「週明けの月曜日。会社に行きたくありません……」

サザエさん症候群とブルーマンデー症候群とは

まずは、サザエさん症候群とブルーマンデー症候群について理解しておきましょう。

サザエさん症候群

土日が休日で月曜日から勤務がはじまる対象者が、サザエさんが放送される日曜日の夕方頃（放送時間18：30～）から就寝時にかけて「明日から仕事だ。また一週間がはじまる。」という憂鬱な気持ちや倦怠感に支配され、場合によっては体調不良も伴う症状のことを『サザエさん症候群』と表現されます。

ブルーマンデー症候群

日本では『サザエさん症候群』の方がよく使われますが、世界では月曜日の憂鬱を『ブルーマンデー』と称されています。月曜の朝、出勤しなければいけない現実が辛く、引きこもりのきっかけになることもあります。

いただいた相談文に、『憂鬱な気持ちが週明けの月曜日に最大になる』という記述がありましたので、マンデーみちおさんは『ブルーマンデー症候群』の傾向があります。日曜日から徐々に憂鬱な気持ちに傾いていて、月曜にとても辛くなってしまうんですね。

月曜日が憂鬱になる理由とは

では、どうして日曜日の夕方から月曜日に憂鬱な気持ちに陥るのでしょうか。自身の経験から、憂鬱な気持ちが押し寄せてくる原因を突き詰めると、以下のようなことが考えらました。

休日が充実していない

休みの日はゆっくり起床できることをいいことに、土曜日から夜更かしをし、日曜日の午前中が終わる頃に起きると、『何かをすることもなく、日曜日が終わってしまった＝休日が終わってしまう』という悲嘆な気持ちが生まれます。
また、友人や家族との時間を過ごすこともなく、休日に残務などの仕事をして過ごしてしまうと、体はもちろんのこと心が休まらず、月曜日からも延長してずっと仕事が続くことに疲弊します。

『新しい一週間をはじめる』準備不足

仕事が忙しく、自分に余裕がない時の休日には、よくこんな不安に襲われていました。

『月曜日からまた地獄の忙しさがはじまる、毎日残業するしかないな』
『躓いている問題点が解決されない、目標が達成できないどうしよう』
『課題についての勉強を休日に済ませておけば少しは楽だったのに、どうしても嫌で手がつけられない（仕事に関することへの拒否反応）』

このように日曜日に鬱々している間にも、休日の時間は刻々と過ぎていき、結局『仕事への準備』も『休日に好きなことをして楽しむこと』両方を逃す悪循環が起こります。
最終的に休日に何も達成できなかったことで、自己嫌悪に陥ったまま、月曜日を迎えるのです。

『月曜日の憂鬱』を解消する方法

そんな憂鬱な月曜日、ブルーマンデーを上手く乗り切るには、どのようにすればいいのでしょうか。私が実践して効果的だった方法を曜日別にご紹介します。

土曜日の過ごし方

土曜日は仕事を忘れて、徹底的に遊びます。

• 仕事に関することは一切しない
• 必ず外出し、体を動かす
• 家族や友人に会う
• 自分の趣味など、好きなことに没頭する
• 漫画や本、映画などを利用して多種多様な世界や人生を知る
• あまり夜更かしをしない

日曜日の過ごし方

午前中に『新しい一週間の準備』を済ましておくことがポイントです。

• 出勤日の起床時間からプラス2時間以内に起きるようにする
• 部屋を掃除する
• 一週間のスケジュール確認、業務の進捗を踏まえたスケジュールの再構築
• 課題や目標達成のための勉強、業務に関する情報収集等
• シャツのアイロンがけや靴を磨くなど、月曜日に来ていく洋服の準備をしておく
• 鞄の中に入れている持ち物の整頓、月曜日に持っていくものを揃えておく
• 午前中に準備が終わったら、午後はゆっくり自由に過ごす
• 夕食や入浴はいつもより早めに済ませ、夜もゆっくり過ごし早めに就寝する

月曜日の過ごし方

朝が辛い憂鬱な月曜日は、『大好きなモノ』で気分をアゲる工夫をします！

• 大好きなパンなど、わくわくする朝食をとる
• 月曜日はなるべく一番お気に入りのお洋服で出勤する
• 通勤時間、好きな音楽を聴く
• 月曜日のランチはいつもよりランクアップしたものを食べるなど、自分が楽しみになることを作る

上記のように、土曜日に思い切り遊び、日曜日の午前中に少しの準備を行っておくだけで、日曜日の夜にとても気持ちの余裕が生まれるんです。そして会社に行きたくない月曜日には、少しだけ自分がHAPPYになる要素を意識して盛り込むと、憂鬱な気持ちを薄めることができました！