はじめまして。昨年新卒入社して、社会人1年目です。
色々とあって今の会社をやめようと思っています。
そこでそのことを友人に相談したところ「第二新卒だからチャンスは多いと思うよ」と言われました。
その時はちょっと安心したのですが、後々考えてみると第二新卒がどうしてチャンスが多いのか疑問です。
(社会人になって間もない人間が欲しがられる需要がよく分かりません)
実際に第二新卒には転職のチャンスが多いのでしょうか?
また転職に成功するコツがあったら教えてください。
(相談者:A)
Aさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
Aさんのご友人がおっしゃる通り、第二新卒は転職のチャンスに溢れています!
大手転職サイトを見ても、第二新卒者用の転職ページや転職をサポートする特集が設けられてるくらいです。
なぜ第二新卒者に需要があるのか、第二新卒者が知っておきたい転職活動成功の秘訣などを交えてご紹介します。
第二新卒の定義を知ろう!
そもそもどのような条件を満たせば第二新卒対象者となるのでしょうか。
第二新卒の求人をチェックしていると、『既卒採用』『既卒者』などもよく目にします。一般的にいわれている第二新卒・既卒の定義について調べてみました。
◆第二新卒
・専門学校・短大・大学を卒業して1~3年程度(20代半ば)
・社会人経験有※
・卒業後、正社員として就職をした。
◆既卒
・高校・専門学校・短大・大学を卒業して1~3年程度
・社会人経験無※
・卒業後、一度も就職したことがない。
※アルバイト・派遣社員は含まれない場合もある。
上記の表は、一般的な定義に基づいて作成しています。企業によって、第二新卒・既卒の定義は異なるので注意が必要です。
各企業が求める第二新卒の条件をしっかりチェックしておきましょう。
第二新卒に転職のチャンスが多い理由
冒頭でも触れましたが、大手転職サイトを見てみると第二新卒者向けの求人特集が組まれるなど、第二新卒者を積極的に採用したいと考えている企業が多く見受けられます。
Aさんが感じている疑問『なぜ社会人経験が浅い第二新卒にチャンスがあるのか』
それは以下のような理由からです。
若者の人材不足
企業が第二新卒を求める理由のひとつに、深刻な若者の人材不足が挙げられます。
厚生労働省は、このほど、平成25年3月に卒業した新規学卒者の卒業後3年以内の離職状況について取りまとめました。
今回の取りまとめにより、高校卒業者の40%以上、大学卒業者の30%以上が、卒業後3年以内に離職していることが分かりました。
上記データから分かるように近年、新卒者は3年以内に辞めていってしまう傾向にあります。実際、Aさんも入社して1年で転職を考えていますね。
また新卒採用時、優秀な学生を追い求めるあまり、人材確保に失敗している企業が多く、新卒・第二新卒あたりの若い力が不足した状態に陥っているといわれています。
研修コストの削減
社会人経験のある第二新卒は、研修を経て実務をこなしていたわけですから、ある程度のビジネスマナー・ビジネススキルは身についています。そのため、新卒のようにイチから教育する必要がなく、研修コストが削減できることも企業側において大きなメリットだと考えられています。
潜在力・成長力に期待している
企業は、20代半ばの若者が持つ潜在力・成長力に期待しています。
- 物事をどんどん吸収する
- 柔軟性がある
- 新しい風、イノベーションを起こしてくれる
- 健康で体力がある
- 潜在能力を引き出せる
第二新卒者のこれまでの経験や能力はもちろん、若者ならではの感受性やアイディアを最大限に活かしたいと考えています。変わりゆく時代やマーケットに対応できる柔軟な発想力を持ち、自身の能力を発揮できる心身ともに健康な人材を求めている企業が多いからです。
第二新卒が転職に成功するための秘訣
第二新卒は、以下の2点を押さえての転職活動をすることが、採用に近づく秘訣になります。
退職理由・転職理由を整理しておく
苦労して入社した会社を1~2年で辞めるわけですから、企業の人事担当者が最も聞いておきたいこと、気になることは『退職理由』『転職理由』です。
面接時、これらの理由がきちんと示せないと採用に繋がらなくなる可能性があります。理由を不明慮にしておくと、『入社した会社を1~2年で辞めてしまった』と引け目を感じてやすくなり、弱気で消極的な印象を与えてしまう要因にも繋がってしまいます。
また、『転職したけど、もう辞めたい……』と転職を繰り返してしまう悪循環を陥らないためにも、『何が原因で退職するのか』『どうしてこの会社に転職したいのか』自分自身とじっくり向き合い、きちんと整理しておくことが重要です。
転職エージェントに相談する
はじめての転職に不安を感じているAさんには、転職エージェントを活用して転職活動を行うことをおすすめします。
Aさんの条件に合った、第二新卒の求人をプロのキャリアアドバイザーが紹介してくれます。
面接時の『退職理由』『転職理由』の添削や、キャリアプランなど転職に関することなら何でも相談できる心強いサービスです。
大手転職エージェントサービスマイナビエージェントには、第二新卒者に向けたコンテンツや求人情報が掲載されています。
Aさん、まずは今の会社で働きながら、転職エージェントを利用し、第二新卒の求人情報のチェックをはじめてみてください。不安点や疑問点はキャリアアドバイザーに相談しましょう。
くよくよRoomはAさんのはじめての転職を応援しています!