初めまして。アルバイトについての相談です。私は飲食店でアルバイトを始めて一週間しかたっていないのですが、もうやめたいと思っています。
私は大学三年生なのですが人生で初めてのアルバイトであこがれからあるカフェでバイトをさせてもらっていますが、思っていた仕事と違い、自分には合わないなと思っています。
加えて、私は将来教育関係の仕事に就きたいので、どちらにせよきつい思いをするのなら塾の講師のアルバイトをして、将来の役に立つことをしたいと思い始めました。なので、今のバイトをやめて塾の講師のバイトを始めたいのです。
このような時、どのようにして今のバイト先に自分の意思を伝えたら良いのでしょうか。採用してくださった今のバイト先には本当に申し訳ないのですが、できるだけ円満にやめる方法を教えていただけないでしょうか。
(相談者:おはる)
おはるさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
連絡もせずに辞めてしまう学生アルバイトがいる中で、『採用してくれたバイト先に申し訳ない』『できるだけ円満にやめる方法を模索している』というおはるさんの姿勢は素晴らしいです。
私も学生時代アルバイトを3日で辞めた過去があります。(全然自慢にならないことですが……)
そんな私の過去の経験と、今まで社会人経験を重ねてきた視点で、なるべく穏やかな結果になるような方法をアドバイスをしたいと思います。
自分に合わないアルバイトは辞めてもよい
アルバイトとして採用されて働きはじめると、『仕事的にも雰囲気的にも続けられそうだ』とか『この会社は早めに辞めた方がいいな』など自分なりに判断しますよね。
アルバイトをはじめてすぐに辞めたくなる要因は、以下のようなことではないでしょうか。
- 職場の雰囲気や人間関係が陰湿で耐えられない
- 自分には合わない業務だった
- 精神的に辛い
- 想像より体力が追いつかなかった
- ブラック企業だった
- やりたいことが見つかった
アルバイトを辞めることに罪悪感を感じ、やってみたいことを我慢しながら合わない仕事を続けることは心身共に不健康ですし、貴重な時間がもったいないです。
おはるさんが『自分には合わないな』と感じた自身の直感を大切にしてほしいです。
アルバイトを採用する企業側も、長期間頑張って働いてくれる人もいれば、すぐに辞めていく人もいるということを承知の上で採用しています。しかし、正社員でもアルバイトでも、採用されてすぐに自己都合で辞めることは会社に迷惑がかかることをしっかり自覚しましょう。
アルバイトが急に辞めてしまうと……
アルバイトが短期間で辞めてしまうことで、お店は以下の対応に追われます。
- 人員確保・シフトの再調整
- 求人募集の広告を出すのにコストがかかる
- 面接や研修を再度行わなくてはならないので時間もコストもとられる
『採用されてすぐに辞める』イコール『迷惑をかけてしまう』を念頭に、自己都合で辞めるのですから円満で辞めることは難しいという覚悟も必要です。
ある程度怒られたり、嫌味を言われたり、『困るよぉ』と呆れられたりすることは止むを得ません。
そのように考えると余計に、店長に辞める意志を切り出すことに勇気がいりますし、お店が忙しかったり人員が不足している状況ですとより言い出しづらいと思います。しかし、相談文中にあった『採用してくださった今のバイト先には本当に申し訳ない』というおはるさんの感謝と謝罪の気持ちしっかりもって、辞意を伝えましょう。
短期間でバイトを辞めたい!辞意の伝え方
おはるさんの場合、アルバイト先の店長に『ご相談したいことがあります。お時間をいただけないでしょうか。』と口頭で伝えます。
- 店長がお店にいる日、時間帯を確認しておく
- 忙しい時間帯を避ける
- 辞意は1日でも早くを伝える
その際、退職理由を退職希望日を明確に伝えられるようにしておきましょう。
短期間で辞める際の退職理由
アルバイトに採用されて1週間。
辞意を伝えられた店長が1番気になるのが辞めたい理由です。
おはるさんの『将来教育関係の仕事に就きたいと考えているので、将来のためにも塾の講師のアルバイトを経験しておきたい思いが強まった』という志は立派ですが、アルバイトとして約半年~1年くらい勤めた時に『次のステップでも頑張れ』と受け入れてもらえる理由だと考えます。
今回は、別のアルバイトに挑戦したいことは伏せておくことが賢明です。
また、『思っていた仕事と違い、自分には合わない』という率直な感想やお店への不満等を伝えることも控えておきましょう。
全てはなるべく円満に辞めるためです。
『アルバイトをはじめてたった1週間で塾の講師のアルバイトがしたいなんて、面接時の憧れのカフェで働きたいという熱意は何だったのか。』
『問題点は改善するように努めるから、次のアルバイトが決まるまで留まってくれないか。』
このような不信感や引き止めをなるべく起こさないための理由を考えました。
◆体調不良
『体調不良のため、カフェで働く体力を失い、安静を余儀なくされました。』
◆学業に専念
『学業が予定していたよりも忙しくなり、両立が難しくなってしまいました。』
◆家庭の事情
『家族が体調を崩し、看病のためシフトに入ることが難しくなりました。』
体調不良の場合、病名や症状について聞かれるかもしれないので注意が必要です。
『学業に専念』『家庭の事情』のどちらかであれば、『それは仕方ないね。』という感じで穏やかにおさまる可能性が高いです。
私が3日で合わないと感じたアルバイトを辞める際は、『貧血の症状がひどく勤めることが難しくなってしまいました。』と伝え、『症状が落ち着いたら来れる?』という交渉に対し、『申し訳ありません。』と謝罪をしたところ、あっさりと了承してもらえました。
嘘をついたことは罪悪感でいっぱいでしたが、あの時辞めたおかげで2年半続けたアルバイトを経験することができましたし、後悔はありません。
おはるさん、辞意を伝える覚悟はできましたか?
少しでも背中を押せるアドバイスであればよいのですが。
おはるさんのケースとは少し異なるのですが、1週間でアルバイトを辞めたいというお悩み相談がありましたので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
塾の講師のアルバイトに就ける日を願って!
くよくよRoomは、おはるさんの夢を応援しています!