こんにちは。直属の上司がとにかく厳しい人で毎日怒られています。
私の仕事が上手くできていないと思われているのかもしれませんが、さすがに毎日怒られているので最近は少し気分が沈むようになりました。
仲の良い同僚に相談をしてみたのですが『怒られるのは期待の裏返しだよ』と言われました。でもさすがにそれは納得がいきません。
怒られて落ち込んだ時の心の整理の仕方、あと、もし怒られにくい方法などがあればアドバイスを下さい。
(相談者:かめ)
かめさん、こんにちは!
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます。
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
会社に行って働くこと自体大変なことなのに、毎日毎日上司に怒られながら働くなんて本当に辛いですよね。気分が沈んでしまうのもわかります。
かめさんが怒られて落ち込んでしまっている時でも、すぐに実践できる対処法をまとめてみました。
怒られて落ち込んだ時の対処法
私が上司に怒られた時のことを思い返してみると、思考回路が正常に働かなくなり、仕事に手がつけられなくなるくらい動揺していましたね。怒られたことに対して反論したい気持ち、悔しい気持ち等が入り乱れて、最後には自分を情けなーく思い、どんどん落ち込みました。
そんな時、以下の3つの方法で海底まで沈んだ気持ちを沖まで引き上げることができました。
まずは相談!『毎日怒られてしまうんです……』
1人でぐるぐる悩んでいると余計に気分が落ち込み、ドツボにはまってしまう傾向にあります。怒られて落ち込んだ時、心の整理の『第一歩』となるのは、会社の先輩や同僚へ『相談』することです。『上司に毎日怒られて悩んでいる』というナイーブな相談ですから、社内の人間で口が堅い信頼できる人に相談するようにしましょう。
かめさんは仲のよい同僚に相談されているんですよね!
同僚なら会社の状況も分かっていますし、何より気兼ねなく相談することができます。同僚からのアドバイスが納得できないものであったとしても、相談することで少し気持ちが晴れた部分はあるのではないでしょうか。
より的確なアドバイスを求めている場合には、社内で尊敬している先輩など相談する相手を『自分より経験値の高い人』に変えてみましょう。
先輩に相談するメリット
- 怒る上司についての情報をより知っている
- 過去に先輩が怒られた経験談、その対処法や解決方法など、今悩んでいる自分に響く貴重な話を聞くことができる
- 自分の短所や仕事で足りていない『改善すべき点』など、同期に指摘されると角がたつことも先輩に言われた方が素直に受け止められる
- 怒られた話だけでなく、自身の目標や将来やりたい仕事の話などをすることによって、それについての有益な情報やアドバイスをもらえると同時に、沈んだ気持ちから前向きな気持ちになれる
『お酒を飲みながら打ち明けてみる』っていうのが大きなポイントかもしれません。怒られて萎縮してしまった神経がお酒によって解きほぐされ(私感)、心も体もリラックスできます。ただし、体にも翌日の仕事にも影響するような深酒はいけません。
お酒の席だと、社内では相談しづらいことも落ち着いて話すことができますね!
褒められたこと、自分の長所を再確認
上司に怒られてばかりいると、『こんなこともできない』『こんなことで怒られる自分はどうしようもない』とネガティブ思考になりがちです。
『次も失敗して怒られてしまうのではないか』と自分に自信が持てなくなり、気に病むことで自分らしいパフォーマンスが発揮できず、また怒られることに繋がる可能性があります。
そんな時は、次のことを思い返しもっと『自信』を取り戻しましょう!
- これまで褒められたこと
- 得意分野
- 誇れること
- 資格取得や目標など、何かを頑張って達成できたこと
上記のようなことが『ない!』という場合、『私は健康だ』『こんなに極寒でも遅刻せず毎日会社へ行っている自分って偉い』なーんてことでもいいんです!
自分の強みを再確認し自分に自信を持つことで、『怒られた部分を修正すれば問題ない』と怒られた事実を受け入れ、『怒られたことが今の自分に足りないこと』と理解し、これからの自分に活かせる『余裕』が生まれます。
プライベートの時間をうまく使って切り替える
毎日上司に怒られて心も体も疲弊していると、何もする気が起きなくなります。
『何もする気が起きない』ということは、部屋が散らかり、食事は手軽なインスタント食品で済ませ、お風呂もめんどくさくてやけ酒して寝るという生活を思い浮かべます。更に何もしないと暇なので、脳では怒られたことばかりに支配されてしまい、悪循環のはじまりです。
このような自己管理に欠ける荒んだ生活を続けることが、仕事でのミスを誘発させ、怒られる要因を増やすことになります。それだけでなく『清潔感がない』『覇気がない』『忘れっぽい』等、自己評価を下げることに繋がる可能性があります。
『自分の時間』を楽しんで、沈んだ気持ちを切り替えましょう。
簡単にできること、何かひとつでいいんです。
- お部屋の掃除、断捨離をする
- 趣味を楽しむ
- ヨガや軽いストレッチなど、体を動かす
- ペットと遊ぶ
- ゆっくり湯船に浸かって思いっきり泣く
- 好きなスイーツを食べる
- 会社帰りにカフェに行き、好きな本を読む
- 好きなアイドルのDVDを観る
- 友達とカラオケで熱唱する
自分の生活を大切にし、何かに没頭することで自然と『怒られたこと』に固執しなくなります。
転職サイトをチェックして気分転換!
