つい先日から本屋でアルバイトを始めました。ですが、初出勤で貧血を起こして倒れてしまい、その時に店長から「基本一人でシフトに入ってもらうから、なにか対策を考えてね」と言われました。そのため病院で診断を受けたところ、鉄欠乏性貧血ということが分かり鉄剤を半年~1年ほど飲み続けなければならないことがわかりました。
いつ倒れるか分からない、1人の時に具合が悪くなってしまったらお店に迷惑をかけてしまう、という理由で、1週間も働いていないのですが、辞めたいと考えています。
元々長期バイトで雇ってもらったのに、1週間弱という短期間でやめることをどう伝えればいいでしょうか。そのまま体調不良ということを伝えれば辞めることが出来るでしょうか。(相談者:つむぎ)
つむぎさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
実は私も鉄欠乏性貧血なんです。
ですから、つむぎさんのしんどさが分かります。
私はばったり倒れたことはないのですが、ふらつきだったり少しのことで息がきれたり、とても疲れやすいんですよね。
鉄剤を服用すると胃腸の調子悪くなってしまったりなかなか厄介ですが、最近ではこの持病とうまく付き合えるようになってきました。
だからといって「私は鉄欠乏性貧血でも働けているから、つむぎさんもバイトを続けられますよ」と伝えたいのではありません。
体は人それぞれです。
私とつむぎさんでは、鉄欠の要因も症状も年齢も体力も健康状態も全て異なります。
ですからご自分が「不安だ」「勤務継続が難しい」と感じたのであれば、それが賢明な判断だと考えます。
私は医者ではありませんから、同じ鉄欠と戦う同志としてアドバイスできたらと思います。
長期契約でも短期間で辞めてもよい
「バイトを3日で辞めたくなってしまった」「バイトを1週間で辞めたい」というお悩み相談が増えています。
お悩みの共通点に「長期で雇ってもらったのにこんな短期間で辞めてもよいのか」「何と言ったらいいか」ということを心配する人が多いです。
つむぎさんも同様に長期バイトで雇ってもらったのに1週間弱という短期間で辞めることをどう伝えたらよいかと悩まれています。
まず、長期契約や「長期で働けます」と公言していてもバイトはいつでも辞めることができます。
もちろんバイト先の状況として「長期で働いてくれるって言ってたじゃない。困るよ。」と言われたり「急には困るから来週は来れない?」など、交渉がはじまったりすることがあります。
しかし、それらに屈して継続勤務する必要はありません。
人材不足はバイト先の責任だからです。
もちろん、自分が突然辞めることで現場に迷惑をかけることは明白ですから「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。」と誠意を持って謝罪と退職理由を伝えましょう。
退職理由は「体調不良」で問題なし
退職理由は「貧血症状があり、1人体制の勤務が難しくなってしまいました。長期という約束でしたのに申し訳ありません。」と素直に伝えれば店長も理解を示してくれるのではないでしょうか。
店長は「1人の時にばったり倒れられたら大変だ」「無理に継続して欠勤が多い困るな」と考えるはずです。
実は私も過去に「貧血悪化」を理由に3日で退職した経験があります。
「無理しなくていいから様子を見て続けてくれないか」と説得されましたが「長時間の通勤も難しい状況でして……申し訳ありません。」と伝え続けたら了承してくれました。
少人数体制のバイトは避ける
鉄欠乏性貧血のつむぎさんが次にアルバイトを選択する際は、以下のようなことを意識してみてください。
◆少人数体制のバイトは避ける
◆同じ仕事をしている同僚が多くいる仕事を選ぶ
◆空調設備が整っている
◆肉体労働ではない、体力を消耗が少ない事務などの仕事など
◆通勤時間が短い
私は鉄欠は関係なく少人数体制の職場が苦手なので選択しないのですが、体調が安定しない人は同じ仕事をしている同僚が多くいる業務を選ぶとよいです。
万が一、欠勤してしまっても複数人体制のため同僚がフォロー可能な場合があります。
納期までに作業すればよいという環境も、自身で調整しやすいです。
自分の体と相談し、今一度バイト条件を見直してみましょう。
「1人の勤務時に倒れたらどうしよう」と不安に思いながら働く状況も体には良くないですよね。
辞意と伝えることは勇気のいることですが、事情を説明すればまともな店長なら分かってくれますよ。
つむぎさんにとって一番良い働き方を追求してください。
つむぎさん、共に無理をせず鉄欠改善に励みましょう!
お大事になさってください。