woman

はじめまして、ゆきと言います。
転職を考えている、動物看護師です。
ほぼ毎日サービス残業、仕事の割に給料が合わない、また人手不足なのでなかなか辞めると言えずにいます
引き止められたらどうしよう、私が辞めたら残った人がしんどいだろうなと考えてしまいます。
(相談者:ゆき)

onayami-soudan

ゆきさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

人手不足で忙しい職場に勤めていると、転職を考える際『円満退社できるかな……。』と不安になりますよね。
ゆきさんがおっしゃる通り、『辞められたら困る、辞めないでくれ。』と引き止められたり、同僚に負担が掛かることが懸念されます。

ゆきさんの責任感や、仲間を思う気持ちから『辞めづらい』という気持ちが生まれることは自然なことです。
しかし、職場に迷惑をかけてしまうかもしれないと気を遣い、我慢をして働き続ける、転職を諦める必要はありません。


人手不足は病院の責任

動物看護師さんは主に動物病院に勤務されているとのことなので、ここでは病院と記述します。

人手が足りないことが分かりながら、人員を増やすこともせず毎日のサービス残業が黙認されていて待遇も悪い、それは病院の労働環境に問題があります。
ゆきさんが辞めることで人手不足に拍車がかかったとしても、ゆきさんのせいではありません。
悪い労働環境の全ては病院の責任であることを再認識しましょう。

どうしても辞める立場の人間は『私のせいで申し訳ない』と思いがちなんです。
社会人としてきちんと退職手続きを進めれば、辞めることに後ろめたさを感じることはありません。

ゆきさんが辞めても、同僚が辞めても、病院の経営は回ります。
私の会社の重要人物とされていた方が辞めた後も、会社は何事もなく回りました。

『転職したいのに迷惑がかかるからできない。』と悩みながら働き続けている間にも、時間は刻々と過ぎていきます。
もっと自分の時間を大切にすることに意識を向け、サービス残業が当たり前のようになっているような職場は切り捨てましょう。

懸念事項を払拭!スムーズに辞める3つの方法

では、人手不足の職場環境でどのように辞意を伝えればよいのでしょうか。
なるべくスムーズに退職するための3つの方法をご紹介します。

1. できるだけ早めに伝える

『引き止め』『残った人の心配』という懸念は、早めに辞意を伝えることでうまく払拭できることが多いです。

転職先を決めてから辞意を伝える

辞意を伝える前に、まずは就業規則の退職に関するルールを確認した上で、仕事をしながら計画的に転職活動を開始しましょう。
働きながら転職活動をすることで、就職先がなかなか決まらないリスクを回避できるだけでなく、キャリアの空白期間を作らずに済みます。

転職先の労働環境や自分が働く上で譲れない条件をしっかり精査し、情報収集をすることが大切です。

転職先、入職日が決まったら、早急に辞意を伝えます。

辞意を伝えた際、職場が一番気掛かりなのは『いつ辞めるのか』ということです。
退職日を考慮し、『いつ辞めて、いつから入職できるのか』転職先に入職可能な日をしっかり相談しておく必要があります。

動物看護師さんだけに限らず、特殊な資格や技術を有し、尚且つ現場で活躍できる対応力やコミュニケーション能力が備わった優秀な人材を採用するまでには、たくさんの時間とコストがかかります。
自分が辞めることで起きる現場の状況を伝え、ゆきさんの後任となる新たな人材確保が急務であることを仰がねばなりません。

◆退職までのスムーズな流れ

働きながら転職活動をはじめる。

転職先が決まったら、早めに辞意を伝える。
その際、現場の人員不足を訴える。

病院は採用活動をはじめる。

  • 働きながら転職活動をすることで、就職先がなかなか決まらないリスクを回避できるだけでなく、キャリアの空白期間を作らずに済む。
  • 採用活動が行われていることで、残されたメンバーは少し安堵する。
  • 現場は、ベテランが辞めて新しいメンバーが加わる覚悟と、そのための事前準備ができる。
  • すぐに良い人材が見つかれば、ゆきさんが在籍中に後任への引継ぎ作業ができる可能性もある。

2. 引継ぎマニュアル・退職準備を万全にする

上司に辞意表明後、メンバーにも辞めることを早めに伝えて、頼れる先輩や同僚に退職日までのスケジュール、やっておくべきことなどを相談しましょう。

残った人の負担を少しでも軽減できるように、マニュアル作成や職場が円滑にまわる対策を練るなど退職準備を行います。

これらに取り組む姿勢に同僚たちは、
『転職を応援しよう』
『新しい人が来るまで何とか頑張ろう』
『こうすればカバーできるんじゃないか』
と、転職で辞めることをポジティブに受け止めてくれるのではないでしょうか。

3. 引き止められない転職理由を固めておく

退職後のビジョン、今後やっていきたいことなど、前向きな退職理由を固めておきましょう。
引き止められた際、自分の強い意志をしっかり伝えることができれば、上司・同僚も『熱意を尊重したい』と思います。

転職理由に『サービス残業がつらい』『給料が安い』など、ネガティブなことは伏せておきましょう。
『残業が減れば留まってくれるか』『給料を上げるから』と引き止めるための交渉がはじまってしまいます。
また、同僚に不満を言うことで、現場の士気が下がってしまうかもしれません。

onayami-soudan

ゆきさん大丈夫です。理解ある仲間なら背中を押してくれますよ!
今すぐ、勤務しながら転職活動をはじめましょう!

くよくよRoomは、ゆきさんの転職の成功を祈っています!