woman

今年の春から高校二年になります。

初めてのバイトで神社の巫女のバイトを始めたのですが、一日目でやめたいと思ってしまいました。
理由としては仕事場の雰囲気がとても合わないのと覚えることや気をつけることが多すぎたり、仕事内容がきつく、本当にやっていけるのかと不安になり、精神的にも辛くなってしまいました。もう3回シフトが入ってるのでそれまでは頑張ろうと思っています。

また、私は短大に行きたいのですが、家はそんなに裕福ではなく家計に余裕が有る訳でもないので学費は申し訳無いが出せないと言われ、今からバイトして、少しでも大学に行く費用の足しになればと思い、もう少し時給の良いバイトにしようかと思っています。

はじめは安くても続けようと思いました。しかし、神社は想像以上にきつく、重労働で昼休みもろくになく拘束時間が長い。慣れてないだけかもしれませんが、辛いです。
やめるなら早いうちにやめたほうが良いと思っているのですが、実はバイト初日に道に迷って遅刻してしまいました。焦ってパニックになってしまって連絡を入れ忘れてしまい、なんとか神社についたときは五分遅刻していました。

巫女の先輩や責任者に直接すぐに何回も謝りましたが、呆られつつも注意されて終わりました。その後もメールで謝りました。
初日に遅刻した挙げ句、四回ちょっとでやめたいというのは無責任すぎますかね。
(相談者:あや)

onayami-soudan

あやさん、はじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

高校1年生の時から将来を見据えて短大費用の準備をしようとアルバイトに奮闘するあやさんは本当に立派です!
感心してしまいました。
あやさんの「短大に行きたい」という目標を応援したいです!


「無責任」を自覚して辞めればいい


▼あやさんが一番気掛かりなこと
「初日に遅刻した挙げ句、四回ちょっとでやめたいというのは無責任すぎますかね。」

結論から言うと、雇い主は「困ったな」「やれやれ」と思います。
だからといって、そう思われないように嫌々アルバイトを続ける必要はないです。
自分の都合ですぐに辞めてしまう場合には、ある程度怒られたり嫌な顔をされる覚悟を持たなければなりません。

アルバイト採用にはコストがかかります。求人掲載料や面接対応、研修時間などです。
時間と費用をかけてきた結果が振り出しに戻ることは、雇い主側にとって腹立たしいことです。
急に辞めてしまうことは迷惑をかけること、無責任であることをしっかり自覚し、責任者や先輩に怒られるのは当たり前という気持ちで辞意を伝えます。
採用してもらったことや丁寧に教えてもらったことへの感謝の気持ちとともに「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」というお詫びの姿勢を忘れないようにしましょう。

自分の直感は大切に

あやさんが「嫌だ」と感じたその直感を大切にしてほしいです。
なぜなら私も同じ経験があるからです。
「ここに長く居てもいいことがない」「雰囲気が合わない嫌だ」「違った」このように感じたアルバイトは3日で辞めています。(決して褒められたものではありませんが……)
そう感じないアルバイトは2年以上続きました。

あやさん同様、私も辞めるなら早く辞めた方がよいという考えです。
もちろん、3日目で辞めたい旨を伝えるのは緊張しますし、責任者には平謝りしました。

今振り返ってみてもやっぱり辞めてよかったなと思います。辞めたことを後悔したことはありません。嫌なところに長く居る必要はないと考えは今でも持ち続けています。
時給も業務内容も自身にとって有意義な時間を選択した方がよいからです。

「仕事の割に時給が安い」は続かない

あやさんは「仕事内容はきついのに時給が安い」という不満を抱えていますよね。
労働に対する対価に不満がある仕事は長続きしません。

仕事に関しては覚えることや気をつけることが多くても、徐々に慣れてできるようになります。
ただ、昼休みもろくにないような状況は、あまりよろしくない労働環境ですね。

Q 休憩時間は法律で決まっていますか?

A 労働基準法第34条で、労働時間が
6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない
、と定めています。

「神社の繁忙期はお昼休憩がずれ込むから」など、採用の際にきちんとした説明はなかったのでしょうか。

相談文には「少しでも大学に行く費用の足しになればと思い、もう少し時給の良いバイトにしようかと思っています。」とありました。
巫女のアルバイトをはじめる前から、短大費用の目標は定まっていたはずなのに、なぜ時給の安い巫女のアルバイトを選んだのでしょうか。
巫女さんのお仕事に興味があり一度働いてみたかったなどの理由があればいいのですが、目標からズレた選択をしてしまうともったいないです。

自分の中で譲れないアルバイトの条件を書き出してみてください。

例) 譲れないアルバイトの条件

  • 土日8時間勤務
  • 時給は●●●円以上
  • 家から●●分以内
  • やってみたい仕事
  • 将来の夢・やりたいことに近づける仕事
  • 労働環境が守られているところ

労働環境がよく分からなければ、大手企業のアルバイトを選択することをおすすめします。
例えば、求人情報に「学業とプライベートの両立可能」「高校生の応募可」と記述があるようなチェーン店や有名ショップなど。

譲れない条件を基にアルバイト求人を探すと同時に、良い点や苦労する点などもチェックしておくことが重要です。
「稼ぎたい!」という目標を掲げることはよいことですが、高時給に誘われてブラック企業で働いたり、体力的に無理をしすぎたり、自分のやりたくないことに流されないように注意しましょう。

反省は今後に活かせばいい

アルバイト初日に遅刻をしてしまった失敗は今後に活かしましょう!
いつまでも気にしていてもしょうがありません。
一人前の巫女にするため、遅刻やしきたりに反することなどに対して厳しく教育されるのではないか考えられます。

基本、どんなアルバイトの現場でも遅刻にはとても厳しいです。
単純に欠勤が多かったり遅刻をしてくるアルバイトは「問題児」「できないアルバイト」と評価されてしまうことが非常に多いです。
「シフト制・時給で働く」ということは、時間を守らなくてはならないということを覚えておいてください。

初日は、通勤はもちろん制服へ着替ることなども不慣れなので早め準備をして家を出ることを心掛けましょう。

私の高校時代のアルバイト経験談

合わないアルバイトは辞めてしまえばいいというお話をしてきましたが、ひとつだけ。

私は高校生時代の土日にデパートの屋上にある遊園地でアルバイトをしていました。
屋外だったため夏は暑く冬は寒く、開園の10時から閉園後の18時まで立ちっぱなし動きっぱなし。(休憩はしっかり取れていました)
ひまな輪投げコーナー担当になると1日が長く、天気が崩れれば雨の中乗り物にカバーをかけるなど重労働でした。(若いからできていたのかも)
注意事項も多くはじめは務まるか不安でしたが、先輩が丁寧にサポートしてくださったおかげでどんどんこなせるようになりました。
忙しく大変なこともありましたが、遊びに来た子供たちとのふれあいも楽しかったですし、アルバイトの仲間との出会いも今では大切な思い出です。

onayami-soudan

たかがアルバイトされどアルバイト!
今はまだ分からないかもしれませんが、高校時代のアルバイトはまさに青春そのものなんですよ!

あやさんも「目標のため+自分のため」貴重な時間を大切にアルバイトを選択してみてくださいね!