEXTなど)
  • キャリコネなど企業の評判サイトから社内事情など生の声をチェック!
  • 企業の公式HP、公式TwitterなどのSNSや社内ブログをチェック!

自身の転職条件を整理して明確化し、それに基づいてさまざまな角度から情報をチェックしましょう。

転職先の情報収集をしっかり行うことは、転職で同じ過ちを繰り返さないための大切な指標になります。

適性検査SPI対策も万全に

企業の入社選考において導入されている適性検査SPI

ベンチャー企業の中途採用でSPIを導入しているところは少ない印象ですが、大手企業では面接だけでなくSPIを導入し選考の指標にしている企業が多く見受けられます。

大手企業への転職を狙っている場合だけでなく、早い段階からSPI対策をはじめておくことをおすすめします。

希望する会社の書類審査に通って『次は適性検査だ!』となった時に、準備不足で慌てることのないように準備をしておく必要があります。

SPIの勉強不足で採用を逃してしまったり、選考にSPIを導入している企業を避けて転職活動をすることは少々もったいない気がします。

ランチ時や休日を利用し、問題集を繰り返し解いて回答のパターンを掴んでおくとよいでしょう。

onayami-soudan

お福さん、残業で辛いと思いますが無理せず今から少しずつ転職活動の準備を行ってみてください。

転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談するなど、転職の一歩を踏み出すことでとても前向きな気持ちになれますよ!

仕事とプライベートを両立できるお仕事が見つかりますように!
くよくよRoomはお福さんを応援しています!