woman

はじめまして。社会人の方が投稿しているのがほとんどだと思うのですが、私はバイトです。
先日IT系の事務バイトに受かり、働いて今1週間くらいなのですがすでに辞めたいなと思っています。
理由は自分が思い描いていた華やかな仕事ではなく完全な単純作業だったためです。やっていて気が狂いそうです。
実は初めてのバイトなのでよく分からないのですが、辞めたいというのは誰に伝えたら良いのでしょうか。また気を付けなくてはいけない点などがあれば教えて下さい。
こんな質問ですいません・・・
(質問者:トマト)

onayami-soudan

トマトさん、はじめまして!
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

初めてのアルバイトで『気が狂いそう』とは何とも心配な状況ですね。入社してすぐに辞意と伝えることは、とても勇気がいることです。
以下でお伝えする『3つのこと』を留意し、辞意を伝える事前準備をしっかり行いましょう。

アルバイトを辞める!気をつけたい3つのこと

アルバイトを辞めるにあたって、どのようなことに気をつけながら、辞意を伝えればよいのかをまとめました。

まず誰に伝えるべきか

『アルバイトを辞めたい』という辞意を、一番はじめに伝えるべき人は『一緒に仕事をしている中で一番偉い人』です。

  • ショップ・飲食店 ⇒ 店長
  • 大型スーパー・百貨店 ⇒ 所属売り場のマネージャー など
  • オフィスワーク ⇒ 部長・課長・係長 など

トマトさんの場合は、IT系の事務ということでしたので、自分が所属しているところの部長、もしくは課長・係長に伝えます。

上司より先に同僚へ『実はバイト辞めようと思っていて……』と打ち明けてしまいがちですが、このことが間接的に上司に伝わってしまわないよう注意が必要です。
そのようなことはすぐ社内で噂になりますし、そのことが上司へに伝えわれば心象も悪くなります。

伝えるタイミング

アルバイトを辞める場合、退職希望日の『1ヵ月前までに申告する』と定めている会社が多いです。私のアルバイト経験を振り返ってみても、『1ヵ月前までに』というところが多かったのですが、会社の就業規則を確認して『決断したら早めに』伝えるようにしましょう。

繁盛している飲食店などは特にそうですが、1ヵ月前に翌月のシフトが決まってしまって、急には変更できないという場合もあります。
トマトさんが行っている単純作業も、ひょっとしたらリリース間近の大きなプロジェクトに必要なデータ精査で、今の時期に人材が欠けるのは痛手という状況かもしれません。

また、IT系の事務などある程度のスキルが必要とされる仕事の場合、次の人を採用するまでに時間がかかる可能性もあります。
だからといって、『アルバイトを辞めることができない』というわけではありませんが、なるべく会社にも配慮して伝えるタイミングを図りましょう。

辞意の伝え方

『フレンドリーな上司だから』『所詮、バイトだから』というような理由で、退職の意向をメールやLINE等を利用して報告することはビジネスマナー上、NGです。
上司がバタついている日や、アルバイト先の忙しい時間帯は避けて、『ご相談したいことがあります。お時間をいただけないでしょうか。』と口頭で伝えます。
上司に時間を取ってもらえたら、退職理由を伝え、退職希望日や引継ぎ等の相談をしっかり行います。

悩む!退職理由

辞意を伝える際に一番緊張が走るのが『退職理由』だと思います。
トマトさんがアルバイトを辞めたい理由は『自分が思い描いていた華やかな仕事ではなく、完全な単純作業で、やっていてい気が狂いそう』ということでしたね。

しかし、辞意を伝える時に『単純作業が辛い』など仕事への不満を伝えることは避けましょう。理由は2つあります。

  • 『単純作業量の割合を減らせば留まってくれるか』というような引き止め交渉がはじまる (それで『業務内容が改善されるなら留まりたい』という気持ちがあるなら吉ですが!)
  • 急に自己都合で辞めたいと言った挙句、仕事に関する不満を挙げることで『多大な迷惑をかけて申し訳ない』という姿勢が伺えない

短期間で辞める際の退職理由

では『正直な理由』が言えない場合、どのような退職理由が適切でしょうか。
トマトさんは入社してまだ一週間ですので、急でやむを得ない事情で辞めることを了承してもらわなくてはなりません。『家庭の事情』か『体調不良』を理由にするのが良いと思います。

自分を採用してくれた会社や、今まで時間を割いて教えてくれた方々への『感謝の気持ち』もきちんと伝えることが大切です。

継続の先に見える世界もある

実は、私もIT系でのアルバイト経験があります。
トマトさんと同じ、はじめの頃は単純作業に追われる日々にげんなりして、何度も辞めたくなりましたが、結局約2年間勤めました。

どうして踏ん張れたのか、思い返してみると単純作業をただこなすだけでなく、目的・目標を持って取り組むことを楽しめたからだと思います。単純作業の目的を理解した上で作業するのと、何のためにやっているのか分からないで作業するのとでは、モチベーションの上でも大きな差がうまれます。また、単純作業が辛いからこそ『簡略化・効率化できる方法がないか』を模索していたんです。

それを施すことによって、いつもの作業より時短できたりすることがやりがいになりました。
社員の方はそれらの工夫を評価してくださって、単純作業だけでなく別のお仕事も任せてくれるようになり、そのことはとても嬉しくて鮮明に覚えています。

あの時の経験は、今の仕事に確実に活かされており、経験してよかったことのひとつになっています。根性論は好きではありませんが、アルバイトを辞めずに単純作業を続けたことによってみえる世界もあるということをトマトさんにお伝えしておきたかったんです。

onayami-soudan

後半はテーマに反して『アルバイトを辞めずに継続するメリット』について長々と語ってしまいましたが……今トマトさんがもっている『単純作業は気が狂う』という感覚や『もう辞めたい』という気持ち、『ここじゃない』という直感のようなものは大切にしてもらいたいです。

人には向き不向きがありますし、嫌悪感を抱きながら無理に継続することはおすすめできません。辞める前に、単純作業とは異なるオフィスワークの求人を探してみると更に視野が広がるかもしれません。

くよくよRoomはトマトさんを応援しています!!