woman

こんにちは。派遣社員として働いているものです。
今の勤務先で4ヶ月目なのですがいまだに現場の仕事に慣れません。
同時期に入った派遣さんは仕事がかなりできる人で、社員の方にも比較して見られているのか態度が私には冷たくされているように感じます。
このままでは次の更新はないのでは……と不安です。
派遣社員としてどのような働き方をすれば「仕事ができる」とみられるのでしょうか。教えてください。
(質問者:ひーこ)

onayami-soudan

ひーこさん、こんにちは。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

派遣社員は、手が足りていない現場の『即戦力』として採用されることが多いです。そんな中、4ヶ月経っても仕事に慣れない状況に焦り、不安になりますよね。

今、ひーこさんは『同期より仕事ができない』『派遣切りにあうかも』という漠然とした不安から、平常心が保てなくなってしまっていると思うんです。
まずは落ち着いて、どういうところでつまづいているのか、考えられる原因をひとつひとつ整理していきましょう。

派遣社員が仕事に慣れるには

まず、派遣先での仕事に慣れないということは一体どういうことなのか考えてみました。

  • 作業内容に苦手意識がある
  • 自身のスキルよりレベルが高いことを要求されている
  • 職場の雰囲気が悪い
  • 派遣先の人が仕事を教えてくれない
  • 失敗したことを引きづり、本来の力を発揮できていない

4ヶ月働いてみて、明らかに自分には不向きな仕事であったり、苦手意識のある作業の連続になると『ちっとも慣れない』と辛い気持ちになります。

また自身の問題だけでなく、職場の環境が『仕事不慣れ』の要因になることがあります。職場の雰囲気が悪いと、分からない点を質問しづらくなったり、相談し合い進めていく作業がうまくまわらないなどの弊害が表れます。きちんと説明されることなく仕事を振られると、互いの認識がずれ、求められている仕事ができません。

失敗したことを反省することは大切ですが、トラウマのように引きづり『次も失敗したらどうしよう』と委縮しているとよい仕事ができません。

出来る派遣社員の特徴

優秀だと評価される派遣社員はどのようなことを意識して働いているのでしょうか。
派遣社員が求められていることは何か、出来る派遣社員の特徴を知り、どんどん取り入れていきましょう!

こまめな報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を心掛ける

基本的なことですが、派遣社員にとって一番重要なことがこまめな報告・連絡・相談(ホウレンソウ)です。
仕事を頼んだ人は、派遣社員がどのように作業しているか、進捗状況も気になっています。

依頼された作業に対して行うべきこと

  • この作業に何が求められているのか、きちんと把握する
  • 作業の期限
  • 作業中の疑問点・問題点の相談
  • 作業の進捗状況を報告
  • 修正・改善すべき点の確認

複数の仕事を依頼される場合には、納期や優先度の確認は必須です。
資料やグラフ作成を行う際も、資料内で伝えたいコンセプトや、どの数値を強調したグラフ作成を求められているかを把握しているのと、していないのとでは、出来上がるものが全く異なってきます。認識がずれたまま作業をしてしまうと、最終的にやり直しになり二度手間、納期が迫りてんやわんやの悪循環を招いてしまいます。

しかし、上記のホウレンソウきちんとできていれば、安心して仕事を任せられる派遣社員になることができます。

派遣社員同士のコミュニケーションを大切にする

ひーこさんには、仕事ができる派遣社員の同期がいらっしゃいますね。優秀な同期と比べられる苦しさが相談文から伝わってきました。

同期を羨望の目でみて、できない自分と比べ落ち込むことはやめましょう。

必要以上につるんだり、仲良くする必要はありませんが、派遣社員同士のコミュニケーションを大切にし、同志、一緒に働く仲間だということを再認識しましょう。
出来る派遣社員は、派遣社員同士で『仕事のコツを共有し合う』『分からないことは助け合う』『できないことは協力し合う』ということができている人です。

ひーこさんも同期に相談をして仕事のコツを教えてもらい、反対に同期が困っている時は助けてあげましょう。

サポートしたいという気持ちが大事

『派遣社員』イコール『指示されたことを忠実にこなす要員』と思われがちです。
それは間違っていることではありません。
しかし、いつも行っている作業をただこなすだけなく、クオリティを上げる努力や工夫を試みることはどんな仕事においても大切なことだと思います。
これらのことは、仕事を頼んだ人にとっても『うれしい』『助かる』ことであると同時に、自分のビジネススキルの成長にもつながることです。

その際注意したいのが、派遣社員の場合、指示と異なること勝手に取り入れることはそれはそれで問題になります。仕事依頼者に『このようにすると効率がよいことがわかったので、次回からこの方法と取り入れてみてもよいでしょうか』と事前相談・確認をしましょう。

『指揮者をサポートする』という気持ちを忘れずに行動すれば、自分にとっても相手にとっても『よい仕事』になります。

派遣切りの不安解消法

派遣社員が『長く働きたいな』と思っている会社であればあるほど、契約更新前をピークに派遣切りの恐怖に怯えます。しかし、自分の中で不安意識を前向きなものに変えることはできます。

以下のような心づもりでいれば、気楽に考えらえると思います。

  • 正社員だってリストラされる時代である
  • 今の派遣先での仕事が合わない場合、派遣営業担当者に相談して契約更新せずに、自分に合った新しい仕事を紹介してもらおう
  • 派遣切りにあっても、すぐに派遣元が新たな仕事を紹介してくれるから大丈夫
  • 派遣切りは新しい仕事、新しい出会いのはじまりだ
  • いつ切られてもいいように、スキルを磨いて力をつけておく
  • 派遣元に紹介予定派遣の相談をしてみる
  • 派遣社員で働きながらも、将来を見据えて転職サイト に登録・相談し、正社員の道も考えてみる

どんな優秀な派遣社員でも、派遣先の業績が悪かったり、予算がなければ派遣切りにあいます。
この先どうなるか分からないことに鬱々せずに、将来を見据えながら今できることに力を注ぐことで次第に不安は薄れていきます。

onayami-soudan

ひーこさんは『もう4ヶ月目なのに仕事に慣れないなんて……』と悩んでおられますが、複雑な仕事や新しいことをたくさん頼まれるような環境では『まだ4ヶ月目だから、不慣れで当然』ともいえます。

半年経ってようやく余裕が出てくることもありますので、あまり思い詰めずにご紹介した『出来る派遣社員の特徴』や『派遣切りの不安を払拭する方法』を少しずつ取り入れてみてください。

くよくよRoomはひーこさんを応援しています!