私はイラストを描くのが好きでイラスト関係の仕事をしているのですがクライアントとのやり取りでメールや電話対応が苦手です。
元々文章を書くのが下手で、よく言葉や言葉の使い方を間違えます。国語力が足りないです。
初めて仕事に就いた新人だった頃、先輩からメールの文章や電話対応の仕方を教えてもらって対応していたのですが、最初なかなか覚えられず、最終的には先輩に文章をほぼ作ってもらって、その文章をそのまま使っていました。まだ最初だから慣れていけば大丈夫かな、あとから文章書けれるようになるかなと思ったのですが…。
今でも慣れず、先輩に助けてもらっていますが注意されています。すごく迷惑をかけてます。
覚えようとメモをしているのですが、メモの仕方がわからずただ言葉を書いているような感じです。
後輩に制作の仕方を説明しても突っ込まれます。
この状況が3年続いてクビにならないかずっと不安を抱えていますがまだクビになっていないのが驚きです。
でもその不安からもう仕事辞めたいという気持ちに変わったことが最近起きました。
窓口の担当を引き継ぐことになったんです。
クライアントとのメールやり取りと電話対応が増える、責任がくると思うと一気にプレッシャーを感じて辞めたい消えたい死にたいとマイナスなことを考えてしまって憂鬱な気持ちなりました。
国語力のない自分に出来るわけが無い。
何て言葉で返せばいいのかわからない。
引き継ぎできないですと理由を言って断りたいけど、前に先輩は私に「私もそういう気持ちあったから大丈夫」と流されたので今回は何言ってるの?と来そうで怖いです。
一度自分の考えをリセットして大丈夫と言い聞かせていましたが辛くなって涙が出ます。
親に仕事辞めたいと相談しようかと思いましたが不安を与えるのは嫌だし、奨学金を返している途中なので仕事を辞めるわけにはいかないと思いました。
違う仕事に就けばいいじゃないかと思いましたがもう他の仕事には受からないと思ってます。
今の仕事に就けているのは運が良かったんです。面接がダメダメで本当は不合格に近かったらしいですが、受かった理由を聞いたとき本当に運が良かったんだなと思いました。
でももう辞めたい。
この気持ちをどう乗り越えることってできるのでしょうか。
もう毎日憂鬱な気持ちが続いてどうにかなりそうです。
ここのくよくよroomで発散して少しでも軽くと思ったんですがやっぱり現実意識してしまう。無駄な発散してすみません。文章おかしかったらすみません。
(相談者:このは)
このはさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
このはさんはイラストが描けるんですね。
絵を上手に描ける人を尊敬します。感性やスキルも。
そして、好きなイラストに関わる仕事ができているなんて、とても羨ましいです。
相談文から、このはさんの悩みや不安な気持ちがしっかり伝わってきました。
それは、丁寧な言葉遣いで伝わる文章が書けているということを意味します。
もっと自信を持っていいのではないでしょうか!
今抱えているお悩みを解決する手段を5つ考えてみました。
解決手段1 苦手・不安をしっかり相談する
今すぐ「窓口担当業務が不安であること」「クライアントとのやり取りが苦手なこと」を打ち明け、相談しましょう。
個人の得意なこと・苦手なことって、口に出さなければ分からないですよね。
「この作業が苦手で担当になることが不安だ」
「自分にとってはとても難しい」
「プレッシャーから辞めたいと考えるくらい追い詰められている」と、くよくよroom相談してくれたように素直に伝えてみてください。
相談することで先輩に「何言ってるの?」と思われることを恐れていましたが、勇気を持って伝えなければ問題点も伝わらないです。
真剣に相談することで、担当を変えてもらったり、役割が軽減したり、文章チェックなどのサポートしてもらえたりとメリットの方が多いと考えます。
仕事も悩みも一人で抱えてしまうことが一番の問題なのです。
今すぐ、先輩に相談することをおすすめします。
解決手段2 人それぞれ得意・不得意があるのは当たり前!
このはさんはイラストが描くことが得意ですよね。
でも、世の中にはイラストが描けない、絵が壊滅的に下手な人がいるんです。
人それぞれ得意・不得意があります。
自分の不得意に対して強い劣等感を抱きすぎてしまうとマイナス思考に陥り「得意」「長所」まで潰してしまう可能性があります。
相談文に書かれていた「出来るわけが無い」「クビになっていないのが驚きです」「他の仕事には受からない」など、自己肯定感が低い発言が気になり心配になりました。
自分の不得意を把握できたらそれを受け入れて、もっと得意を伸ばしてあげる方向にシフトすることもひとつの方法です。
解決手段3「増える」「できない」を明確化する
「クライアントとのメールやり取りと電話対応が増える」とはどのくらい増えるのですか?
