私は今月から初めてバイトを始めました。
バイト先は飲食店で、食券をお客様からお預かりしてオーダーをとるという形です。
初めてのことばかりで、もともと自分の行動にも自信をあまり持てない性格で、バイトに行くのが憂鬱に感じる時が度々あります。オーダーミスをしたりメニューの盛り付けをなかなか覚えられなくて、自分の行動が遅いのも自覚しているので機敏に動けるよう努力はしているのですが、なかなか上手くいきません。変に緊張してしまって手が震えてスムーズに作業が進まなかったり、駄目だなぁと思うばかりです。
親切に教えてくださる先輩方もいるのですが、理解していても出来ない自分に苛立ちと先輩に申し訳なさを感じます。
こんな考え方ばかりしてしまって、バイト中にもかかわらず泣き出してしまいそうになります。
上手く自分をコントロールできません。
新人だから、初めてのバイトだから、と、自分の甘い考えが浮かんだりして、自己防衛する考え方が嫌です。めちゃくちゃな文ですみません。
(相談者:はるひな)
はるひなさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
はるひなさんの不安な気持ち、とてもよく分かります!
なぜなら私もカフェでアルバイトをしていた経験があるからです。
はるひなさん同様、はじめての飲食店のアルバイトでとても緊張しましたし、オーダーミスをして落ち込みましたよ。
失敗を重ねても働き続けることができた理由を交えてアドバイスしたいと思います。
自分を責めてもいいことない
はるひなさんは真面目な性格ゆえ、できない自分を責めすぎているなと感じました。
▼はるひなさんから頂いた相談文から抜粋した言葉です。
- 「自分の行動にも自信をあまり持てない性格」
- 「自分の行動が遅いのも自覚している」
- 「駄目だなぁと思う」
- 「理解していても出来ない自分に苛立ち」
- 「自分の甘い考えが浮かんだりして、自己防衛する考え方が嫌」
自ら「できない」「だめだ」とネガティブな方向に追い込んでいるように感じました。
▼ポジティブ思考を持てる人はこう考えます。
◆「自分の行動にも自信をあまり持てない性格」
⇒慎重に行動するタイプだ
◆「自分の行動が遅いのも自覚している」
⇒物事に丁寧、次はスピードも意識しよう
◆「駄目だなぁと思う」
⇒はじめはこのくらいの失敗もあるか!
◆「理解していても出来ない自分に苛立ち」
⇒具体的に出来ない理由は何だろうな
◆「自分の甘い考えが浮かんだりして、自己防衛する考え方が嫌」
⇒人生において自己防衛できることって大事!
このようにポジティブ思考を意識することで、ビクビクして自信のなさから失敗を引き起こしたり、平常心ならできることもできなくなってしまうことを防ぐことができます。
自身を「自信をあまり持てない性格」など決めつけることも止めましょう。
メンタル面を強化してくれるコーチが就いたスポーツ選手の成績が伸びたという話をよく耳にします。「だめだ……できない」という弱い部分を払拭し、メンタルを鍛えることでパフォーマンスが向上します。
私は何かに挑戦する際「はじめからうまくこなせる人なんていない!みんなが出来ているんだから、私にだってできるはず!」と思うようにしています。
継続した結果自分にとって苦手なことだと分かれば、辞めるなどの方向転換をすればいいと気楽に考えています。
失敗を繰り返さないための対処法
では、はるひなさんがつまづいている点をひとつひとつ解決するための具体的な対処法を考えていきましょう。
基本動作を極めて自信をつける
相談文に「自分の行動が遅いのも自覚しているので機敏に動けるよう努力はしている」とありました。
早く動こうと焦るばかりに空回りしていませんか。
忙しい飲食店では「オーダーもお冷も接客も片づけも……!」と目まぐるしく気を配って動かなくてはなりませんが、一旦深呼吸をして落ち着いて目の前のことに集中してみてください。
基本動作を極めることで機敏に動けるようになります。
緊張してしまって手が震えるのは自信がないからだと考えます。
接客・オーダー・盛りつけ・提供など、苦手意識のある作業や不明点を明確化していくことが自信につながり、流れるように動けるようになる時がくるんです。
オーダーでの失敗談
食券をお客様からお預かりしてオーダーを取るシステムなんですね。
食券があるのにオーダーミスが発生してしまう要因が相談文からははっきりとは分からないのですが。もしかしたらオーダー時、食券のメニュー名を略語で厨房に伝える際に誤って伝えてしまうということでしょうか。
飲食店のアルバイトでよく聞かれるお悩みですね。
「オーダー時の略語が覚えられない」
特にラーメン屋さんなど、麺のかたさや量、トッピング、ご飯有無などを略語で間違いなく職人さんに伝えなければなりません。
お昼時など注文が立て込むとオーダーミスが起きる可能性が高まります。
私もカフェアルバイト時代、オーダー漏れをしてしまい「注文したものが来ない」と常連のお客様が怒って帰られてしまうという失敗をした時はとても落ち込みました。
もうそのお客様には来てもらえないだろうと思っていたら、翌日にご来店くださったため頭を下げた経験があります。嫌な思いをしたのに来てくださったことが有難かったですし、常連さんを失わなかったことに安堵しました。
オーダーのコツを掴もう
以前いただいたお悩み相談「牛丼屋さんのアルバイトを辞めたいです」でもお話したのですが、私のアルバイト先のカフェのオーダーが特殊でどんなに多く注文を受けてもメモを取ってはいけなくて暗記しなくてはならなかったのです。
ですから、注文が集中した時や大人数でのご来店の対応に苦手意識を持っていました。
自分で一番覚えやすい方法を探り、実践していた方法を記しておきます。
▼ストーリー・妄想で覚える
◆クリームソーダーを注文したサラリーマン、営業成功のご褒美かな
◆今日は暑いのにブレンドコーヒーを頼むとはコーヒー通なおじいさんだな
◆アイスココアとコーヒーフロートをシェアする甘党なカップル
このように頭の中でストーリーをつけると忘れにくいです。
▼頭文字や略語で覚える+視覚でイメージ
モーニングセットにはABCと3種類あり、朝の忙しい時間帯に時々オーダーミスが起っていました。
例)3名様のご注文の場合
BAB
アイス・ホット・ストレート
(アイスコーヒー・ブレンド・ホットストレートティー)
このように頭文字や略語で覚える+視覚でもイメージします。
モーニングBは「ソーセージとたまご」だったため、2席を黄色にイメージすることで、自然とAのご注文のお客様もインプットすることができます。
8名様など大人数の注文時はこれを時計回りで覚えるようにしていました。
このように、はるひなさんも試行錯誤して自分にしっくりくる方法を見つけてみてください。
盛りつけは絵に描いてみると覚えられる!
メニューの盛り付けを覚えられるおすすめの方法があります。
それは盛り付けを絵に描いてみることです。
頭の中でシュミレーションしているだけだと、細かいトッピングなど忘れがちですが、
絵に描くことで手と視覚で思い出すことができます。
メニューの絵にオーダー時の略語を書き込めば、セットで覚えられますね!
はるひなさん、はじめは失敗がつきものです。自分を責めることは止めて、出来ることから実践してみてください。
もしかしたらこれを読んでくださっている頃には、少し仕事に慣れているかもしれませんね!
どうやっても辛い気持ちが続くようならオフィスワークなど、自分に合ったアルバイトを探してみてください。
はるひなさんが笑顔でアルバイトができますように!
くよくよRoomははるひなさんを応援しています!