上司に怒られてばかりの生活が苦しい時、転職サイト の求人情報をチェックすることも手軽に気分転換できるひとつの方法です。
『改善を講じたが、辛い状況を脱することができない』という場合、『辛い状況に我慢して頑張り続ける』という考え方は心身共に不健康で、鬱状態を起こしかねません。
転職サイトの求人情報をみることで、『自分の働く場所は他にもたくさんある!自分はどこにでも行けるんだ。』という広い視野を持つことができれば、落ち込む気持ちを前向きに切り替えることができます。
怒られにくくなる方法とは?!
上司に毎日怒られているというかめさん。まずは、上司に怒られる回数を減らしていく『危険回避』に注力していきましょう!
なぜ毎日怒られるのか?!自己分析
落ち込んでいる時に、上司のお説教を思い出したり、自分の短所・弱点を把握することはなるべく避けたいことですが、『なぜ自分は毎日怒られてしまうのか』その原因を追究し、軌道修正しなければ怒られる回数は減りません。
手帳やノートに書き出して『自己分析』をしてみましょう。
私の経験上、怒られた内容を重点的に書く必要はありません。大切なのは、怒られた内容を『どうしたら直せるか、どうしたら改善に近づけるか』ということを書き出すことです。
例えば、上司に『提案書の内容が薄っぺらいなぁ!前回の提案書と比較してまったく成長がみられない。』と指摘されたとします。いつも通り落ち込んだ後、自己分析していない場合と自己分析した場合を比較してみましょう。
×自己分析していない場合
怒られた⇒落ち込む⇒次はがんばろ⇒頑張る内容が明確でない為、修正しきれない……
◎自己分析した場合
怒られた⇒落ち込む⇒『期限ぎりぎりに提案書作成を始めた為、十分に試行する時間がなく薄い内容になってしまった』⇒『ギリギリ』が原因のひとつ!
- 『提案内容に関する情報をWEBで収集し、通勤時間にチェックしておく』
- 『納期4日前に提案内容を固めるための時間を確保しておく』
- 『提案内容が固まったら一旦上司に相談してから作成に入る』
- 『納期2日前仕上げ、上司へ最終確認をしてもらう』
- 『納期1日前に修正・追記を済ませ、納品』
このように自己分析により『ギリギリ』になってしまうことが怒られる原因のひとつと分かれば、それを回避する手段を打ち出すことができます。
上司の立場に立ってみる
かめさんが同僚に相談した際、『怒られるのは期待の裏返しだよ』と言われたとありました。それはあながち間違っていないかもしれません。
部下を怒るということは、ものすごくパワーがいることなんです。(上司がうさばらしで怒っている場合は例外)どうでもよい人間には怒りません。
『もっとこうしたら伸びる』『こんなことで躓いてほしくない』等、人材育成に熱心な上司なのではないでしょうか。
もし『自分が上司になって自分がその部下だったらどう感じるか』想像してみてください。上司がなぜ厳しいのか、どうして怒るのか少しだけ理解することで、自分が直すべき部分が見えてくるかもしれません。
出来ないことは出来ないと伝える
怒られる恐怖から自分に出来ないことを引き受けてしまい、更に自分を追い込めることがあります。『出来ないことは出来ない』とはっきり伝えることが重要です。上司に自分のレベルを理解してもらうことで、怒られる回数を減らすことができます。
怒られる・注意される=自分の成長のチャンスと気持ちを切り替え、あとは成長するのみです。どうしたら出来るようになるのか考え、実行できることから少しずつ頑張りましょう。怒ってくれる上司はあなたの成長をみてくれているはずです。
かめさんが実践できそう対処法はありましたか?
私を含め、社会人のほとんどは上司に厳しく怒られた経験があります。怒られることを気にしすぎないでください!
上手に『危険回避』することで、かめさんが沈んだ気持ちが晴れ、仕事もプライベートも楽しめるようになることを祈っています!