先日に、主任から降格の通達を受けました。
理由は、6・7月の残業時間が合わせて130時間を越えた事。そして、担当区域の人のやりくりが出来なかった事でした。
今年から工場全体を5つの係に分けました私の担当区域は、最低7人居ないと回せないのに、私を含め5人しか配置されず、その内、4人は、機械担当者で、常時、持ち場に居なきゃならない状態にありました。
他の係には、十分な人数を配置され私の所だけが理不尽な形でした。工場のやり方を変えたのは、社長で、私の残業を認めていたのは、課長なのに、私だけが責任を取らされる形なのが、どうしても納得できません。
(相談者:みつを)
みつをさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
『自分の管轄のみ、人員不足で環境が整っていない』
そんな状況下、残業の許可をもらい何とか時間外でフォローしようと懸命に働いた結果、『降格』とされてしまうなんてショックが大きいですよね。
納得できない責任の取らされ方には怒りが湧き、仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。
しかし、一旦気持ちを落ち着けて今回の問題に向き合うことで、これからの仕事に活かす教訓となると考えます。
仕事を受けた時の振り返り
まずは、どうして自分の管轄だけ理不尽な配置になってしまったのか、しっかり振り返ってみる必要があります。
◆考えられる理由
- 社長や課長はあなたの能力をかっていて、人員が少なくても任せられると判断した
- 他の管轄のメンバーはキャリアが浅かった、日頃から成績が悪かったので、そちらに十分な人員が必要だった
- 厳しい条件でも、みつをさんが『厳しいですが、分かりました』と承知した
- 自分に対する理由なきイジメ、上司からの一方的なパワハラ
上記の理由の中に、当てはまるものはありましたか?
どんな理由にせよ、最初に上司から、『人員が少ない体制で行っていくこと』を告げられた時の対応が重要になります。
◆はじめの段階で考えるべきこと、対処すべきこと
- 『この条件では難しい』と主張する
- どうしてこのような配置になったのか、事情や背景の詳細を確認する
- 厳しい条件を飲むかわりに、譲歩してもらいたいことをしっかり伝える
- ルール変更をメンバーに伝え、現場の状況をヒヤリングして上司へ報告する
上司にこれらをしっかり主張することが、互いの条件の一致点を見いだすきっかけになります。
早めの軌道修正の重要性
実際に、はじめてみなければどのような状況になるか分からないことがあります。
厳しい条件で仕事をしてみて分かった『問題点』『改善すべき点』は、すぐに上司へ報告、相談しましょう。
相談をしたところで人員を増やすことはできないなど根本的な解決に至らなくても、目標やノルマを下げてもらったり、ひとつの作業を他部門のメンバーに協力してもらえる体制づくりができたりと、思いもよらない解決策につながる可能性があります。
また、実際の残業時間と課長が認めていた残業時間に関しての認識の違いも、早い段階で『このままでは100時間を超えてしまいそうです』と問題提起をしていたら、降格の一因になっていなかったかもしれません。
『残業時間が合わせて130時間を越えた』
『担当区域の人のやりくりが出来なかった』
そのような結果に至る前に、早めに軌道修正をすることで厳しい条件を多少なりとも改善できる可能性があります。
どうしても納得できない場合
これらの主張や相談に一切耳を傾けない上司であったり、自分にだけ理不尽な仕事ばかり回されるような場合には、それは職場イジメ、パワハラの可能性があります。
『自分には落ち度はなく、工場のやり方を変えた社長や残業を認めていた『課長』は責任を追及されないという今回の降格がどうしても納得ができない』という場合には、各都道府県労働局の労働相談コーナーを利用してみてはいかがでしょうか。
今回のような配置転換や賃金の引下げなどの労働問題を対象として、専門の相談員に面談もしくは電話にて無料で相談することが可能です。
相談文から、仕事に対するガッツを感じます!
そのパワフルで、悔しいという今回の問題をバネに、これからもまい進してください。
くよくよRoomは応援しています!