「入社一年未満。会社に行きたくなくて転職を考えています」

仕事は上手くいかないことの方が多い

まずはじめにベリーさんに知っておいてもらいたいことが、『仕事は上手くいかないことの方が多い』ということです。
入社一年目でつまづくことなく、スマートに働いている人なんて殆どいないと思いますよ！
一旦『辞めたい』気持ちを落ち着かせて、仕事の何が上手くいかなくて悩んでいるのか、会社の先輩に相談できないのか、それは会社を辞めないと解決出来ないことなのか考えてみましょう。
会社に対しての不満点、自身の課題点等をひとつひとつ整理することで、『今の会社で、もう少し頑張ってみよう』と前向きになれるような解決の糸口が見つかるかもしれません。
会社を辞めることは簡単ですが、自分に立ちはだかった壁をよじ登ってみることで『困難な問題を解決するスキル』が身についていくのだと思います。

また、現在の会社でやりたいことある、目標があるという場合には、簡単に辞めてしまったら勿体無いです。やりたいこと、成し得たいことには困難が付きものです。私自身、会社を辞めて落ち着いた頃に『もっと自分がこういう風に動けていたら、うまくいっていたかもしれない』など、後悔することもありました。
ベリーさんには、このような後悔をしてもらいたくないので、問題解決する方法だけでも考えてみてください。

『自分の勘を信じて』無理をしない

前項では、『仕事が上手くいかない問題点を考えてみる』ということをお伝えしました。
考えても解決出来そうにない、とにかく会社が嫌だという場合には、無理をせずに転職しても良いと思います。
私の経験上、『この会社はヤバイな……（明らかにブラック企業）』『会社の打ち出すサービスにどうしても共感出来ない』『毎日の業務が自分には不向き』といったような危険回避の思考や自身の勘のようなものは、案外当たっているように思うんです。
世の中には様々な会社がたくさん存在します。会社はいつでも辞められるという気持ちを持っておきましょう。
嫌な現状にずっと縛られて辛い毎日を送ることは、心身共に良いはずありません。

入社一年未満で辞めるデメリット

退職・転職活動を円滑にするためにも、入社一年未満で辞めるデメリットもお伝えしておかなければなりません。
まず、転職活動時の企業面接の際、入社一年未満で退職した理由は問われます。退職理由によっては『嫌なことがあるとすぐ辞めるのか』『入社一年未満のスキルはスキルと呼ばない』などと判断され、不利に働くことがあります。『希望を実現するため』『チャレンジしたい』等、前向きな退職理由が必要です。
また、会社を早く辞めるということは、会社の成長や成果を成し遂げた時の達成感等は経験することは出来ません。私は、長年切磋琢磨してきた同僚とは今でも交流があり、この出会いは『財産』だと思っています。これらの経験を含め、入社一年未満で辞めてしまっていたら『感じることが出来ない』ことだと考えています。（まぁ、感じる価値のない会社もありますが……）

勤めながら転職活動をする

『このまま会社に居続けるのも嫌』『転職が成功するのかも分からず将来が不安』というベリーさんに最良な方法があります。
それは、今の会社に勤めながら『転職活動』をすることです。

退職後、転職活動が困難だった場合は『お金の心配』が出てきます。勤めながらの転職活動期間は、当然ながらお給料が出ますので、生活費に困ることはありません。焦らずじっくり転職先を検討することが出来ます。また面接が長期間に渡るスケジュールの企業にも、気兼ねなくチャレンジ出来ることも大きなメリットのひとつです。

ベリーさんは入社一年未満という社歴を心配されていましたね。仕事を辞めずに転職活動を行うことで、面接時に必ず問われる失業期間がなく、転職活動期間もキャリアを積むことが出来ます。勤めながらの転職活動はとても根気が要ることですが、面接日時を退社時間後に合わせてくれる協力的な企業が増えています。転職サイト 等を上手に利用して、無理のないスケジュールで転職活動開始してみてはいかがでしょうか。