はじめまして。たまたまサイトを見つけました。
私は看護師(精神科勤務)です。
患者さんとのコミュニケーションをとりながら少しづつ回復に向かっていくところを見るのはやりがいがあるのですが、私の働いている病院の人間関係が悪く、仕事のやりがいと天秤にかけても「辞めたい」という思いが強くなっています。
仕事のやりがいを考えると他の病院に移るのもひとつの手段かなと思うのですが、看護師の人間関係は悪いというのが同僚に聞いても定説でどうしたらいいか悩んでいます。ちなみに看護師として勤務して3年目です。
(相談者:さくら)
さくらさん、はじめまして!
ご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
人間関係に悩みながら働くことは、心身ともにとても辛いことですよね。看護師に関しての特別な知識はないのですが、さくらさんの悩みを少しでも緩和できるよう以下のような対処法を考えました。
看護師を辞めるまえに
人間関係で悩んでしまうと、職場から離れることばかり考えてしまいがちです。しかし、のちのち後悔しないためにも看護師を辞めることのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、決断することが重要になります。
看護師を辞めるメリット
- 現在悩んでいる人間関係をリセットすることで、ストレスを抱えながら働くことから解放される
- 給料面や夜勤などの不規則な勤務形態など、今まで不満に思っていた労働条件の見直し、改善のチャンス
- 看護師以外の職業を知ることができる、今までやりたいと思っていたことや新しいことに挑める
看護師を辞めるデメリット
- 転職先は人間関係がよいという保証はまったくない
- 一般的に高収入を得ているといわれる看護師が、他の職業に転職すると年収がダウンしてしまう可能性がある
- 看護師としてのキャリアが途切れてしまう
さまざまな角度から想定してみる
上記に挙げた看護師を辞めるメリット・デメリットを考慮して、さまざまな角度から想定してみてください。
- 継続して勤務した場合
- 看護師は続け、働く病院を変えた場合
- 看護師ではない職業に就いた場合
看護師が一般職に転職すると『せっかくの看護師国家資格を活かせていない』『育休後、職場復帰して子育てと看護師の仕事を両立する先輩が羨ましい』というような思いが沸いてくるのではないかと推測します。悩ましい職場の人間関係だけのために、自分のキャリアを失わないように慎重に判断したいですね。
一方、看護師を辞めたことに後悔は微塵も感じず、一般職に就いて活躍しているかたがたくさんいらっしゃるのも事実です。看護師の現場にはない職場の雰囲気が合って『仕事に集中できる』『健やかに働くことができる』ことが、無理なく長期的にキャリアを積むことにつながるかもしれません。
職場の人間関係に悩んだ時の対処方法
看護師の仕事にやりがいを感じているさくらさんのように、仕事は続けたいのに職場の人間関係に問題がある場合、どう対処したらよいかまとめてみました。
どうしたら状況が緩和するのか考えてみる
悩んでいる人間関係を分析してみましょう。相手の短所ばかり考えるのではなく、長所も理解する必要があります。また職場のメンバーを分析するだけでなく、自分には悪いところはないか、自分が動くことで解決することはあるのか考えます。無駄な作業に思えますが、些細な改善案が問題解決の第一歩となることがあります。
相談する
信頼のおける先輩(看護師長など)に相談してみましょう。一人で悩むよりも、よりよいアドバイスがもらえるかもしれません。職場のメンバーには相談できないという場合には、厚生労働省の電話相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか。職場での人間関係・上下関係について相談することができます。
厚生労働省の電話相談窓口『こころほっとライン』
【専用ダイヤル】
0120-565-455
(通話料無料・携帯、PHSからもご利用いただけます)
【 受付日時 】
月・火/17:00~22:00、土・日/10:00~16:00
( 祝日、年末年始を除く)引用元: 厚生労働省の電話相談窓口『こころほっとライン』
引用元: PDF:『こころほっとライン』
転職を視野に動く
今の職場を辞めることなく、看護師を続けながら転職活動をはじめてみてはいかがでしょうか。看護師さんのお仕事は重労働だと思いますので、看護師専門の転職サイトをチェックするなど簡単なことからでいいです。『険悪な職場でずっと働かなくてはならないのか』と悩み続けるより、『他に道はいくらでもある』ということがわかるだけでも、心に余裕がうまれます。
さくらさん、まずは看護師専門の転職サイトを利用して、新たな病院の求人情報をチェックしてみてください。どうしても病院の雰囲気や人間関係が気になるようでしたら、企業の医務室勤務や学校で活躍する看護師など、病院以外の環境で看護師として働ける仕事も視野に検討することをおすすめします。
くよくよRoomはさくらさんを応援しています!