woman

はじめまして。
これから転職活動をしようと思っている25歳です。
すごく基本的な話で恐縮なのですが、現職がそこまで堅くない仕事で服装や髪色が比較的自由です。
そのため、私も髪色をちょっと明るめにしているのですが実際に髪の色は面接でどれくらい気にされるのでしょうか?
(相談者:サワ)

onayami-soudan

サワさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

転職活動の準備をされているのですね。
服装や髪の色などの身だしなみは、面接時の第一印象に大きく影響します。

極端な話ですが、面接に金髪で来た人がいたら面接官はどう思うでしょうか。
その人のスキルや技術を評価する前に『個性強いな……大丈夫かな』『チームの皆とうまくやっていけるかな』などという懸念を抱いてしまいます。


中途面接前に知っておきたい!髪の色の基準

サワさんはどのような業種・職種への転職をお考えですか?

髪の色に関して寛容な職業がある一方で、ヘアカラーがされていない黒髪が相応しいとされている職業もあります。

『業種別』『職種別』『男女別』で髪色の基準をまとめてみました。

業種・職種別 髪色の基準の違い

◆黒髪が相応しい業種・職種

教師や警察官などの公務員、金融業の中では銀行員など『信用第一』というようなお堅い業種の場合、自然と黒髪が求められます。
また、格式の高い老舗ホテルマンや客室乗務員などは、お客様に最上級のサービスを提供する企業やブランドの顔になりますから、清潔感のある身だしなみや主張しすぎない髪の色が相応しいとされています。

◆会社にヘアカラーの規則がある業種・職種

ヘアカラーがOKであっても、会社の規則で『ヘアカラーチャートのレベル7までのブラウンに抑えること』と検査される職種もあります。

私の友人は大手旅行代理店の窓口業務を担当しているのですが、規則であるヘアカラーチャートのレベルを守って勤務しています。
私が老舗百貨店で働いていた時も、ヘアカラーチャートで検査されることはありませんでしたが、明るすぎる色の販売員は注意を受けていました。

◆髪の色が比較的自由な業種・職種

お客様(クライアント)の目に触れない職種は髪色の自由度が高い傾向にあります。

芸人やバンドマンなど奇抜な髪型の人OKの代名詞になっている職種は、コールセンターのオペレーターでしょうか。
工場勤務など外出のない製造業も自由だと聞きます。

逆にお客様と接する美容院やネイルサロン、アパレルなどのファッション業界のような施術者や販売員は、髪型・髪の色のセンスが商品やサービスにも影響します。
ショップのブランドコンセプトを意識した髪型・髪の色が求められます。

ゲーム制作・デザイナーなどクリエイティブな業種も、髪の色を問われないところが多いようです。

性別による基準の違い

男性と女性では、髪の色に基準や制限は異なるのでしょうか。
『黒髪』『茶髪』について一般的に言われている男女の印象をまとめました。

◆男性の場合

一般的に男性は黒髪である方が心証がよいとされています。

くだけた言葉で表現すると『茶髪でスーツはチャラい!』という印象を受ける人がまだまだ多いのが現状です。
年配の方からすると『見た目ばかり気にする軽薄な人』『誠実さを感じない』と捉える人もいるようです。
黒髪から『落ち着いた雰囲気』『賢い人だ』『真面目そう』という印象を持ってもらえるなら、黒髪にしておくに越したことはないですね!

◆女性の場合

男性に比べて女性はダークブラウンなど黒髪より少し明るい色を受け入れる企業が多いようです。

その理由のひとつとして、黒髪にリクルートスーツからは『新人』『新入社員』の印象を持ちます。
黒髪にリクルートスーツでは、中途採用などキャリアを積み『仕事を任せられるプロフェッショナル感』という雰囲気からは遠ざかります。
面接官から見て自分はどう映るのか、好印象を持ってもらえる身だしなみであるか俯瞰することが重要です。

また男性のスーツ姿に比べて、女性のスーツやオフィスカジュアルなどにダークブラウンの髪色が違和感なくマッチするという点も男女の差だと考えます。

ナチュラルであればOK

ちょっと番外編。

『地毛が茶色いので黒染めしなくてはいけないのでは……』
昨今、学校の校則に従わせる黒染め強制が問題視されていますね。

黒髪が求められる業種への転職を考えていたとしても、地毛を黒染めしてまで採用してもらおうとする必要はありません。
生まれ持ったナチュラルな髪色に胸を張って転職活動をしてほしいです。

髪色が原因で不採用にするような会社は所詮そこまでの会社でしょう。
そのような会社に採用されても、評価基準に問題があるなど不自由な社風に苦しむことが目に見えています。

転職エージェントに確認する

これまで一般的に言われている髪の色の基準をお伝えしてきましたが、この情報を鵜呑みにしないでほしいです。
茶髪OKとされている業種・職種であっても、黒髪・もしくは黒に近いダークブラウンが相応しいという規則を設けている会社は多く存在します。

実際、私自身クライアントの目に触れない内勤業務を行っていた経験があるのですが『明るすぎる髪の色はNG』『女性の服装はオフィスカジュアル』というルールがありました。

転職活動時、自分の髪の色に不安があれば自己判断に頼らずリクルートエージェントなどの転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
希望する会社を面接するにあたって、サワさんの髪の色が問題はないか、担当のキャリアアドバイザーが的確に判断してくれます。
しっかりと面接対策を行ってくれるのも、転職エージェントを活用するメリットのひとつです。

onayami-soudan

サワさんの明るい髪の色でOKかどうかは、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみてください。
企業の評判サイトキャリコネを参考に、社風や規則などの情報収集をしておくことも有効な手段ですね。

くよくよRoomはサワさんの転職活動を応援しています!!