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飲食店で働いてる主婦です。

私より年上のスタッフが仕事ができなくて、ほぼ毎日のようなミスのフォローがしんどすぎます。

伝票のうち間違いや料理提供のミス、さらにはレジでのミスなどなど毎日何かしらのミスをされます。毎回確認をして伝票を打つ、分からなかったすぐにスタッフに聞くなど防げるミスなど自分の意識次第で改善できることも多いです。

毎回それを伝えているのに、確認を怠り、結果お客様に迷惑をかけ、謝罪することが常日頃あります。

しかも、フォローをしているのに、その本人はミスやフォローに対しての謝罪や感謝の言葉も全くなしです。いい加減腹が立ちます。

もう顔も見たくないし、早くやめてほしいとさえ思ってしまいます。そんなことを考えている自分も嫌です。ストレスでしんどいです。どうしたらこのストレスから解放されるのでしょうか。
(相談者:あき)

onayami-soudan

あきさん、こんにちは。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

ミスに対しての謝罪がないのですか……。
それはストレスが溜まりますね!!

「すみません」という一言が出ないのは、ミスに対しての認識が甘いのではないでしょうか。

▼ひとつのミスで……
⇒ お客様にご迷惑をおかけすることになる
⇒ 一緒に働くメンバーにも迷惑をかけてしまう
⇒ お店の評判が落ちる

上記のように自覚できていないのかもしれません。

フォローに対しての感謝も伝えられないという点から、その方はコミュニケーションをとることも苦手なのかなと感じました。


ミスの原因を分析する

相談文から想像するに、繁盛店で忙しく、品目も多いのでしょうか?
もしそうであれば、パニックになってしまっているのかもしれないですね。
どうして間違ってしまうのか、当事者と共に徹底的に原因を探ることが大切です。

その方はこのお仕事のキャリアはどのくらいなのでしょうか。
新人なのか、ベテランなのかでアドバイスは大きく異なります。

◆新人の場合
入店してまもない方であれば、仕事に慣れるまで根気よく指導・フォローしてあげることが必要です。
なぜなら、最初からうまく出来る人はいないからです。

「何でできないんだろう。何で気づけないんだろう。」
自分ならミスしない、簡単にできることだからといって、他人も同じようにできるとは限りません。
一緒に働くメンバーは大変でしょうが、ひとつの仕事をこなせるまで同じ作業に集中して取り組んでもらうなどの工夫とフォローが必要です。

◆ベテランの場合
相談文を読んで、その方は飲食店は向いていないのではないかなと感じました。
提供時間や接客に追われることがない、事務など落ち着いた環境の方が合っているかもしれません。

適材適所という以外にも、歳を重ねるとたくさんのことを一気にこなすことが難しくなったり、新しいことが導入されるとパニックになってしまう方が多いです。

私がサービス業をしていた時に、あきさんと同じような経験をしたことがあります。
レジ担当だったのですがレジの行列にパニックになり、更に入力ミスも重なり、パニックに陥ってしまった50代の先輩女性がいました。
レジを休止し、後輩が伝票の整理を手伝ったりなどのフォローして、とにかく落ち着いてもらうよう努めました。

自分がその年齢になってみないと分からないことがたくさんあるのだと思います。
そこを理解して、サッと手を差し伸べられる人でありたいですよね。
でも実際はイライラしてしまいます。
優しくしたいのにイライラしてしまう自分が嫌なんですよね、あきさんの感じているジレンマ、分かります。
あきさんのように仕事に対して真面目で一生懸命、先回りして動けてしまう有能なタイプの人ほど「どうしてできないのか」と、このジレンマと葛藤することが多いです。

仕事ができない人との関わり方とその対処法

なるべく同じシフトで入らない

相手が絶対出勤する曜日は避けるなど、同じシフトで働かなければストレスは軽減されますよね。
プライベートのスケジュールや人材不足などでなかなか難しいとは思いますが、すぐに実践できる方法のひとつです。

話を聞いてあげる

うまくできなくて落ち込こむことで、普段できることもできなくなってしまっているかもしれません。

ミスした⇒怒られた⇒動揺⇒落ち込み⇒頭が真っ白でまたミスしてしまった⇒激しく動揺⇒落ち込み⇒うまく立ち回れない
このような負の連鎖に陥ってしまいます。
同僚の怒っている不機嫌な態度、呆れた素振り、険悪な空気、それら全てがプレッシャーに感じ、ミスを連発してしまう大きな要因になっていることもあります。

負の連鎖を止めるひとつの手段として、お店が落ち着いている時に声をかけ、話を聞いてあげましょう。

「苦手な作業はありますか?」
「分からないこと、不安なことはありますか?」
「この作業はどのように処理していますか?」
「私もこの作業でミスしたことがあるんですけど、このようにすると間違えないんですよ。」

注意されている時は動揺していて、話の内容が耳に届かないことがありませんか?
お店や相手が落ち着いたタイミングで上記のように声をかけられると安心しますし、解決に向け相談し合うことが可能になります。

原因と対策を答えてもらう

一方的に「注意する」「教える」「伝える」だけで済ますと、理解していなかったり間違えて捉えたりすることがあります。
また有能なあきさんがいつもフォローしてくれるのが当たり前になっていて、頼りきってしまっているように感じました。

厳しいようですが、本人に「何が原因で」「どうしたらいいのか」まで答えてもらった方がよいかもしれません。
そうすることで、聞き流しや理解不足を解消することができ、自身の役割など責任を自覚してもらうことに有効です。

ミスを記録し、上司に相談

本日発生した苦情・ミスなどを報告する業務日誌はあるのでしょうか?
同じミスを繰り返す、反省の色が薄いことも上司に報告・相談してください。

上司に伝える際「ミスが多くて困っているんです。」と抽象的に伝えるのではなく、日時・ミスの内容・問題の対処法などを具体的に示しましょう。
上司が現状を知ることで、よりよい解決方法を見出してくれる可能性があります。

onayami-soudan


あきさん、参考になる対策はありましたか?
以前受けたお悩み相談「 仕事ができない人にイライラしてしまいます。対処法を教えてください」も合わせてご覧ください。

まずは穏やかな雰囲気で接してみることをおすすめします。
「職場には色々な人がいる。個性的な人。」と達観することで、イライラ軽減することができます。
イライラしたら「何が原因でミスしてしまうんだろう」と改善案の思考にシフトしてみると、よい方向に進むかもしれません。

ひとりで抱え込まず、メンバーみんなで相談しフォローする体制を作ってください。

あきさんのストレスが少しでも解消されますように!