woman

はじめまして、いつも楽しく拝見しています。
私は社会人2年目で、付き合って3年の別の会社に勤めている彼氏がいます。

私としてはあと1年くらい仕事を頑張った後に結婚をして寿退社をし、仕事を早く辞めたいと思っています。
ところが同僚に将来の展望を聞いてみると思いのほか「結婚しても仕事は続けたい」という人が多く驚いています。
また彼氏に(ここまで露骨ではないものの)結婚したら仕事を辞めたいと軽く話したら「そういうのは逃げだし、ずるい」といわれました。
私のように結婚して早く仕事を辞めたいと考えるのはおかしいのでしょうか? あるいはずるいのでしょうか?
アドバイスをもらえると嬉しいです!
(相談者:ももこ)

onayami-soudan

ももこさん、はじめまして!
くよくよRoomをご覧いただき、ありがとうございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。
『1年くらい仕事を頑張った後に結婚をして寿退社したい』そんな風に思い描ける素敵なパートナーがいるももこさんが羨ましいなぁと思いました!
結論からいうと『結婚して早く仕事を辞めたいと考えること』は決しておかしいことではないですし、ずるいことでもありません。
相談文から察するに『結婚は仕事を辞める手段』とまではいきませんが、『早く仕事を辞めたい』という思いが先行して彼に伝わってしまっているのではないかと感じました。ももこさんが寿退社したい理由をもっとしっかり伝えることができたら、彼も『ずるい』なんて言葉は選ばないと思います。
『寿退社をすることはどういうことなのか』様々な角度からまとめてみました。

今の時代に寿退社は一般的なのか?

昭和初期、戦前や戦後直後の家庭が描かれた映画やドラマを観ていると、結婚後女性は家庭に入って育児をし、夫を支えているというシーンが多く見られます。結婚後も女性が活躍する情報をよく目にする昨今、寿退社は一般的なことと捉えられているのでしょうか。
内閣府がまとめたデータをみてみましょう。

Ⅰ 平成27年度 男女共同参画社会の形成の状況
特集 多様な働き方・暮らし方に向けて求められる変革
第 1 節 女性を取り巻く社会情勢
(子供ができてもずっと職業を続ける方がよいと考える人の増加)

女性の就労に関する意識の変化について平成4年と26年を比較すると,26年には「子供ができても,ずっと職業を続ける方がよい」と回答する者の割合が,「子供ができたら職業をやめ,大きくなったら再び職業をもつ方がよい」を逆転して上回り,女性が育児をしながら働くことに対する意識に変化が見られる。
※(I-特-11図)4ページ目

一方で,実際には出産等で離職を選択しているケースが多く見られ,女性の職業への思いと現実の行動との間のギャップが大きくなっていることがうかがえる。

第 3 章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
(共働き世帯の増加)

昭和55年以降,夫婦共に雇用者の共働き世帯は年々増加し,平成9年以降は共働き世帯数が男性雇用者と無業の妻から成る世帯数を上回っている。
※(I-3-1図)16ページ目

(性別役割分担意識の変化)

 「夫は外で働き,妻は家庭を守るべきである」という考え方(性別役割分担意識)に反対する者の割合(「反対」+「どちらかといえば反対」)は,男女とも長期的に増加傾向にある。※(Ⅰ-3-2図)17ページ目

 ※引用元:PDFでグラフを見ることができます。

調査結果から、以下のことが分かりました。

  • 共働き世帯が増加していること
  • 結婚後働く女性が増えていること
  • 『夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである』という考え方に反対する者の割合が増えていること
  • 『子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい』という考えを持つ者の割合が増えていること

これらの増加傾向は、女性の社会進出や離婚が増えたこと、夫の収入を生活費に妻の収入を貯金や旅費にするなど、それぞれの家庭事情があると思います。ももこさんの同僚に『結婚しても仕事は続けたい』という意見が多いのも、結婚後も育児休暇を取ってフレックスタイムやコアタイムを利用して職場復帰し、継続してキャリアを積みたいと考えている可能性もあります。
だからといって、寿退社は誤った選択で増加傾向に合わせた選択がよいということではありません。パートナーと話し合い、自分達に合ったライフスタイルを選択すればよいのです。

寿退社は『逃げ』なのか?

アルバイト時代、寿退社をする女性のことをおじ様たちが『結婚に逃げたな』という表現を用いて噂話をしていたのを耳にしたことがあります。『事情も知らないのに何とも短絡的なまとめ方だなぁ』と感じました。
『結婚に逃げる』というような表現は『働くのダルい~結婚して旦那の稼ぎで食べて楽したい~』という人には当てはまる表現だと思うんです。
しかし、以下のような考えに基づいた理由がある場合には『寿退社は逃げ』ではなく、自身の考えの基『寿退社を選択した』ということになるのではないでしょうか。

  • 専業主婦が夢であり、夫の希望でもあるから
  • 今の職場は忙しく心身共に辛いので、一旦仕事から離れようと思っている
  • 子供が幼い頃は側にいて愛情を注ぎたい、育児が落ち着いたら家庭に支障のないパートタイムで働こうと考えている

他人にどう思われようと『逃げた』のではなく『選択したんだ』と自分の考えに胸を張ってほしいです!個人的には、自分の人生は自由だし自分の判断は自己責任『逃げても』『選択しても』いいじゃないって思って生きています。

結婚して仕事辞めること=楽できること??

結婚して仕事を辞めることは『楽できること』と考えられがちですが、不安や苦労を感じる人もいます。ももこさんには、寿退社することのメリット・デメリット両側面を踏まえて、結婚後のことをじっくり考えてみてほしいです。

寿退社することのメリット

・寿退社なら、円満退社することができる
・妊娠・出産に備えられ、育児にも専念できる。妊娠中、辛いつわりに耐えながら出勤しなくてはならないということがない。
・多忙な夫のサポート、両親のケアなど、家族を守ることに尽力できる
・仕事と家庭の両立に疲れてきってしまうことがなく、習い事・趣味の時間を作ることができる
・専業主婦が嫌になったら、新しい仕事を探していつでも働くことはできる

寿退社することのデメリット

・共働きのほうがマイホーム貯蓄や年一回の海外旅行など、夢を叶えやすい
・自分の積み重ねてきたキャリアが止まる
・変化のない毎日に飽き、社会との繋がりが欲しくなる
・収入源が一つであるリスク、旦那さんが病気になって働けなくなったり、リストラにあった場合に収入がゼロになる

メリット・デメリットの捉え方も人それぞれです。
例えば、仕事を辞めることでキャリアが止まってしまっても、家庭に入ったことで新しいビジネスを思いついたり、やりたいことを見つけて起業する女性もいます。他者が考えるデメリットが自身にとってはメリットに転じることもあるわけです。
自身の価値観を大切にして、色々なことを『想定』してみることが大切かなと思います。『想定』していたことが大きくひっくり返る、それもまた人生なんですけどね!

onayami-soudan

今後、彼と結婚生活についての話が挙がった時には、ももこさんが寿退社を考えている理由について伝えてみてください。そして彼のビジョンもしっかり聞いた上で、2人にとって最良のライフスタイルを築けたらよいですよね。
くよくよRoomはももこさんの幸せを祈っています!