「人間関係がめんどくさすぎて会社に行きたくない」

人間関係が原因で会社を辞めたいのは甘え？

相談文に『会社を辞めて一旦全ての仕事の人間関係をリセットしてしまいたいのですが、それって甘えでしょうか？』とありました。結論から言うと、全然！『甘え』ではありません。
『こんなことで会社を辞めたいなんて、自分はなんて甘いんだ！』と思い悩んでしまう方が心配です。人間関係のことばかり考えて、自分を追い詰めるのはやめましょう。『会社なんていつでも辞められるんだ』という考えを持っておくことで自分に余裕ができます。

私が3年で会社を辞めた大きな理由も、人間関係が面倒くさくなったからでした。
辞めたことで、会社での人間関係をリセットすることができて、とてもスッキリしました。目的は果たされたのです。しかし、後に転職した会社でまた人間関係に悩むことになります。
そう、『次の職場では良好な人間関係を築くことができる』なんて保障はありません。
社会人の多くは、会社での人間関係に悩むものです。どうしたら解決に導けるか、関係を修復できるか、皆それぞれ考えながら仕事をしています。

今の会社で『仕事にやりがいを感じている』『成し遂げたい目標がある』なら尚更、人間関係で会社を辞めてしまうのは勿体無いです。
『会社なんていつでも辞められるんだ』という考えを持ちつつ、まずは現状の人間関係を改善する方法を考えることからはじめてみませんか。

人間関係の悩みを乗り越える方法

では、どのように人間関係の悩みを乗り越えればよいのでしょうか。『3年周期』で会社を辞めたくなる私が、6年以上務めた会社でも人間関係に悩む時期はそれなりにありました。そのような時期には以下のことを心掛けていました。

分析する

自己分析を中心に、悩んでいる人間関係を分析します。
自己分析で自分の至らない部分に気づき、修正することで少しずつですが関係性に変化を起こせるはずです。
他のメンバーを分析する際は、彼らの問題点ばかりに着眼するのではなく、『長所』も見つけていきましょう。意外と『長所』から解決の糸口を見つけられることがあります。
分析後、すぐに解決法が導けなくてもいいんです。時間をかけて、からまった糸をほぐしていきます。

仕事に没頭

私にも『人間関係に悩んで、仕事が手につかなくなる』という時期がありました。
しかし、人間関係の修復は簡単ではありません。時間がかかります。
自己分析し、修復のため自分にできることをしたら、あとは仕事に没頭するようにしていました。仕事面でスキルアップすることで、自分に自信を持つことができた為、人間関係の不安が薄れたのです。それに伴い仕事面で、新たな人間関係を築くことができました。

時が解決してくれる

前項でも触れましたが、人間関係の改善には時間がかかります。無責任な言い方に捉えられてしまいそうですが、私の経験上『時が解決してくれる』ことが圧倒的に多かったのです。
『気が合わない』と感じていた同僚が、2年後には自身にとって『なくてはならない存在』になることもありました。
そのようは経験はないでしょうか。
はじめはギクシャクしたグループも、苦難を乗り越えた1年後には、優れたチームワークを発揮するグループになっているような。
また、大きなプロジェクト始動時や、中途採用で新しい人が入社してくるなど、ちょっとした『変化』『新しい風』が不意に関係緩和になるシーンをいくつも経験してきました。
仕事に没頭しながら、静観するのもひとつの手かもしれません。