woman

はじめまして。少し先の話ですが会社恒例の忘年会に行きたくありません。行きたくない理由は次の通りです。

  • 私はお酒が飲めません
  • タバコも吸わないのでタバコの煙がキツイです
  • 男性陣だけでやっている宴会芸のようなものがバカバカしいです

実際にこうした理由(特にお酒やタバコのような体質的な問題)で忘年会に行きたくない人はたくさんいると思うんですけども、世の中にはそれでも仕事だからといって我慢する人が多いのでしょうか? また私の行きたくない理由に対して有効な対処法があれば教えて下さい。
(相談者:リコピン)

onayami-soudan


リコピンさんはじめまして。
くよくよRoomにご相談いただき、ありがとございます!
くよくよRoomアドバイザーの律子です。

毎年恒例の忘年会が『お酒』『たばこ』『男性陣の宴会芸』によって憂鬱になってしまっているのですね。私は、リコピンさんが挙げている問題点はまったく気にならないタイプの人間です。(よく言えば、たくましい……のかな。)
しかし、振り返ってみればどの勤め先にも『忘年会が苦手で行きたくない』という人は存在しました。圧倒的に女性が多かったですが、男性でも参加を見送る人は少なくなかったように思います。そんな私の同僚たちがどのように忘年会を切り抜けていたか、ご紹介したいと思います。

忘年会の参加・不参加の割合

では、忘年会には参加しない・行きたくないという人はどれくらいいるのでしょうか。

『忘年会に関する意識調査』
アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所は、2015年11月11日(水)~11月17日(火)にインターネットで、「忘年会」に関する意識調査を実施し、1,070人の有効回答を得ました。

今年の忘年会の参加意向を聞いたところ、「(忘年会に)参加予定がある」と回答した人は44.5%。さらに、「まだ決めていない」という声も35.0%を数え、全体の8割近くの人びとが「忘年会への参加意向がある」ことが明らかとなりました。

過去6年間に実施した同調査によると(2009年⇒80.9%、2010年⇒82.6%、2011年⇒82.5%、2012年⇒82.2%、2013年⇒82.9%、2014年⇒83.3%)、ここ数年は毎年8割を超える参加意向となっていましたが、今年(2015年⇒79.5%)は例年に比べてやや意向が減少しています。

この調査では、はっきりと『参加しない』と決めている人は20.5%という結果が出てきます。忘年会へ『参加意向がある』8割近い人の中には、『行きたくはないが、仕方がないから参加する』という人が結構いるんではないかなぁと推測します。

忘年会での『お酒』『たばこ』回避法

どうしても忘年会に参加しなくてはならない場合は、『自分の身は自分で守る!』をモットーに『お酒』『たばこ』を回避する方法を心得ておきましょう。

お酒が飲めない場合

お酒が飲めないことを周囲にはっきりと伝えましょう。注文の際によくある『とりあえずビール』という空気は無視して構いません。『ビール以外を頼む人ー!』と声をかけ、飲めない人も萎縮せずアルコールフリーを楽しみましょう。今の時代、お酒が飲めない人に対して、無理にお酒をすすめる上司・先輩はいないでしょう。万が一そのような強要をされたら、その場の空気に流されることなく断固拒否しましょう。

お酒に弱くて飲むことを控えていた同僚曰く、お酒が飲めない人は、宴会の時間がものすごく長く感じるんだそうです。そういう時は、普段真面目な人の酔っぱらって愉快になっている姿を観察したり、飲まない人やお酒が強い人とじっくり話をしながらがっつりと食べていると言っていました。このように、個々で飲めない人なりの楽しみ方を見つければ、忘年会だけでなく、宴会時に応用できそうですね。

  • アルコールフリードリンクを楽しむ
  • 飲めない分、しっかり食べる!
  • 飲まない人やお酒が強い人とじっくり話をする

たばこの煙が嫌な場合

忘年会の規模が、会社全体・部署ごとなど、規模が大きくなればなるほど、禁煙・分煙の居酒屋をセレクトすることは難しくなります。
私の身近な嫌煙者は、たばこの煙が本当にだめで、居酒屋に行きません。ちょっとした飲み会や忘年会・新年会にも、喫煙OKの居酒屋が会場の場合には参加しない徹底ぶりです。そんな彼女が不意打ちで喫煙者と同席することになった場合、以下のような手段で煙を回避していました。

  • 席の移動し、喫煙者から離れる
  • 空調の風下を避ける
  • 電話の着信等で外の空気を吸いに行く(友人へのメール等、所用を済まして戻る)
  • 『別の忘年会にも顔を出さないといけない』と途中で退席する

少人数の忘年会の席では、なかなか実践するのは難しいものもありますが、少しでもたばこの煙を避けるには有効な手段です。

『宴会芸』の見る角度を変える?!

リコピンさんからいただいた相談文には、『男性陣だけでやっている宴会芸のようなものがバカバカしい』とありました。確かに、ちっとも笑えない一発芸や下品なネタは反応に困りますし、見ている方も辛くなりますよね。
彼らも酔っぱらっていますし、宴会芸のプロではありませんから『芸』として見ないことが一番です。私は宴会芸を通して、会社の同僚たちがどのようなスタンスで挑んでいるのかを見ています。
真剣に取り組む人、モジモジしてやらない人、普段喋る声は小さいけど歌声は大きくてうまい人、笑わせて満足している先輩、先輩をよいしょして精一杯盛り上げる後輩、それらを見守る上司など、宴会芸から垣間見る人間模様は興味深いですし、新たな発見もあります。
また、自分が『宴会芸』をしなくてはならない立場だったらどうだろうと想像してみると『きっともっとひどいことになるんだろうなぁ。こんなことする勇気ないなぁ。』と痛感し、一生懸命やっている人に対して拍手を送りたくなって、あまりバカバカしいとは思わなくなりますよ!

マジックの披露なんかは、本当に純粋に楽しめますし、同僚の特技や練習の成果に感動するんですけどね。
見る・感じる視点を変えてみることで、リコピンさんにとって憂鬱な時間も少しだけ楽しい時間にできるかもしれません。

忘年会を断る方法

どうしても忘年会に行きたくないという場合には、無理して参加する必要はないと思います。忘年会に参加している人は、不参加の理由さえ把握していれば、あとは気にしていないものです。参加しないための言い訳・断り方を用意しておきましょう。

体調不良

『体調不良』を理由にすることをおすすめします。忘年会の当日に『体調が悪い』という人に出席することを強要する人いませんし、一番自然な断り方です。当日・忘年会の翌日は、マスクを着用して静かに過ごしましょう。

別の用事がある

私の同僚の中には、先約がある、外せない用事があることを理由に欠席している人も多いです。『体調不良』の次に自然な断り方だと思います。もし、行きたくない忘年会が仕事納めの日に行われるのなら、『夜の便で田舎に帰るので』という言い訳も有効です。

身内の不幸は使わないほうがいい

忘年会を欠席する理由に『身内の不幸』を使うのは避けましょう。喪中のため、新年の挨拶ができないなど嘘がこじれてややこしくなります。

onayami-soudan

忘年会は毎年の恒例行事ですよね。毎回参加を断るのも骨が折れます。リコピンさんには、体質的な点は無理をせずにもっと気楽な気持ちで参加してもらいたいです。リコピンさんの忘年会が、昨年の忘年会よりも素敵な一年の締めくくりになる、よい宴会になりますように!