1日10件と100件では状況が大きく異なります。
「今より増える」「できない」「怖い」このようにただ漠然と怯えるのではなく、具体的な件数や工数の目安を確認してから仕事を引き受けることが大切です。
現状の仕事は軽減されずに、窓口の仕事が増えるのですか?
それではやることが多く、残業も増えて疲弊してしまうのではないでしょうか。
◆引き受ける前に状況をしっかり確認し、できるかできないか考える
↓
◆自分の作業状況・工数等を共有し、調整する
↓
◆難しいことをどのように解決していくか、相談する(分担など)
↓
◆安請け合いしないことが大切!
大きく見える問題を細分化・明確化し、調整することでひとつひとつの負担が軽減し、悩みも解決に向かいます。
また不得意なことは「今日は以前よりうまくできた」「しっかり準備をしたから大丈夫」とポジティブ捉えて作業した方がミスが少ないです。
自信なさげに作業するよりも、落ち着いて向き合った方ができるようになります。
解決手段4 電話とメールは徹底的にテンプレート化する
私も新人の頃、メール対応に時間がかかっていました。
午前中はメールの対応で終わってしまうこともあり、何とか効率化できないかと考え、メールのテンプレートを作成しました。
手書きのメモではなく、パソコン内のメモ帳やExcelなどを活用し、メールにコピペできるようにしておきます。
(社名や個人名はその都度確認して入力しましょう。コピペする際の注意点です。)
仕事依頼・請求書・発注・謝罪・お礼など、パターンごとに分けてたくさんストックしておくと一目瞭然で便利です。
窓口担当の方にこれまでのやり取りを共有してもらい、それを基に整理したら早いですね。
またビジネスメールのマナーを紹介したサイトや本なども参考にして、自分で文章を組み立てる方法もあります。
私は言い回しや敬語に迷ったら、ビジネスメールの例文をサイト検索して、参考にしていました。
解決手段5 働きながら転職活動をはじめる
「先輩に相談しても解決しなかった」「チャレンジしてみたが慣れることがない」という場合には、働きながら転職活動をはじめることをおすすめします。
このはさんは「受からない」と決めつけていますが、それはチャレンジしてみないと分からないですよ。
しかし会社を辞めてから転職活動をすると、なかなか採用がもらえないことに焦って転職先を妥協してしまったり、失業期間が長引いて不安になるなどリスクが高いです。
これらのリスクを避けるためにも、働きながらの転職活動をおすすめします。
働きながらの転職活動に関しては「退職と転職、どちらが先?」も合わせてご覧ください。
転職の譲れない条件をしっかり書き出し、転職活動に活かしてください。
◆イラストに関わる仕事
◆クライアントとのやり取りが少ない業務
◆電話対応がないところ
◆個人でもくもくと作業が出来る環境 など。
転職活動は最終手段として、まずは不安に思っていることを相談し、できないことはできないと伝えましょう。
やってみなければ、できるかできないかなんて分からないです。
自分が想像していたよりも、こなせるかもしれません。
好きなイラスト関係の仕事に就けているだけに、チャレンジする前に辞めてしまってはもったいないなぁと思うのです。
やってみて苦痛な日々が続くようであれば、無理はせずに働きながら転職活動をはじめてみてください。
解決手段6 本や作品配信サイトなどを読む
ビジネスメールや電話対応に限らず、言葉や言い回しってすぐに上達することはなくて、一生勉強だなと思います。
私もここで文章を書いていますが、まだまだ未熟で日々勉強中です。
言葉の勉強は本だけでなく、作品配信サイトのnoteなど色んな人の言葉、文章をたくさん読むことで、気づかぬうちに積み重なって学びになっているのではないかと考えています。
素敵な言葉や文章に触れることで、イラストにも深みが出てくるのではないでしょうか。
このはさんは「今の仕事に就けているのは運が良かったんです」とおっしゃっていましたが、運も実力のうちですよ!
何か感じるものがなければ、採用もしていないはずですし。
運を掴み取って、3年も頑張って勤めているこのはさんは立派です。
もっと自分を褒めて、認めてあげてください。
クライアントとのメールや電話対応は、はじめはみんな怖いです。
しかし慣れる時がきます。(クライアントの特徴を掴んでやり取りできるようになります)
少し肩の力を抜いて、チャレンジしてみてください。
このはさんが笑顔で働けますように!くよくよRoomは応援しています!