woman

私は牛丼屋さんのアルバイトを最近始めました。

面接時に長期ですか?短期ですか?と聞かれ、私は高校3年で地元の大学に進学することが決まっていたため、高校を卒業後、大学に入ってからもバイトを続けたいと考えたため長期です。と言いました。

しかし、実際に研修期間に入ってみると、牛丼屋さんでは大きい声でお客さまと接することが多く、接客の練習をしていても声が小さいと言われることが多く、声が小さく、恥ずかしがり屋の私には向いていないのではないかと思うようになり、辞めたいと思いました。

しかし店長は「大学でもやるから4年間はやるんだよね? そうすれば慣れるよ」や、先輩キャストさんからは「徐々に慣れていくから」と言っていろいろ教えてくれています。
とても辞めづらい状況です。どうすれば良いのでしょうか。
(相談者:渡部)

onayami-soudan

渡部さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

自分に合わないアルバイトはさっさと辞めてしまう人が多い昨今。
面接時「長期希望」と伝えたことや、先輩方の指導を裏切れないと悩む渡部さんは本当に責任感が強く真面目な方なんだなぁという印象を受けました。

辞めない選択・辞める選択の2パターンから、私の数あるアルバイト経験をもとにアドバイスしたいと思います。

接客の不安は業務に慣れることで改善する!

渡部さんの悩みを整理してみると……

◆大きな声で接客することが苦手
◆どうしても声が小さいと言われてしまう
◆恥ずかしがり屋の自分には向いていないアルバイトを選択してしまった
◆長期で働くことを期待されていて先輩方は色々教えてくれるし辞めづらい

こうしてみてみると職場の雰囲気は良く、接客以外の業務内容に不満は感じていないようです。
ということは、大きな声を出して接客することに対しての苦手意識がなくなれば、アルバイトは継続できることになります。

結論からいうと、大きな声で接客することは徐々に慣れて出来るようになります。

「大きな声で接客する」という表現がマッチしていないのかもしれません。
お客様に「このお店は利用していて気持ちいいな。また来よう」と思ってもらえるようなハツラツとした接客を心掛けてみてはどうでしょう。
「大きい声よりハツラツとしたお声掛け」このように捉えた方が気持ちが楽になりませんか。

失敗と成功を繰り返して得るものがある

接客も業務もはじめから上手に出来る人は少ないですよ。
みんな「出来るかな……」と不安を抱え、失敗と成功を繰り返しながら業務に慣れていくものだと考えています。
接客をしていると自身の失敗からお客様を怒らせてしまったり、厄介なお客様の対応に頭を抱えたりと落ち込むことも多々ありました。
さまざまな場数を踏んで、業務に慣れることで接客面にも自信を持つことができます。

業務に慣れていない
接客に不安がある

自信のなさから、お客様への対応に緊張しすぎてしまう

接客で失敗してしまう

接客向いてないんだ……苦手だ……辞めたい

「みんなはじめは失敗する!次は失敗しないぞ」
気持ちを切り替えて継続してみる

業務に慣れてきた

お客様への対応も上達してきた

私のアルバイト体験談

大型スーパーの衣料品売り場でアルバイトをしていた際、男性アルバイトが女性用の商品をレジで対応することをとても恥ずかしがっていました。
はじめは扱いに躊躇しますよね。でもすぐに慣れていました。何も思わなくなったと。

私もはじめてカフェのアルバイトをした時、大人数の注文を受けるのが怖かったです。
そこのカフェには変わったルールがあって、注文をメモにとってはいけませんでした。全て注文を暗記しなくてはならず、オーダーミスをするのではないかと冷や汗もの。
「ホットココア4つ、レモンスカッシュ2つ、ブレンド2つ、クリームソーダ1つ」と一斉に言われて動揺していると「やっぱりアイスココア1つとホットココア3つにして」と変更に気を取られてレモンスカッシュの数を忘れてしまう……というような失敗を繰り返して自信を失い、接客の声も次第に小さくなっていきました。

でも本当に不思議なんですけど、継続していると覚えられるようになるんですよ。
お客様の席の位置と注文を頭の中で写真を撮るような感じで記憶するなど、自身でコツを掴み出来るようになることがうれしかったのを覚えています。
注文に対する不安が薄れることで、接客にも自信が持てるようになりました。

不慣れなことや失敗に対してビクビクしたままバイトを辞めてしまえば「できるようになった!」という達成感は味わえなかったんだろうなと思うと、継続してよかったと感じています。

アルバイトはいつでも辞められる

どうしても元気な接客スタイルが求められる職場が合わないという場合は、アルバイトを辞めましょう。
渡部さんは面接時「長期」と言って契約してしまったことを気にしていましたが、長期と約束していても仕事はいつだも辞めることはできます。

アルバイトを辞める理由と伝え方

辞める理由 例)
◆大学の勉強が忙しくなり、アルバイトとの両立が難しくなってしまった
◆貧血がひどく、目まぐるしい立ちっぱなしの仕事ができなくてなってしまった

上記理由とともに
「長期で働く予定がすぐに辞めることになってしまったこと」
「自分が抜けることで現場に迷惑かけてしまうこと」
「時間をかけて指導してくださったこと」などをしっかりお詫びしましょう。
お店の忙しい時間を避けて店長に辞意を伝えます。

店長はバイトが辞めることには慣れています。
このように言われて無理やり引き止めることは少ないです。
ただ、シフト調整の関係で「次のアルバイトが決まるまで働いてくれないか」「○日までは出勤してくれないか」などとお願いされる可能性がありますので、スケジュール含め準備をしておきましょう。
体調不良を理由にしている場合には、どんなに嫌な顔をされても延長して働くことは断る覚悟が必要です。

onayami-soudan

渡部さん、まずは「お客様は牛丼を食べることに集中している」「気分を害す接客でない限り、お客様から注目されることはない」と肩の力を抜いてチャレンジしてみてください。

それでも働いていてやはり向いてないなと感じたら、接客のないデスクワークなど自身に合ったアルバイトを見つけてイキイキ働ける方法を探りましょう!
興味のある分野や将来の夢につながるアルバイト選択することで、今後の就職活動に活かすことができたり、スキルアップにもつながるというメリットもあります。

渡部さんが「やってよかった!」と思えることを願って!