はじめまして。
幼稚園の息子がいる主婦です。
息子が幼稚園に行っている間にパートに出ようと考えています。
育児や家事の負担にならない仕事を探したいのですが……。
街に置いてある無料求人誌を見たり、主婦のパートで求人情報を検索したりしていますが、どのような仕事を選ぶべきなのか分かず、決めかねています。
専業主婦の皆さんはどのようにパートを探していて、どのように仕事を選ばれているのでしょうか。
また、パートを探す上での注意点などがあれば教えて欲しいです。
（相談者：TOKO）
TOKOさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます！
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
息子さんが幼稚園に行っている間だけ働くということは「時短勤務」をご希望ですね。
今は、求人誌やネットの求人サイトなどたくさんの情報が溢れており、その中から自分に最適な仕事をどのように選択すればよいのか迷ってしまいますよね。
主婦の方が仕事を探す際に抑えておきたいポイントを同僚のエピソードを交えてご紹介します。
隙間時間に働きたい主婦＝パートという概念を捨てる
TOKOさんは「パートで仕事を探している」とおっしゃっていました。
◆主婦が昼間に時短勤務できる仕事＝パート
◆学生やフリーターの仕事＝アルバイト
上記のような固定概念があるため、どうしても「主婦＝パート」で仕事を探してしまいます。TOKOさんには、アルバイトや派遣社員という選択肢もあることをお伝えしておきたいです。
特に派遣社員は「週3日出勤・時短勤務OK」など、6時間未満のパートタイムの求人案件を多く取り揃えているのでおすすめですよ！
パートの求人検索だけでなく、派遣会社に登録をして担当営業から自分の条件に合った仕事を紹介してもらう方法もあります。
派遣の大きなメリットとして「金曜日は休みたい」などの要望や、働くにあたっての不安点などに関しても、自身に代わって先方に確認を取り、双方の希望をすり合わせてくれるので、忙しい主婦の強い味方になります。
主婦のパート選び！重要視したい5つのこと
1. 幼稚園や自宅から近い勤務地
勤務地が遠く通勤時間が長いと、幼稚園のお迎えが大変になるだけでなく、仕事後の育児や家事にも負担がかかります。そして体も心も疲れやすくなることが予想されます。
幼稚園や自宅から近い勤務地を選択することが第一条件なのではないでしょうか。
これは極端な話ですが……
私の同僚(主婦)は会社から家が近いため、お昼休みには一旦家に帰宅し、ランチ・家事などを済ませてお昼休憩時間内に戻ってきます。
「時間の使い方がうまいなぁ。ランチ代も節約できそうだし。」と羨ましく思っています。
2. 早退や突発の休みを考慮してくれるか
「子供が高熱を出した。欠勤して病院に連れて行かなくては」
「保育園から「熱があるようだから迎えに来てほしい」という連絡が入った」
このように急な早退、突発の休みを想定し、柔軟な対応をしている会社であるかの見極めは大切です。
例えば、朝ひとりで開店業務を行わなければならないショップなどに勤めるのは難しいでしょう。
また、保護者会参加のための早退や、親子遠足・運動会などイベントのために事前申請で休むことは可能かなど、シフト調整に関しても確認が必要です。
3. スキルを活かせる仕事
TOKOさんは前職はどんな仕事に就かれていましたか？
自身のスキルを活かせる仕事に就くのもまた一つの選択です。
ブランクがあることを心配される方が多いですが「ブランクOK！ご相談ください」という会社も多くあります。
時短勤務により本格的に取り組めなくても、近しい仕事でスキルを発揮できれば「感覚を取り戻す」完全に職場復帰する時までのいい準備運動になるのではないでしょうか。
4. 未経験歓迎！新しい分野・興味のある分野へ挑戦
「事務職経験しかないけど、これを機にカフェで働いてみようかな」
「これまで接客業オンリーだったけど、データ入力の仕事に挑戦してみようかな」
未経験歓迎の求人案件はたくさんあります。
これを機に新しいチャレンジをしてみてもよいでしょう。
合わなければ辞めればいいですし、パートタイム・アルバイトがきっかけでその道を極める人もいます。(ラーメンのバイトからラーメン屋を開業、花屋のバイトから国家資格フラワー装飾技能士の資格を取得した……など。)
5. 自身の健康面・体力面とよく相談する
自分の体と相談しつつ、無理のない業務内容を選択することが重要です。
歳を重ねると体力がなくなるだけでなく、持病ともうまく付き合っていかなくてはなりません。
20代学生の頃のように「稼げるから」という理由だけで、肉体労働などの仕事を選んでしまえば、体を壊してしまう可能性があります。
家族のためにも自分のためにも健康第一！無理なく働ける仕事を選択しましょう。
私が出会った主婦パートさんのエピソード
私はこれまでたくさんの「仕事と育児を両立している主婦」の皆さんと一緒に働いてきました。その中でもおもしろい仕事の選び方をしている主婦AさんBさんのエピソードをご紹介します。
とにかく車通勤OKの職場にこだわっていた主婦Aさん
広い駐車場が完備されている大きな会社であるにも関わらず、車通勤NGの会社が増えています。
以前、一緒に働いていた主婦Aさんは「職種とか業種はなんでもいいから、とにかく車通勤できるところでないと嫌だ」というこだわりを持って仕事を選んでいました。
電車・バス通勤、駅から会社までの徒歩が彼女にとっては苦痛であり面倒なのだそう。
車であれば、仕事帰りの重い荷物になる食料品・日用品の買い物も楽々、子供もひょいっとピックアップできるとのこと。
派遣社員のAさんは契約満了で次の仕事を決める際「勤務時間6時間以内。車通勤OKのところ。」という条件を担当営業に伝え、これまで色々な仕事に就いてきたそうです。
大手企業、駅近などにこだわりを持たなければ、条件を満たす中小企業はたくさんあるとおっしゃっていました。
コミュ力が高く、チャレンジ精神旺盛なAさんだからこそできる選択だとは思いますが、自分のライフスタイルを軸にして譲れない条件を貫くAさんに感心したのでした。
パンが大好きだから！パン屋さんで働くことを選択した主婦Bさん
これは私の友人の話です。(以下Bさん)
Bさんは事務職に就いていましたが、結婚後に退職。
育児に追われながらも「パン作りにハマっている！」とパンについてよく語っていました。
子供が幼稚園に行っている時間に、パン屋さんでアルバイトをはじめたそうです。
「お店は近所だし、パンが大好きだし。今は勤務時間が短いから販売業務だけだけど、時間に余裕ができたら製造もしたい！新商品の試食もできて勉強になるんだ。」とイキイキ楽しそうに仕事の話をしているBさんがとても印象的でした。
隙間時間のアルバイト経験が、人生を豊かにしたり、スキルアップに繋がるんだと感じたエピソードです。
TOKOさん、まずは「パートの求人」だけにとらわれず「家近」「時短勤務」「興味分野」など譲れない条件を整理して広い視野で探してみてください。
仕事をはじめることに悩んだら、プロである派遣の営業担当に相談するのも一つの手です。
家事と育児だけでも大変なのに、仕事もしようと挑戦するTOKOさんをくよくよRoomは全力で応援しています！
