はじめまして。
私は今の会社に勤めて2年目なのですが3ヶ月前にひどい部署に転部になってしまいました。
ともかく忙しい上に、自分自身の役割もよく分からず、毎日終電、家には寝るためだけに帰宅するといったような状況です。
そんな生活を続けていたら最近毎日自然と涙が出てくるようになってしまいました。
さすがに社会人なのでデスクでは泣かないですがトイレでいつも泣いています。
私はどうしたらいいのでしょうか。
(相談者:千鶴)
千鶴さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
千鶴さんの追い込まれている状況がひしひしと伝わってきて、とても心配しています。
千鶴さんとは少し状況は異なるのですが、私もタスクをうまく消化できず、毎日残業して帰宅は0時を過ぎる日々を過ごしたことがありました。心身共に疲れ果て、毎日が非常にしんどかったことを思い出します。
仕事に追われて辛い毎日を変える4つのこと
トイレでいつも泣いているという千鶴さん。
まずは、心身を休める必要があります。
ひどい鬱状態陥らないためにも、体調不良を理由に会社を休みましょう。
残業するのもやめましょう。
まずは『休む』ということを前提に、辛い状況から抜け出すために重要な4つのことをお伝えしたいと思います。
頑張りすぎない
千鶴さんはもしかしたら、人一倍頑張りすぎているのではないでしょうか。
3ヶ月前に今の部署に配属になり、
- 『早く仕事をおぼえて戦力にならなければ』
- 『誰に相談したらよいか分からないから、自分でなんとかしよう』
- 『やってもやっても終わらない仕事は、残業時間でカバーしよう』
このように、なんでも自分で背負い込み、肩に力を入れすぎた仕事を続けているといつか限界がきます。
もっと楽観的でいることが必要です。
そんなことをいうと、『仕事を甘く見るな』『業務を楽観視するなんて無責任だ』という声が聞こえてきそうですが、仕事の手を抜くということを言っているのではありません。
以下のように考え方を切り替えてみたらどうでしょう。
- 『この作業はアルバイトさんにお願いできるか相談してみよう』
- 『これは明日できるから今日は帰ろう』
- 『この資料は綿密につくる必要がないから、簡略化しよう』
- 『つまづいている点は、プロフェッショナルなあの人にアドバイスをもらおう』
このように、自分ひとりで頑張りすぎるのではなく、時には人に助けてもらったり、妥協点をうまく探せるようになりましょう。
柔軟な判断・行動ができる人は、忙しくても思い詰めることなく、『よい仕事』ができている人が多いです。
辛い時はすぐに相談する
千鶴さん、辛い時はひとりで抱えずに相談しましょう。
異動前の信頼のおける上司や先輩、同期の仲間、親友、家族に相談すれば、親身になって話を聞いてくれます。そして、解決の糸口になるかもしれないアドバイスをもらえますし、何より話すことでストレスや鬱々した気持ちが軽減されます。
職場の人間や身内に心配かけたくないから相談できないというような場合には、厚生労働省のこころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳電話』『こころの耳メール相談』などの公共サービスを利用し、仕事の悩みを打ち明けてみることをおすすめします。
メンタルヘルスの不調を感じ、うつ病など心の病気かもしれないという場合には、精神科・心療内科などの医療機関に相談しましょう。
状況を整理してみる
相談文の中に気になった点が2つありました。
◆ひどい部署に転部になってしまった
⇒どのようなところが『ひどい』と感じたのでしょうか。
◆忙しい上に、自分自身の役割もよく分からない
⇒何が要因で忙しいのでしょうか。
⇒自分自身の役割が分からないのはなぜでしょうか。
これらの状況から予想すると、慣れない環境の中『漠然とした問題』を前にパニック状態に陥ってしまっているのではないでしょうか。
まずは落ち着いて、これらの『漠然とした問題』をひとつひとつ整理してみましょう。
- 『この問題点が改善されれば、よい良い方向に向かうはず』
- 『忙しいのは3月決算の繁忙期まで』
- 『今、自分が注力すべき業務はこれだ』
『あれもこれもだめだ』とまとめて悩むのではなく、上記のように問題点を切り離し冷静に考えるように転換するだけで、こんがらかっていた事柄が解決に向かうようになります。
道はひとつではない
私は、忙しすぎる環境の中でタスクをうまく消化できず、働き続けることが苦しくなりました。
『自分には難しい仕事だったのかな。自分の生活を大切にできないで、ずっと苦しみながら働くのは嫌だな』と思い、転職を決意しました。
- 『せっかく正社員で入社できた会社だから辞めてはもったいない』
- 『せめて3年は続けなくては』
というような、自分へ課した謎のルールに縛られて『道はひとつではない』ということを忘れてしまいがちです。
『絶対辞められない』『すぐ辞めたいなんて私は根性なしだ』なんて思わないようにしましょう。
選択肢はたくさんあって、どんな選択をしても自分の自由です。
◆今の自分にとって必要な選択肢を考えてみる
- 会社を休む
- 勤めながら、無理のない程度に転職活動をしてみる
- 今の会社でもう少し頑張ってみる
- 会社以外の時間は趣味に没頭する
- スキルアップのため、勉強をはじめる
職場や仕事が合わなければ、無理のない程度に帰りの電車の時間や休日の時間を利用し、転職エージェントに転職相談をしてみてください。
具体的に転職を考えていなければ、転職サイト
を利用して自分のスキルに合った求人情報をチェックしてみるだけでも、視野を広がり気持ちが楽になります。
- しっかりと食事をとる
- 心身共にしっかり休息できる睡眠時間を確保する
- 悩みを相談する
上記が、千鶴さんにすぐに実践してもらいたい3つのことです。
一見すると簡単そうなことですが、疲弊していると賢明な判断が難しくなり、行動に移せなくなります。
まずは心身を休め、仕事に向き合える身体に少しずつ整えましょう。
くよくよRoomは、千鶴さんがイキイキ働けることを願っています!