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はじめまして。
31歳女性で、仕事は営業事務(派遣社員)をしています。

最近、転職を考えています。
今のところ結婚する予定もないので、将来ひとりで生計を立てていけるような安定した企業の正社員など目指し、若いうちに転職をしておいた方がよいのではないかと思いはじめたからです。

しかし、いざ転職活動をはじめようにもフレッシュが売りの20代の頃の転職活動しか経験がないため、どのように一歩を踏み出したらいいのか分からなくなっています。

また、今勤めている会社は残業もなく、とても居心地がよいため、転職活動に本腰を入れられません。
心のどこかで今の生活を手放したくないのだと思います。
やはり30歳過ぎてから転職活動をするのでは遅すぎますか?

30代女性が転職活動を行う上で抑えておきたいポイントなどがあれば教えて欲しいです。
(相談者:陽子)

onayami-soudan

陽子さん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

30歳過ぎると将来のことを色々考えはじめますよね。
20代の頃は、目の前の仕事に精一杯、遊びに夢中で。

「将来、自分はどうなっていたいか」「そのために自分が今やるべきことは何か」考えてはいるものの、目標に向けて着実に行動にうつしている人は少ないのではないでしょうか。

31歳の陽子さんはまだ若い!
転職はもちろん、様々なことにチャレンジできる年齢です。

女性が転職する上で、抑えておきたいポイントなどを年代別にアドバイスします。

年代別!女性の転職で抑えておきたいポイント

20代女性の転職

昨今「若さが売り」という表現自体、不適切だと思われてしまうような風潮がありますね。
しかし現実問題、転職シーンで「若さ」は最大の武器になります。

正社員の求人情報には「新卒・第二新卒歓迎!」と記載されていることが多いです。
また、直接的には表現されていませんが「(年齢が若ければ)未経験歓迎!」というようなアピールしている企業も見受けられます。

▼20代を雇う企業側のメリット
◆経験がない若者ほど低コストで雇うことができる
◆仕事の飲み込みが早い
◆将来性がある
◆前職に染まってないため、教育しやすい

上記のように企業からの需要が多く求められている20代は、自分の興味分野、やってみたいことにどんどんチャレンジして、更なるスキルアップのために転職を重ねてもよいと考えます。
自分の土台づくりをするイメージで。

▼20代女性の転職ポイント
◆思いきりチャレンジできる時!
◆20代の職務経歴が、30代・40代の転職時に影響してくることを念頭に、たくさん経験してスキル・実績を積んでおく!

30代女性の転職

▼30代の転職あるある
募集条件に「~35歳まで」と記載されている求人を多く目にするようなる。

このような求人をたくさん見ると焦ってしまうんですよね。

なぜ「~35歳まで」と記載するのでしょうか。

推測するに、平均年齢が若い企業だったりすると、自分より年上の部下は雇いたくないという心理が働きます。
また女性の場合「教育し戦力になった頃に結婚・出産・育児などですぐに辞めてしまわないだろうか」と不安視されることなどがあります。

基本的に、事業主は労働者の募集・採用に年齢制限を設けることはできません。(雇用対策法)⇒ 雇用対策法に関しては「その募集・採用 年齢にこだわっていませんか?」事業主の皆様へをご覧ください。)
「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から」などの理由を提示することで、例外的に「~35歳まで」というような年齢制限を行うことが認められています。

しかしこれらの年齢制限の問題は、これまでに培ったスキルや実績でカバーすることが可能です!

30代を雇う企業側のメリット
◆ビジネスマナー習得済、教育コストがかからない
◆すぐ即戦力
◆適応能力が高い
◆これまでのスキルや実績を活かし、企業に新しい風を吹き込んでくれる
◆問題・課題に対して柔軟な対応ができる

企業が求めるスキルや実績が備わっていた場合、年齢の壁は越えられることがあります。
エンジニアなど、専門分野でスキル5年の30代なんて転職市場では引く手あまたではないでしょうか。
「~35歳まで」と求人に記載されていても、スキルを満たしていた場合には諦めず一度転職エージェントに相談してみてください。

女性の場合、しっかり先を見据えて、産休・育休支援制度がしっかりした企業の正社員を選ぼうと考えますよね。
でも私は、今現在自分がやるべきことを優先し企業を選択することの方が大切だと考えます。
(結婚の予定がない場合。どうなるか分からないことより今を生きる)
結婚・出産・育児との両立については、そのような状況になった時に考えればよいです。

30代の転職に求められることは……

◆スキル「何ができるのか」
◆実績「どんなことをして何をなし得たのか」
◆今後のビジョン「何をしていきたいのか」

これらを面接時にしっかり伝えることが重要です。

▼30代女性の転職ポイント
◆自分のやってきたことに胸を張る!
◆20代・30代のスキルや実績、即戦力になることを最大限にアピール!
◆今後のビジョンをしっかり伝え、一緒に働くイメージを広げるプレゼン

40代女性の転職

40代になるとマネージャーなど役職がつく募集が多くなります。
高いスキルが求められたり、管理職など人材を育成・マネジメントする立場になるからです。

役職のない募集を選ぶ場合、現職より減給してしまったり、年下の上司から指示を受けるなどの覚悟が必要です。

そして陽子さんは営業事務をされているんですよね。
年齢とともに事務職の募集は少なくなりますが、営業事務や貿易事務のように「事務」プラスαで何か強みがあればチャンスが広がります。
私の母は経理事務を50歳からはじめ、65歳まで忙しく働いていました。

また、体力的なことを考慮し、仕事を選ぶ必要があります。
体に負担がかかるハードな仕事は避けましょう。

▼40代女性の転職ポイント
◆役職がつく募集と役職のない募集では報酬に大きな差が生まれる
◆自分のスキルにプラスαの強みを見つけ、武器にする
◆健康第一!体に無理のない仕事を選ぶ

onayami-soudan

少し前に話題になった80歳からプログラミングをはじめてアプリを開発したおばあちゃんのように、年齢に縛られることなく何歳になっても「やってみたいことに挑戦する」という姿勢でいたいですよね。

なかなかできることではないですけどね!
年齢で諦めたくない。

陽子さんも焦らず、自分の強みを活かして働きながらの転職活動に挑んでみてください。

くよくよRoomは陽子さんの転職を応援しています!